英語×Audible!作品の選び方/勉強法/おすすめ洋書50選【初心者/中級者/上級者レベル別】オーディブル大好き!

英語でAudible(オーディブル)!選び方/勉強法/おすすめ洋書50選【初心者/中級者/上級者レベル別】

洋書&読書大好き人間だった私は、最近は完全に、活字派からAudible(オーディブル)派になりました。

この変化には自分でも驚いていて、Audible(オーディブル)が大好きすぎて、正直、活字を読むのが億劫になっている自分がいます。

この記事では、そんなAudible(オーディブル)大好き人間の私からあなたへ、Audible(オーディブル)の魅力を伝えられたらと思います。

Audible(オーディブル)未体験の方は、最初の1冊は無料で、無料体験で退会してもその作品はあなたの手元に残りますので、気になる作品があれば、ぜひ気軽に試してみてください(いつでも簡単に退会できます)。

既にAudible(オーディブル)の魅力をご存知の方は、本記事で紹介するおすすめ50選を、新たな作品との出会いにし、楽しんでいただければうれしく思います。

この記事を書いた人

Audible(オーディブル)大好き、今年で外資系歴10年以上、日本生まれ日本育ちの日本人です。TOEICは対策なしで915(2019年)。独学でここまできた経験を、日本人英語学習者のために共有しています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。おすすめのAudible(オーディブル)作品は、Audible好きのCさん、Nさん、私で選びました。

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Audible(オーディブル)作品の選び方

作品の選び方

  1. 興味のあるジャンルから聴く
  2. サンプル再生で、好みの声かを確認する
  3. 本人ナレーションの作品を聴く

1. 興味のあるジャンル・作品から聴く

Audible(オーディブル)と英語学習に限りませんが、「好きこそ物の上手なれ」。

好きのパワーは最強ですから、それを利用しない手はありません。

Audible(オーディブル)は英語だけで20万冊以上の作品があるので、あなたの好きなジャンル・作品が必ずあります。

大きなくくりだと、フィクションかノンフィクションか。

それぞれさらに細分化されたジャンル・作品があり、そのジャンル分けは普通の本と同じです。

普通の本を選ぶときと同じ感覚で、Audible(オーディブル)作品も選んでみてください。

2. サンプル再生で、好みの声かを確認する

英語に限らず、好きな声、苦手な声ってありますよね。

Audible(オーディブル)作品は必ずサンプル再生ができるので、購入する前に、お試しで再生することをおすすめします。

もちろん、真のリスニング力をつけるためには、自分の苦手な声、発音、アクセントにも慣れる必要がありますが、それは上級者のやること。

Audible(オーディブル)初心者の方は、難しく考えず、気楽に、好きな声の作品を選んでみてください。

3. 本人ナレーションの作品を聴く

Audible(オーディブル)はだいたい、表舞台に立つ人(有名人)の作品なら、本人ナレーションになっています。

超有名どころは、例えばこんな作品です。

個人的にはジミー・O・ヤンの『How to American』が最高におもしろくておすすめです。

さすがコメディアンだけあって、文章自体もユーモアがあるし、声に感情をのせるのも上手いんです。

Audible(オーディブル)作品の特典?なのか、本に書いてないことも、補足・愚痴・ツッコミ的に、ちょいちょい挿入してきます(これが本当におもしろい!)。

『How to American』は本当におもしろくて、感動もして、私がAudible(オーディブル)にハマっていく過程で、とても大きな影響を受けました。

れおん
後ほど紹介する、おすすめ作品の中でも取り上げているので、ぜひサンプル再生して、その雰囲気を感じてみてください!
▶︎今すぐ聴いてみたい方はこちら(『How to American』Amazon公式サイト)

Audible(オーディブル)での英語勉強法

英語勉強法

  1. リーディング
  2. リスニング
  3. スピーキング(シャドーイング)

1. リーディング

Audible(オーディブル)に限らずですが、英語の音声のみですべてを理解するのは、英語上級者でもかなりの難易度です。

音だけじゃ難しいよ!というのはあなただけではないので、安心してください。

私も音だけで一字一句100%理解するのは難しいです。

ですので、最初は無理をせず、紙または電子の本を手元に用意し、テキストでのリーディングも遠慮なく組み合わせることをおすすめします。

先にリーディングして内容を頭に入れておくと、リスニングもしやすくなります。

2. リスニング

リスニングは2段階のレベルに分けることをおすすめします。

●1段階目

1段階目は、大まかな意味を理解すること。テキストなしの音のみで、初聴きで、すべてを理解するのは、とても難しいです。

TOEICのリスニングが460/495点あり、外資系歴10年以上になる私でも、それはできません。

そもそも、一字一句100%聴き取る必要性もないかもしれず、それは日本人に良くも悪くもありがちな完璧主義、Over Qualityかもしれません。

なぜなら、細部まで完璧に聴き取れていなくても、Audible(オーディブル)作品の意味が十分にわかったり、心が震えるほど感動することもあるからです(例えば前述の『How to American』!)。

英語の勉強より、Audible(オーディブル)を楽しむことに重点がある人は、ここで止めてもいいと思います。

●2段階目

2段階目は、細かな意味まで注意する精読ならぬ精聴です。

Audible(オーディブル)を聴く目的が、楽しみより勉強に重点がある人は、このような聴き方も当然必要になってきます。

Audible(オーディブル)は再生速度の調整や、巻き戻し機能もあるので、聴き取れなかったところを重点的に復習して行きましょう。

そのときは、テキストを見ながらや、次のシャドーイングもできるとベターです。

3. スピーキング(シャドーイング)

