

この記事を読んでわかること
- unlessを理解するメリット
- unlessの意味・イメージ
- unlessの使い方・例文(from外資系の現場から)
この記事を書いた人
今年で外資系歴10年目、日本生まれ日本育ちの日本人です。TOEICは対策なしで915(2019年)。独学でここまできた経験を、日本人英語学習者のために共有しています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。
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unlessを理解するメリット
- unlessは自分を守る盾になる。
- 例外を排除して、ディフェンス力アップ!
外資系10年目になる私にとって、unlessは自分を守る盾です。
例えば、99%はOKなんだけど、理論上1%はそうならない可能性があるから、そこにはOKを出せない。
そんな時に、unlessが活躍してくれます。
仕事には常に責任が伴うので、不用意な発言はしたくないですよね。
特にメールは記録に残るから、なおさら、細部まで誤解のないコミュニケーションをしないと、あとで自分の責任問題になるリスクがある。
自分がOKなことと、そうじゃないことを、しっかり区別して伝える必要があります。
unlessを理解するメリットはここにあります。
unlessの意味
- ~でない限り
- ~である場合を除いて
- もし~でなければ
Unlessの意味としては、上記のような説明がなされることが多いと思います。
でも、正直、よくわからないですよね。
実際に、自分が使う場面が、具体的に想像できない。
中学、高校時代や、大学時代に本気で英語を勉強していたときも、私はよくわかりませんでした。
でも、外資系の現場でunlessが使われているのを見て、今までのもやもやがスッキリ。
この記事では、そのスッキリをお伝えできればと思っています。
unlessのイメージ
Unlessのイメージはとにかくこれ。
例外を排除することです。
たとえば、S1 + V1 unless S2 + V2.
この一文において、S1 + V1はメインで言いたいことで、S2 + V2は排除すべき例外。
例外といえば、exceptを思い出しますが、
unless = except と考えていただいてOKです、ただし細かな例外は除く。
unless = except と考えることが重要で、私はそのことを伝えたいのですが、厳密に文法の話をすると、細かな例外はあるので、そこはちゃんと除外しないと嘘になってしまう。
unlessが活躍するのは、そんなときです。
unlessの使い方・例文 from 外資系の現場から2>
接続詞のunless
例文1
- 英文:I will take annual leave tomorrow, unless there arises an urgent task within today.
- 和訳:私は明日有給休暇を使います、ただし今日中に緊急のタスクが発生した場合は除きます。
例文2
- 英文:I agree that you will submit the document A to the client, unless there are any further comments from the team.
- 和訳:クライアントに文書Aを提出することに同意します、ただし今週チームから追加のコメントがあった場合は除きます。
例文3
- 英文:You can move forward with the plan A, unless there are any objections from the team.
- 和訳:プランAで進めていいです、ただしチームから異論があった場合は除きます。
例文4
- 英文:You can execute the contract with them, unless there are any comments from the regulatory authority within 30 days.
- 和訳:彼らとの契約を締結していいです、ただし30日以内に規制当局からのコメントがあった場合は除きます。
例文5
- 英文:We will be able to complete the project as per this timeline, unless there are special circumstances.
- 和訳:私たちはこのタイムラインのとおりにプロジェクトを完了できるでしょう、ただし特別な状況になった場合は除きます。
ここがポイント
unless以下は、自分を守るためのディフェンスです。例外を伝えずOKを出してしてしまうと、例外が起こった時、「あなたがOKって言ったからやった」と責任転嫁されてしまうリスクがあります。でも、unlessでちゃんとディフェンスしておけば大丈夫です。
unlessの応用:unless otherwise ~
柔軟性のためのunless otherwise ~
- unless otherwise specified(ただし特記されている場合は除く)
- unless otherwise noted(ただし特記されている場合は除く)
- unless otherwise provided(ただし別途定めがある場合は除く)
- unless otherwise agreed(ただし別途合意がある場合は除く)
例文1
- 英文:I will take annual leave tomorrow, unless there arises an urgent task within today.
- 和訳:私は明日有給休暇を使います、ただし今日中に緊急のタスクが発生した場合は除きます。
例文2
- 英文:I agree that you will submit the document A to the client, unless there are any further comments from the team.
- 和訳:クライアントに文書Aを提出することに同意します、ただし今週チームから追加のコメントがあった場合は除きます。
例文3
- 英文:You can move forward with the plan A, unless there are any objections from the team.
- 和訳:プランAで進めていいです、ただしチームから異論があった場合は除きます。
例文4
- 英文:You can execute the contract with them, unless there are any comments from the regulatory authority within 30 days.
- 和訳:彼らとの契約を締結していいです、ただし30日以内に規制当局からのコメントがあった場合は除きます。
例文5
- 英文:We will be able to complete the project as per this timeline, unless there are special circumstances.
- 和訳:私たちはこのタイムラインのとおりにプロジェクトを完了できるでしょう、ただし特別な状況になった場合は除きます。
ここがポイント
unless以下は、自分を守るためのディフェンスです。例外を伝えずOKを出してしてしまうと、例外が起こった時、「あなたがOKって言ったからやった」と責任転嫁されてしまうリスクがあります。でも、unlessでちゃんとディフェンスしておけば大丈夫です。
柔軟性のためのunless otherwise ~
- unless otherwise specified(ただし特記されている場合は除く)
- unless otherwise noted(ただし特記されている場合は除く)
- unless otherwise provided(ただし別途定めがある場合は除く)
- unless otherwise agreed(ただし別途合意がある場合は除く)
unless otherwise ~ も、unlessでよくあるパターンです。
othrewise なんて言われると、一見難しそうですが、使い方やイメージは、今までと同じなので心配いりません。
Unlessのイメージは、とにかく、例外を排除すること。
上記の例は、原則は S +V なんだけど、それにガチガチに縛られたくもないとき、状況に応じて柔軟にやりたいとき、ですね。
原則は文書Aで定めておいて、細かな例外は文書Bに書いておきましょう、みたいな。
前置詞のunless
Unlessには前置詞としての使い方もあるようですが、私は記憶にないくらい、前置詞としてのunlessを見たことがありません。
ほぼ100%、unlessは接続詞として見たり、聞いたり、使っています。
一応、検索したら、こんな例文がありましたが、気にしなくていいと思います。
例文
- 英文:Nothing will come of it, unless disaster.
- 和訳:そんなことは起こらないだろう、災害でもない限り(ただし災害は除く)
unlessのように1つの単語が複数の意味を持っていることはよくありますが、英語の経験値が少ないうちは、全ての意味の重要度が同じに見えてしまうんですよね。
だから全てを均等に、全力でやってしまう。その結果、疲れる、大変、英語って難しい、となってしまう。
当ブログでは、外資系10年目の経験を根拠に、しっかり覚えるべき意味と、軽く流していい意味を、ズバッと切り分けて行きます。
あなたの英語学習にメリハリをつけるため、お役に立てれば幸いです。
まとめ
まとめ
- unlessを理解するメリット:unlessは自分を守る盾になる。
- unlessのイメージ:例外を排除する。
- unlessの応用:unless otherwise ~で柔軟な対応ができる。
カテゴリー:外資系で覚えた英語
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