

この記事を読んでわかること
- Otherwiseを理解するメリット
- Otherwiseの意味・使い方・イメージ・例文
この記事を書いた人
今年で外資系歴9年目になる、日本生まれ日本育ちの日本人です。独学でここまできた経験を、日本人英語学習者のために共有しています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。
Otherwiseを理解するメリット
“Otherwiseを理解するメリット”
- Otherwiseはガチのリマインド時の武器になる。
- 返信しないとどうなるか、具体的被害を伝えて、プレッシャーをかけ、相手の行動を促す。
外資系9年目になる私にとって、otherwiseはガチのリマインド時に使う武器です。
例えば、相手が忙しいのか、何回かリマインドしてもなかなか返信がないときに、最終手段として使います。
要は、おどし、プレッシャーをかけるのに、otherwiseが使えるわけです。
「いついつまでに、それをやれよ。じゃないと●●という被害が出て、オマエの責任になるぞ」
一応ビジネスの場ですから、言葉づかいは、敬語=ビジネス英語で、礼儀正しく言いますが、言ってることは、上記の通りのおどしです。
私たちは相手の保護者ではないので、なんでもかんでも面倒は見切れません。
お互いの役割分担を、責任を持ってしっかりこなすのみ。
こちらはちゃんとリマインド出した。あとはそっちの責任。That’s allです。
Otherwiseの使い方
Otherwiseの意味
“Otherwiseの意味”
- 副詞:さもなければ、そうしないと、そうでなければ
- 副詞:違った風に
- 副詞:その他の点では
- 形容詞:異なって
Otherwiseの意味を調べると、上記のような説明をよく見かけると思います。
でも、学生時代の私は、正直、よくわかりませんでした。
でも、外資系の現場でotherwiseが使われているのを見て、今までのもやもやがスッキリ。
この記事では、そのスッキリをお伝えできればと思っています。
私からのおすすめは、いったん、上記の日本語訳を忘れること。
日本語で考えるから、ややこしくなる。
otherwiseはotherwise。
英語は英語のまま、英語脳で考える。
その方法は、otherwiseのイメージをつかむことです。
Otherwiseのイメージ
“Otherwiseのイメージ”
- 違う方向。
- 語源:other + wise (ways)
Otherwiseのイメージを一言にするなら「違う方向」です。
語源まで遡ると other + wise (ways) とのことで、こう考えれば、このイメージもしっくり。
このイメージさえつかんでいれば、あとは分脈に合わせて、自然に意味が理解できるようになります。
英語は日本語で考えない。
英語は英語で考える、英語脳で行きましょう。
Otherwiseとセミコロン
文法的には「; otherwise」とセミコロンと併用するのが正しいみたいですが、「, otherwise」カンマとの併用でも問題なく通じます。
外資系9年の経験上、セミコロンの用法を正しく理解して使ってる人なんて、私も含め、ほとんどいません(笑)
仮に本人が知ってても、相手は知らない可能性大。
契約書に関わる人とかでない限り、誰もそんなところ気にしていない。
セミコロン( ; )でも、カンマ( , )でも、実際はどっちでもいい。
それよりも前後の文脈の方が100万倍重要だし、私も含め、みんなそっちしか見てません。
細かいことにとらわれて混乱するデメリットより、文法的厳密性を無視することで得られるわかりやすさ=英語力アップのメリットが上回る、と私は考えます。
Otherwiseの例文
副詞のOtherwise:さもなければ、そうしないと、そうでなければ
“例文”
- 英文:We need your approval WITHIN TODAY; otherwise we will not be able to meet the submission deadline of XXX, and the next submission will have to be postponed one month later.
- 和訳:私たちは今日中にあなたの承認が必要です;そうでなければ、私たちはXXXの提出期限を守ることができず、次回の提出は1ヶ月後へと延期しなければなりません。
Otherwiseには複数の使い方がありますが、私の外資系9年の経験でもっとも多かったのが、この「そうでなければ」の使い方。
おそらく、複数の使い方を、並列で、均等に紹介されるから、重要度がわからず、すべて覚えないといけない気になって、なかなかotherwiseの使い方が覚えられないんですよね。
私としては、otherwiseは、この使い方だけに絞って覚えるのがおすすめです。
その理由は、他の用法は、この用法に比べ、出現頻度が低いからです。
外資系で9年やってきて良かったことに、各単語の出現頻度を、リアルに感じられたことがあります。
そのおかげで、しっかり覚えるべきことと、軽く流していいところの、メリハリがつけられるようになりました。
このブログでは、そのメリハリの部分をお伝えしていければと思っています。
なお、ガチでリマインドするときのことは、こちらの記事にまとめてありますので、参考にしてみてください。
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副詞のOtherwise:違った風に
“例文1”
- 英文:I think otherwise.
- 和訳:私は違った風に考える。
I think otherwise = I think differently。
other + wise (ways)のイメージをつかんでいれば、この用法を暗記していなくても、直感的に理解できると思います。
また、「I think otherwise.」を覚えていなくても、「I don’t think so.」とか「I have a different opinion.」とか、他にも言い方があるわけで。
この用法を覚えなくても全く問題ありません。
Otherwiseのことは、最初に紹介した脅しの用法に注力する方が、労力に対する効果が高いです。
“例文2”
- 英文:Marion Morrison, otherwise known as the filmstar John Wayne, was born in 1907.
- 和訳:マリオン・モリソン、またの名を映画スターのジョン・ウェインとして知られる、は1907年に生まれた。
Otherwiseにはこんな使い方もありますが、otherwiseのコアのイメージ(other + wise[ways])がつかめれていれば、自然に理解できると思います。
Otherwiseの優先事項は、脅し用法です(笑)
副詞のOtherwise:その他の点では
“例文”
- 英文:I didn't like the ending, but otherwise it was a very good book.
- 和訳:私は結末が気に入らなかった、しかしその他の点ではとても良い本だった。
Otherwiseのこの用法も、other + wise (ways)のイメージと一致しますよね。
複数の使い方があって、混乱してきたかもしれませんが、私からのおすすめを繰り返すと、otherwiseは脅し用法にしぼって覚えること。
その理由は、脅し用法がダントツで出現頻度が高いからです。
その経験は、外資系9年目までの経験にもとづいています。
形容詞のOtherwise:違う
“例文”
- 英文:The truth is quite otherwise.
- 和訳:真実は全く違う。
これも説明不要ですね。otherwiseのコアのイメージ(other + wise[ways])を知っていれば、理解できるはず。
私の外資系9年目までの経験で、この用法は一度も見たことがありません。
なぜなら、おそらく、the truth is quite different. と言えば済むからです。
配慮 or エゴ
外資系グローバル企業は9割が英語の非ネイティブですから、同じ意味なら、みんながわかりやすいであろう言葉を使うべきです。
自分の語彙力を自慢したいがためにotherwiseを使うのは、自分本位なエゴ。
どんなに語彙力が増えても、英語力が上がっても、相手への配慮は忘れたくないものです。
能ある鷹は爪を隠すもの。
differentで通じるなら、differentでいい。
まとめ
まとめ
- Otherwiseを理解するメリット:Otherwiseはガチのリマインド時の武器になる。
- ▶︎返信しないとどうなるか、具体的被害を伝えて、プレッシャーをかけ、相手の行動を促す。
- Otherwiseのイメージ:other + wise (ways) = 違う方向
- Otherwiseには複数の用法があるが、「さもなければ」の用法にしぼって覚えるのが効率的。
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