Audible(オーディブル)に限らず、最強の英語勉強法は、シャドーイングだと個人的には思っています。

シャドーイングとは、音声の少し後を、影のように真似をしながら音読することです。

最初はテキストを見ながら、慣れてきたら音声のみでシャドーイングするのが一般的なやり方です。

参考書やニュースの素材は読んでいて、シャドーイングしていてあまりおもしろくないので、

Audible(オーディブル)で、自分の好きな作品で、好きな人の本人ナレーションで、シャドーイングすると、より楽しみながら英語学習が続けられます。

シャドーイングは英語のリズム、イントネーション、発音のすべてを、頭にではなく、体に叩き込むもの。

勉強というより、スポーツという感覚でやるのがおすすめです。

Audible(オーディブル)の無料体験と退会方法

●無料体験の申込方法

Audible(オーディブル)の無料体験の申込方法

Audible(オーディブル)は無料体験ができるので、安心して始められます。

申込方法は簡単で、↑の無料体験ボタンをクリックし、そのまま進んで行くだけです。

しかも、無料体験で退会しても、その作品はあなたの手元に残るので、かなりお得。

さすがAmazon、太っ腹です!

●Audible(オーディブル)の退会方法

Audible(オーディブル)の退会方法


Audible(オーディブル)は、退会方法も簡単なので安心です。

①「こんにちは!」の中の「アカウントサービス」をクリック(すると↑の画面に来ます)。

②「退会手続きへ」をクリックして流れのまま進むだけ。

以上です。

Audible(オーディブル)で英語多聴:おすすめ50選

Audible(オーディブル)で英語多聴:おすすめ40選

おすすめ一覧表

入門編におすすめの5作品

  1. Frog and Toad がまくんとかえるくん
  2. And Tango Makes Three
  3. Our Subway Baby
  4. The Beginner's Bible Audio
  5. Short Stories in English for Beginners

初心者向けのおすすめ15選

  1. The Little Prince 星の王子さま
  2. Who Moved My Cheese? チーズはどこへ消えた?
  3. How Starbucks Saved My Life ラテに感謝!
  4. Convenience Store Woman コンビニ人間
  5. Go the F**k to Sleep
  6. The Hill We Climb
  7. A Bear Called Paddington くまのパディントン
  8. The Alchemist アルケミスト
  9. The Elephant Vanishes 象の消滅
  10. Jonathan Livingston Seagull かもめのジョナサン
  11. No One Is Too Small to Make a Difference グレタ たったひとりのストライキ
  12. Factfulness ファクトフルネス
  13. Rich Dad Poor Dad 金持ち父さん 貧乏父さん
  14. 50 Things Every Young Gentleman Should Know または 50 Things Every Young Lady Should Know
  15. Sherlock Homes The Definitive Collection シャーロック・ホームズ全集

中級者向けのおすすめ20選 and more

  1. How to American
  2. The Meaning of Mariah Carey
  3. More Myself: A Journey
  4. Why Dylan Matters ハーバード大学のボブ・ディラン講義
  5. Happier: Learn the Secrets to Daily Joy and Lasting Fulfillment
  6. Alchemy: The Surprising Power of Ideas That Don't Make Sense
  7. Never Split the difference
  8. Principles
  9. Winners Take All: The Elite Charade of Changing the World
  10. I Thought My Father Was God: National Story Project
  11. The Nanny Diaries 私がクマにキレた理由
  12. With the Fire on High
  13. Just So
  14. The Willpower Instinct スタンフォードの自分を変える教室
  15. Hear the Wind Sing 風の歌を聴け
  16. Alice's Adventures in Wonderland 不思議の国のアリス
  17. The Wonderful Wizard of Oz オズの魔法使い
  18. Animal Farm 動物農場
  19. The Old Man and the Sea 老人と海
  20. Murder on the Orient Express オリエント急行殺人事件
  21. Kim Jiyoung, Born 1982 / 82年生まれ、キム・ジヨン
  22. Know My Name: A Memoir

上級者向けのおすすめ10選

  1. Harry Potter ハリー・ポッター
  2. Hitchhiker’s Guide to the Galaxy 銀河ヒッチハイクガイド
  3. The Queen's Gambit
  4. Chronicles: Volume One ボブ・ディラン自伝
  5. Kitchen Confidential: Adventures in the Culinary Underbelly
  6. Investment Biker 冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行
  7. Becoming マイ・ストーリー
  8. The Importance of Being Earnest 真面目が肝心
  9. Pride and Prejudice 高慢と偏見
  10. Sherlock Holmes' Rediscovered Railway Stories シャーロックホームズ by ベネディクト・カンバーバッチ

入門編のおすすめ5選

1. Frog and Toad がまくんとかえるくん

おすすめの英語Audible(オーディオブック)入門編_Frog and Toad Audio Collection

半世紀にわたって親しまれている絵本シリーズです。主な内容は、ちょっぴりわがままで突拍子もない行動に走りがちな「がまくん」と、優しいながらもズルいところもある「かえるくん」という、対照的な「凸凹コンビ」による友情物語。

本来は幼児から低学年向けの作品ですが、大人でもクスリと笑えたり、深く考えさせられたりと充分に楽しめる名作です。

5編の物語が収録された各巻は1話につき5分ほどの短さ、使われる語彙も簡単なので、初心者でも無理なく楽しめます。要所要所に効果音や音楽などのBGMも入ってくるため退屈しません。

リスニングに苦手意識のある方にも、簡潔な文体は聴きやすく、会話形式の物語なので単語を入れ替えて日常会話にもそのまま使えます。

幼児向けの絵本なんて…と思われるかもですが、本作は大人にもかなり利用価値が高いもの。『The Little Prince』や『Who Moved My Cheese?』よりも、さらに敷居が低い「入門編」としておすすめです。

Frog and Toad
created by Rinker

2. And Tango Makes Three

おすすめの英語Audible(オーディオブック)入門編_And Tango Makes Three

ニューヨーク、セントラルパーク内の動物園で実際にあった出来事を基にした物語。オス同士のペンギンカップル、ロイとサイロには仲良く巣作りはできてても、卵は生まれません。

それでも諦めない2羽の様子を見ていた飼育員さんの粋な計らいで、ひとつの卵が与えられることに。交代で懸命に世話をし、生まれてきたのがタンゴという新しい家族でした。

「幸せのカタチ」「家族のカタチ」「愛のカタチ」には多様性があるのだということを、シンプルに伝える絵本は、聴き終えた後に子供も大人も、ほっこりと優しい気持ちにさせてくれます。

ちなみに、本のタイトル、そして子ペンギンの名前は、英語慣用句「it takes two to make a Tango(互いの協力なしでは完遂できないもの)」が由来。2羽が力を合わせたからこそタンゴが生まれたんだよ、という強いメッセージが秘められています。

アメリカやイギリスの幼稚園や小学校では定番になっている本作(一部エリアでは、LGBTQというテーマのため禁書扱いのようですが)は、英語も簡単かつ時間も短いので、Audible(オーディブル)の「入門編」にぴったりな作品としておすすめです。

And Tango Makes Three
created by Rinker

3. Our Subway Baby

おすすめの英語Audible(オーディオブック)入門編_Our Subway Baby

こちらもニューヨークで20年ほど前にあった実話がベース。地下鉄に捨てられていた、生後間もない赤ちゃんを見つけたゲイカップルが、紆余曲折ありながらも、その子を養子に迎え育てていくという絵本ストーリーです。

2020年に出版されたばかりですが、欧米では大きな話題になりました。 育児放棄、児童遺棄、LBGTQ、養子、法的問題など、シリアスなテーマが満載ですが、聴き手を純粋にウルッと感動させるものがあります。

というのも、本作の登場人物は、カップルやその周囲の人々だけではなく、彼等を後押しする裁判官まで、とにかく誰もが愛情深く、温かいんです。

カタチやキッカケはどうであれ、運命的な優しい出会いが重なり、愛情あふれる幸せな家族を築いていきます。今のような同性カップルの養子縁組の一般化、そして同性婚が合法化する以前の「奇跡のようなホントの話」という点もポイントです。

すでにご紹介した入門編「Frog and Toad」「And Tango Makes Three」よりもセンテンスは長めですが、小学校低学年レベルの英文で構成されているため、「入門編~初級編」向け。まだ洋書に慣れていない方にも、短いお話なのでかなり聴きやすくおすすめです。

Our Subway Baby
created by Rinker

4. The Beginner's Bible Audio

おすすめの英語Audible(オーディオブック)入門編_The Beginner's Bible Audio

世界最大のベストセラー『聖書』を、英語圏の子供向けに要約した作品。英単語も英文もシンプルで、朗読のスピードもゆっくりなので、Aueible(オーディブル)の初心者にも聴きやすい作品になっています。

『聖書』と言うハードルが高く感じてしまいますが、本作は昔話のように聴けて、シンプルにおもしろかったです。

『聖書』は世界的に大きな影響力を持っていますから、その内容をざっくりと学べるのもポイントです。西洋の絵画、映画、ドラマ、小説などの理解に、『聖書』の知識が役立つこともありますしね。

そんな『聖書』をAueible(オーディブル)で学べるのは効率が良く、英語と教養を一石二鳥で学べるという意味で、本作はおすすめです。

The Beginner's Bible Audio
created by Rinker

5. Short Stories in English for Beginners

おすすめの英語Audible(オーディオブック)入門編_Short Stories in English for Beginners

『Short Stories in English for Beginners』は、SFから歴史、スリラーまで、様々なジャンルの短編集(8作品)です。

本作は、Audible(オーディブル)初心者かつ、英語学習目的の人には、特におすすめできる内容で、

その理由は、「英語学習」と「物語の楽しさ」が両立しているからです。

英語学習は、

  • 出現頻度の高い上位1000語を含むよう、初心者用にレベルを調節済み
  • 各章ごとに、重要単語リスト、要約、理解度クイズがあり、英語学習をサポートするコンテンツあり
  • 1作品あたり約20分、そのうちの1章あたり5~10分の短さなので、自分のペースで少しずつ聴ける

物語の楽しさは、タイムトラベルをする「The Watch」や、透明人間になる「Laura, the Invisible Woman」が、個人的にはおもしろかったです。

先に内容理解クイズを読んで、聴き取りたい情報を明確にしてから聴くと、TOEICのような試験の練習にもなります。TOEICの問題はおもしろくないので、本作のような楽しい作品でリスニング練習ができる点は本当におすすめです。

Short Stories in English for Beginners
created by Rinker

初心者向けのおすすめ15選

1. The Little Prince 星の王子さま

おすすめの英語Audible(オーディブル)初心者向け_The Little Prince

世界で1億4000万部以上売れているスーパーベストセラーかつ、洋書デビューのど定番は、Audible(オーディブル)デビューにも最適。

短く、語彙も簡単なのに、内容には深みがあり、大人にとっても楽しくかつ学びになる作品です。

初めてのAudible(オーディブル)で、しかも洋書を最後まで聴ききれば、自信がつくこと間違いなし。

その自信が、次のAudible(オーディブル)作品も聴いてみようという、ポジティブなサイクルを回す力になります。

王子さまは6つの星を旅して地球にやってくるのですが、その星は人が人生で溺れがちなものを象徴しています。

  1. 王様の星(権力)
  2. 大物気取りの男の星(人気)
  3. 酒びたりの男の星(快楽)
  4. 実業家の星(金)
  5. 規則に従うガス点灯人の星(労働)
  6. 地理学者の星(学問)
The Little Prince
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2. Who Moved My Cheese? チーズはどこへ消えた?

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_Who Moved My Cheese?

こちらもまた、世界で3000万部以上売れているスーパーベストセラーかつ、洋書デビューのど定番。当然Audible(オーディブル)初心者にもおすすめな作品です。

本作品も短く、おとぎ話風で、聴きやすいのが最大の特徴で、まず最初に一冊聴き切って、Audible(オーディブル)の洋書も聴ける!という自信をつかむのに最適。

チーズとは私たちが人生で求めているものの比喩で、チーズの消失は環境変化の比喩。環境変化に対し、登場人物たちはどの様な行動に出るのか? 大人にとっても学ぶべきことの多い、深みのある物語です。

Who Moved My Cheese?
created by Rinker

3. How Starbucks Saved My Life ラテに感謝!

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_How Starbucks Saved My Life

長年勤めていた一流企業を突然クビになった60代男性の実話です。順風満帆なエリート街道を歩んできたマイクさんは、それゆえか傲慢な性格になっていました。スターバックスの仕事をどこかで見下していましたが、他に行ける会社もなく、お金のためにスターバックスで働くことになります。

しかし、ゲスト(お客様)にもパートナー(スターバックスは従業員をこう呼ぶ)にも、尊敬と尊厳を持って接する、そんな企業文化を持つスターバックスで、マイクさんは真の幸せを見つけることとなります。マイクさんの人生を変えたスターバックスの働き方とは?

仕事の内容、職場の人間関係、働く意味に悩む大人はもちろん、これから社会に出ようとしている学生の人にもぜひ聴いてほしい作品です。

本作のおすすめポイントは下記のとおり。

  • わかりやすい平易な英語
  • 初心者に優しいスロウスピードの朗読
  • 子供向けの作品はイヤ、という人にもピッタリな大人向けの内容

オーディブル作品として、遅めのナレーションは特におすすめで、「初心者だけど英語のオーディブル作品が理解できた!他の作品も聴いてみよう!」と思えるような自信も得やすいです。その意味で、紙やキンドルで読むより、オーディブルで聴くことをおすすめしたい作品です。

How Starbucks Saved My Life
created by Rinker

4. Convenience Store Woman コンビニ人間

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_Convenience Store Woman

2016年の芥川賞受賞作『コンビニ人間』の英語バージョンです。「普通」や「常識」とは何なのかをテーマにしたこの中編小説は、Publishers Weekly (書籍業界紙)でも星印を獲得し、欧米のメディアでも大々的に取り上げられていた作品。有名文芸誌として知られるニューヨーカーの2018年のベストブックの1冊にも選出されています。

就職や結婚もせず、長年コンビニでバイトを続ける30代後半の主人公。幼少時から”異端児”であった彼女は、他人に共感が持てず、一般社会というものに馴染むことができません。

普通になるため試行錯誤しますが、完璧にマニュアル化されたコンビニという世界の機械的作業や希薄な人間関係に自身の居場所や存在価値を見つけていきます。

主人公の飄々とした客観的視点や、その家族や周辺との絡みが面白いです。同居人との会話も笑えるものがあり、コンビニの詳細(勤務者目線)も興味深く、あっと言う間に聴き終えてしまうほど引き込まれます。

また、社会不適合者と呼ばれる人に世間はどう反応するのか、普通と異端の差ってどこなのかなど、異質な存在を排除しようとする現代社会について色々と考えさせられるものがあります。

欧米でも人気の村上春樹さん以外の日本の英訳作品を探していた際、出会ったのが本作です。原作未読のまま英語版を聴いたのですが、予想以上に楽しめました。

使用されている英語も中高生レベルで簡単なうえ、ストーリーも短めなのでオーディブル初心者の方、あるいは英語学習者の方にもおすすめです。

Convenience Store Woman
created by Rinker

5. Go the F**k to Sleep

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_Go the F**k to Sleep

NYタイムズ誌、2011年のベストセラー1位を15週連続で獲得した作品です。子供用絵本の体裁は取ってますが、寝かしつけに四苦八苦する父親の建前と本音(愚痴)を、ブラックユーモアたっぷりに描いた大人のための絵本。

放送禁止用語を連発するので、大人には抱腹絶倒ものですが、決して声を出して子供に聞かせてはいけません(笑)。

読むのも良いですが、オーディブル版はさらに魅力的です。なにせ、世界でもっともスラングが似合うと言っても過言ではない俳優、サミュエル・ジャクソンによる朗読なのですから(タランティーノ映画をご想像ください)。

なかなか寝付かない子供に疲れ果て、ついにはブチ切れていく様を臨場感たっぷりに読み聞かせてくれます。下品なのにリズミカルな口調で、最高に笑わせてくれます。

昨年のパンデミック中には、外出自粛を呼びかけるためのパロディ版「Stay the F**k at Home」も大反響になりました。「リアルな日常英会話」を知るという意味でも、このAudible(オーディブル)作品はおすすめです。

Go the F--k to Sleep
created by Rinker

6. The Hill We Climb

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_The Hill We Climb

バイデン大統領就任式で披露された、アマンダ・ゴーマンによる詩の朗読 + オプラ・ウィンフリーの序文が入った特別版。リリース以来、ベストセラーを更新中です。

大統領就任式では「世界的セレブたち」によるパフォーマンスが目白押しだったにも関わらず、もっとも話題をさらったのが彼女の朗読。この弱冠22歳の詩人の作品は、主役を完全に食ってしまったと大評判となり、彼女を一躍「スター詩人」へと押し上げることになりました。本作はそれほどまでにパワフルで圧巻です。

ポエムリーディングに馴染みがなく、非英語圏出身のリスナーさえも(どれも私のことです)、素直に感動させ、「言葉の力」というものを存分に感じさせてくれました。

簡単に言えば、「分断から調和、団結へ」「疲労した国の再建」「民主主義は負けない」というようなアメリカの現状に即したメッセージが込められています。

それらをシンプルなセンテンスや単語で表現することで、言葉の表裏にある意味を誰にでもイメージしやすくしてあります。

全体に散りばめれらた巧みな韻の踏み方、言葉遊びを駆使した詩の内容は、彼女独特のピッチや抑揚で、ラップのようにリズミカルに歌い上げられます。

本作はそんな朗読があってこそ「生きた言葉」として感じることができるため、まさにAudible(オーディブル)で聴くための作品と言えます。

れおん
英語ネイティブの容赦ないスピーチですが、時間は短いので、繰り返し聴きやすいです。歴史的な名朗読と称されるのも納得で、聴くたびに色んな発見があります。Audible(オーディブル)に興味を持つきっかけとしてぜひチャレンジしてみてください!
The Hill We Climb
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The Hill We Climb われらが登る丘の作者:アマンダ・ゴーマン Amanda Gorman
おすすめオーディブル作品:The Hill We Climb【アマンダ・ゴーマン われらが登る丘 バイデン大統領就任式】

アマンダ・ゴーマンさんによる自作詩の朗読『The Hill We Climb われらが登る丘』がベストセラーを更新し続けています。 そのきっかけとなったのは、2021年1月、アメリカのバイデン新大統領 ...

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7. A Bear Called Paddington くまのパディントン

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_A Bear Called Paddington

こちらも世界で約3000万部売り上げているスーパーベストセラーです。児童文学なので聴きやすく、初心者でも楽しめるAudible(オーディブル)作品としておすすめです。

主人公はペルーからロンドンにやって来たくまのパディントン。イギリスの作品だからか、とても紳士的なくまです。ロンドンを舞台にドタバタやるパディントンがかわいすぎて、キュン死しそうになります(笑)

映画『Paddington』、『Paddington 2』も大ヒットしました!

A Bear Called Paddington
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8. The Alchemist アルケミスト

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_The Alchemist

こちらも世界で1億5000万部売れているスーパーベストセラー!

ある日、スペインの羊飼いの少年は、エジプトのピラミッドに宝物があるという夢を見ます。

羊飼いは現実の比喩、ピラミッドの宝物は夢の比喩です。

夢か現実か?世界共通のテーマだからか、日本を含む世界中でファンの多い超人気作品です。

物語も大人向けの童話風で読み/聴きやすいです!

The Alchemist
created by Rinker

9. The Elephant Vanishes 象の消滅

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_The Elephant Vanishes

本作は村上春樹さんの短編小説集で、1話ごとのボリューム的に、初心者でも聴きやすくおすすめです。

数多くの短編小説を書いている村上春樹さんですが、なぜ『The Elephant Vanishes 象の消滅』がおすすめなのか?

その理由は、本作はベストアルバム的に代表作を収録しているからです。

(より正確には、本作はベスト第一弾的位置付けで、第二弾は『Blind Willow, Sleeping Woman めくらやなぎと眠る女』)

本作は、特に人気の高い『午後の最後の芝生』、『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』、『パン屋再襲撃』を含む、全17作品を収録。

私が一番好きなのは『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』で、よくそんなこと思いつくなぁ、おもしろい発想だなぁと、プロのすごさを思い知らされ、とても印象に残っています。

この『~100%の女の子~』は11分13秒と短い作品なので、繰り返し聴きやすいですし、英語もそこまで難しくないので、ぜひ聴いてみてください!

The Elephant Vanishes
created by Rinker

10. Jonathan Livingston Seagull かもめのジョナサン

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_Jonathan Livingstone Seagull

世界で累計4千万部以上売れている世界文学史上に残る名作です!

ジョナサンは群れのルールを逸脱し、自分の好きな飛行訓練を続けていたが、規律を乱す危険分子と見なされ、群れを追放されてしまう。

それでも飛行訓練をやめないジョナサンの前に、2羽の光り輝くかもめが現れる。

かもめ、空、海など、設定が限られているので、知らない単語も推測しやすく、推測の練習におすすめです!

短いので、一冊聴き切って、Audible(オーディブル)でも行けるわ!という自信もつけやすいです。

Jonathan Livingston Seagull
created by Rinker

11. No One Is Too Small to Make a Difference グレタ たったひとりのストライキ

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_No One Is Too Small to Make a Difference

こちらはニューヨークタイムズベストセラー!

スウェーデンのストックホルム出身の気候変動活動家、グレタさんのスピーチ集です。

スピーチの根拠はIPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)の報告書。グレタさんの個人的意見ではありません。

言葉選び、発音、文法など、世界の英語非ネイティブがどのような英語を話しているか、同じ英語非ネイティブとして参考になります!

No One Is Too Small to Make a Difference
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12. Factfulness ファクトフルネス

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_Factfulness

オバマ元大統領やビル・ゲイツが絶賛する世界的名著。

教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などについて、データを元に世界を語る本。

実用的な単語が中心なので、抽象的な表現がなく、とても聴きやすいです。

思い込みにとらわれず、データを元に、正しく世界を見るスキルを、英語との一石二鳥で学べます!

13. Rich Dad Poor Dad 金持ち父さん 貧乏父さん

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_Rich Dad Poor Dad

世界3000万部のスーパーベストセラー『金持ち父さん、貧乏父さん』の20周年記念版。

生きていく上で目を背けられないお金のことを、英語学習しながら学べます。

平易な英語で書かれているので、聴きやすいです!

Rich Dad Poor Dad
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14. 50 Things Every Young Gentleman Should Know

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_50 Things Every Young Gentleman Should Know

アメリカで創業された世界最古の紳士服ブランドで、歴代の大統領にも愛されているブルックス・ブラザーズともコラボしているシリーズの1冊!

平易な英語(対象年齢8-14歳)かつ短いページ数(約200ページ)で、紳士のたしなみを学べます。

自分にできていること、できていなかったことを確認でき、自分を客観視することの助けになります(私は靴を磨こうと思いました!)。

50 Things Every Young Gentleman Should Know
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14. 50 Things Every Young Lady Should Know

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_50 Things Every Young Lady Should Know

上記の紳士本の淑女版。女性の方はこちら!

平易な英語(対象年齢12歳~)かつ短いページ数(約200ページ)で、淑女のたしなみを学べます。

子供へのプレゼントとしてだけでなく、大人用、自分用としてもおすすめです!

50 Things Every Young Lady Should Know
created by Rinker

15. Sherlock Homes The Definitive Collection シャーロック・ホームズ全集

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_Sherlock Homes The Definitive Collection

本作はイギリスの推理小説作家アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズを全作品収録した完全版です。

事実かどうかは不明ですが、『シャーロック・ホームズ』シリーズは聖書に次ぐベストセラーと称されることも多く、初登場から100年以上経った今でも世界中で愛されています。

『シャーロック・ホームズ』シリーズはそれだけの作品なので、有料無料で様々なバージョンがあります(現代風の英語にアレンジされたアメリカ英語版さえも)。

それぞれに話すテンポ、リズム、アクセントも異なるため、自分好みの「声」で選んでいただくのが一番だと思います。

私のおすすめはスティーヴン・フライ(イギリスの俳優、作家、ジャーナリスト、コメディアン、司会者、映画監督)がナレーションした本作です。

70時間以上もある全集ですが、ホームズの世界観(19世紀のイギリス)を壊すことなく、クセのない英語で聴きやすいです。また、ナレーションから登場人物まで声色を絶妙に使い分けているので、飽きずに聴け続けられる点も魅力的です。

そんなフライ版は、活字派だった私をAudible(オーディブル)へと目覚めさせた作品のひとつとなりました。本作はWinner of Audible's 2017 Members' Choice Awardも受賞しています。

当時の英語は現代的ではない部分もあることはお伝えしておく必要がありますが、日本でも馴染みのある作品ばかりなので、物語には入り込みやすいです。

すでに知っている作品、あるいは好きな作品から聴きはじめるのが良い入口になりますよ。「じっくり聴く」というより、移動中や家事をしつつの「~ながら」の”耳慣らし”にも向いています。

ホームズ作品に少しでも馴染みがあれば、この全集シリーズは「流し聴き専門」として、初心者の方でも軽い気持ちで挑戦できるはずです。ホームズ作品を読んだことがなかったり、細部までしっかり理解したい人は、中級者向けとして聴いてください。

れおん
合計70時間以上の全集 = 1万円以上! が、無料or1コイン(1,500円)なのは大変お得です!また、欧米のホームズファンのなかでは、このフライ版とSimon Vanceという著名ナレーターの2バージョンが特に人気があるようですが、私は前述の理由でフライ版が好きですね。無料版(別ナレーターさん)も試しましたが、単調ぎみなので、何本か聴くうちに「耳が拒絶していく」「飽きてくる」ような感覚に陥るかもしれません。
Sherlock Holmes: The Definitive Collection
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中級者向けのおすすめ20選 and more

1. How to American: An Immigrant's Guide to Disappointing Your Parents

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_How to American An Immigrant's Guide to Disappointing Your Parents

海外ドラマ『シリコンバレー』への出演で有名な、スタンダップコメディアン・俳優、ジミー・O・ヤンの自伝です。

ジミー・O・ヤンの両親は中国の上海出身で香港に移住。ジミーは香港で生まれ13歳の時に家族でアメリカに移住。

アメリカに適応することの難しさや、アメリカと中国の文化の違い、さらには下積み時代からスーパースターになるまで、なった後などが、おもしろおかしく、熱く語られます。

さすがスタンダップコメディアンだけあって、本人による感情とユーモアたっぷりのナレーションは最高におもしろいです!

(原文にないことも、補足・愚痴・ツッコミ的にちょいちょい挿入してきて、それが最高におもしろい!!)

本記事で紹介しているAudible(オーディブル)作品の中で、トップレベルにおすすめです!!

How to American
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2. The Meaning of Mariah Carey

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_The Meaning of Mariah Carey

世界の歌姫マライア・キャリーの人生を、本人がナレーションしている作品です。

率直な感想として、声が聴いてて気持ちよかったのと、ア・カペラの歌が何度も入っているところが最高でした!

歌手の強み、Audible(オーディブル)の強みが存分に発揮されていて、

活字で読むのではなく、Audible(オーディブル)で聴くべき作品の最たる例だと思います!!

内容は、黒人と白人のハーフとして受けた人種差別、家族内の不和、両親の離婚、才能と努力、シンデレラストーリー、囚人のような結婚生活と離婚、恋愛、名曲誕生の背景、セールス不調、そこからの復活劇など、「壮絶」「波乱万丈」という言葉がぴったりな人生は、聴き手の感情に迫ってくるものがあります。

Amazonでは1万以上の評価で4.8/5!

本作も、この記事で紹介しているAudible(オーディブル)の中で、トップレベルにおすすめです!!

The Meaning of Mariah Carey
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3. More Myself: A Journey

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_More Myself A Journey

世界的歌姫のひとりとして知られるアリシア・キーズの自伝です。本人によるナレーションの他、家族や身近な友人(ミシェル・オバマやJay-Zをはじめとする錚々たるセレブたち)も特別ゲストとして登場します。発売以降、2021年「Audie Award」など数々の受賞をしている作品。

本作は、作品の合間にアーティスト本人の歌唱が入る特典付という意味でも、『The Meaning of Maraih Carey』などと同様に、活字よりも圧倒的にオーディブル作品の方が魅力的と言えるものです。

全3章から構成される内容は、黒人と白人との混血としての複雑な生い立ちや黒人としての自覚、裕福とは言えない環境から開花させた才能と努力、

若くしてスターとなった後の音楽業界での苦悩や葛藤、そして自身のルーツへの探求やアイデンティティの確立まで、彼女の半生を語るもの。

単なる成功談としての自伝というよりは、アーティスト自身の成長記録といえる作品となっています。

紆余曲折があったマライア・キャリーの自伝と比較すると、順調にキャリアを進めてきただけあって波乱万丈度は高くはないですが、音楽業界のカラクリや有名アーテイストとの交遊録など興味深いエピソードも豊富で、彼女のファンならずともおもしろく聞けますよ。

個人的には、プリンスとのほのぼのとしたエピソードと大ヒット曲『Empire State of Mind』に関するJay-Zとの小話が印象的でした。洋楽好きなら、ぜひおすすめしたい作品です。

More Myself: A Journey
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4. Why Dylan Matters ハーバード大学のボブ・ディラン講義

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_Why Dylan Matters

ハーバード大学で大人気の、ボブ・ディラン学の教授による作品です。

この講義は、ボブ・ディランを古代ギリシャやローマの詩人と一緒に扱い、詩や文学を学ぶもの。

文学とは何か?なぜシンガーソングライターのボブ・ディランがノーベル文学賞の対象になるのか?

ニューヨークタイムズ誌は、この講義を「The coolest class on campus.(キャンパスでもっともクールな講義)」と評しています。

大学の講義を受けているような気になれる点で、活字で読むより、Audible(オーディブル)で聴くことをおすすめしたい作品です。

Why Dylan Matters
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5. Happier: Learn the Secrets to Daily Joy and Lasting Fulfillment

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_Happier Learn the Secrets to Daily Joy and Lasting Fulfillment

ハーバード大学で年間ナンバーワンにも輝いたこともある大人気授業、「ポジティヴ・サイコロジー(肯定心理学)」についての作品です。この講義は、「幸せ」のは正体とは?もっと幸せになるにはどうすればいいのか?など、「幸せになるためのメソッド」を心理学アプローチで分析し、学ぶというもの。

2008年の全米ベストセラーであり、いわゆる「アメリカ有名大学の講義本」のはしりとも呼ばれているのが本作です。

幸せとは、「今の幸せ(pleasure)」と「未来の幸せ(meaning)」を同時に満たし、「人生の満足度の維持=幸せのSDGs」であると定義し、それを実現するための簡単なコツを解説していきます。

現在では当たり前のように、欧米の学校、企業、スポーツ界など様々な分野で実践されている”肯定心理学”を知るための入門書としても知られています。

専門的ではなく、心理学に馴染みのないリスナーにも非常に理解しやすい内容ですので、エリート学生たちが夢中になったという講義を気軽に楽しめるはずです。

もちろん、ポジティヴになるためのキッカケが欲しいという方にもおすすめですよ。

数ある有名大学の人気講義シリーズのなかでも、かなり英語も聞き取りやすいので活字よりもオーディブルで挑戦していただきたい作品です。

6. Alchemy: The Surprising Power of Ideas That Don't Make Sense

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_Alchemy The Surprising Power of Ideas That Don't Make Sense

”広告業界のレジェンド”と称されるローリー・サザーランド氏による、正論や常識だけでは通用しないヒット商品や流行の裏にある心理的マーケティングを紐解く、ビジネス書です。

大まかに言えば、ロジカル思考が重視される今も、人間は合理的な理由だけでは行動せず、無駄や非効率なことを求めているので、一見して非論理的な戦略が人の感情に寄り添ったアプローチでプラスになるという内容。

モノの価値とはモノ自体ではなく人の心にあるのだから、ロジカルよりサイコロジカルな手法にすれば物事の見方さえ操作できるし、ビジネス的にも社会的にも大化けすることもあると言ってるわけです。

少し長めの作品ですが、「量も少なく、高くて、美味しくもない」のにレッドブルが爆発的に売れた謎など、数多くの商品や企業の成功例を取り上げながら面白おかしく(時には悪口まで)解説していくので、最後まで飽きさせません。

本来はビジネス本ですが、日常生活でも応用できるようなタメになるアイディアを織り込んでいるのも魅力的です。

また、ナレーションを著者本人が担当している点も見逃せません。というのも、著者は世界でもトップクラスのカリスマ講演者としても知られており、そのユーモアたっぷりのスピーチの上手さは折り紙付きです。

そのため、ぜひオーディブル版で楽しんでいただきたい作品です。

7. Never Split the difference

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_Never Split the difference

元FBI交渉人による、実践で使えるコミュニケーションスキルや会話テクニックなどの交渉術を解説していく、ビジネス本です。

ビジネス系のノウハウ本としては珍しく、全米でベストセラーとなりました。

本作の一貫したテーマは、「いかに相手側に主導権があると錯覚させて、こちらが思うままの結果に持っていくか?」ということ。そのための手法を様々な事例をあげながら、明かしていきます。

著者は”人質解放の専門家”として長年現場で活躍していただけあって、その成功失敗の実例はどれもミステリー小説以上に面白いです。「これぞ真剣勝負」な世界で培った交渉能力を駆使する逸話の数々に、グイグイと引き込まれるはずです。

交渉とは「勝ち負け」ではなく「コラボ」であるとする心理戦略は、どれも日常生活で大いに参考になるヒントが含まれています。

とりわけ、個人的に印象的だったのが「狙いを定めた質問テクニック」の箇所。具体的なキラー・フレーズは、すぐに使えそうなものばかり。英会話の微妙な言い回しの違いや復唱などで、結果が可にも不可にもなるということを感覚的に学ぶことができました。非英語圏出身者にとって、かなりタメになりますよ。

ちなみに、タイトルにある「 Split the difference(妥協、合意という意)」はビジネス英語でよく使われるフレーズです。

本作においては、生きるか死ぬかの現場で”喧嘩両成敗”なんてありえないのだから、いかに自分に有利な条件で承諾させるのかというメッセージとなっています。

最後までワクワク感が止められない「ビジネス本+エンターテイメント」な軽妙な作品ですので、飽きずに楽しめます。

Never Split the Difference
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8. Principles

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_Principles

「ヘッジファンド界の帝王」「金融界のスティーヴ・ジョブズ」と呼ばれる著者が、成功する意思決定のためのプリンシプルズ(”原理”や”真理”という意味)を明かす、自己啓発系/哲学系のビジネス本です。

NYタイムズのベストセラーであり、欧米の起業家、経営者、ビジネスマンたちからは「バイブル」と称されることも。

著者が有名投資家といっても、経済動向や投資戦略を伝授するものではなく、長年のキャリアから導き出した人生や仕事に役立つチップ(秘訣)をまとめたものが本作です。

失敗にはどう対応する?どう会社を成長させてきたのか?どう仕事や人生を楽しんできたのか?より良い人間関係とは?など、業種的に関連のないリスナーにも興味が持てる内容になっています。

「自伝」「人生編」「仕事編」の3部構成で、自伝ではプリンシプルズが生まれた背景、人生編では私生活のあらゆる場面で使えそうなレッスン、そして仕事編では著者自身が創業した企業で実践している組織論(企業カルチャーやルール)のレッスンとなります。

聴いていると何かしらの「気づき」があり、「今の自分」を客観視する必要がある時にオススメできる作品です。

著者ほどストイックにはいきませんが(笑)、自分なりの人生や仕事のプリンシプルズを作ってみようという気持ちにさせてくれますよ。

大長編というところが少々ネックですが、チャプターごとに要約と詳細なインデックスがあるので、気になる項目から聴き始めることもできます。

ちなみに、私は状況に応じて事典や参考書のように活用中です。一部、金融系の専門用語が出てくる箇所もありますが、全体的に平易な英語なので中級以上の方であれば問題なく楽しめます。

9. Winners Take All: The Elite Charade of Changing the World

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_Winners Take All The Elite Charade of Changing the World

富裕層や企業によるフィランソロピー(慈善活動)の”表と裏”、そこから見えてくる不平等なシステムという問題を明らかにした、2018年のベストセラー。

著者は、日本での知名度は高くはありませんが、元NYタイムズ誌の人気コラムニストであり、米国のZ世代やミレニアム世代から絶大な支持のあるジャーナリストのひとりです。

ざっくりと言えば、「慈善活動は本当に社会の役に立っているのか?」と疑問を呈するノンフィクション。

かつでないほどビリオネアたちが莫大な資産を慈善活動に費やす一方で、ますます彼等は特権階級として富と権力を独占し、ますます経済格差も広がっているという米国社会が抱える大きな矛盾を、丹念なリサーチで検証していきます。

情報やデータで裏付けながら、現代の慈善家たちが言う「世の中を良くする」は「見せかけのまやかし」と痛烈に批判し、「We are 99%」(格差を意味する、有名スローガン)な人々に、本当の問題は貧困ではなく、不公平な社会構造であると指摘していきます。

クリアな分析と的確なメッセージを打ち出した、非常に共鳴できる良質な作品です。それは、ビル・ゲイツなどの慈善活動に熱心な著名人を「偽善者」と気持ち良いほど一刀両断にしているにも関わらず、その当事者たちから「必読の書」と評されるほど。

ちなみに、タイトルの「Winner Take All(勝者総取り)」とは、大統領選での選挙人獲得システムに由来しています。リリース当時のトランプ政権への皮肉も込めたものとか。

プレゼンの完璧なお手本のように、難解な言い回しをすることなく、インテリジェンスのあるきっちりした英語で著者本人がナレーションも担当しています。

英語を学びながら、問題意識を持って米国の現状を知りたい方におすすめです。

Winners Take All
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10. I Thought My Father Was God: National Story Project

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_I Thought My Father Was God National Story Project

現代アメリカ文学を代表する作家、ポール・オースターがホストを務めた約20年前のラジオ番組『National Story Project』(一般公募で集められた「嘘のような本当の話」をオースターが朗読する企画)からの珠玉のアンソロジーです。

本作は、全米各地から投稿された何千もの物語のなかから、オースターが厳選した179編のショートストーリーを、当時のラジオ番組そのままに本人が朗読したもの。まさにオーディブルのためにあるような作品と言えます。

ごく普通の人たちが綴る日常や非日常的な物語の数々は、くすりと笑えるもの、ほろりと涙させるもの、本当なのか不思議に思えるもの、読後に考えさせられるもの...など、トピックスは多岐にわたってますが、どれも生身のアメリカを感じさせ、何度も繰り返し聴きたくなる味わい深い話ばかりです。

「家族」「戦争」「動物」などテーマごとに大まかに分類されており、物語も短いもので1分程度、長いものでも10分弱と超短編なので、気になるものから好きに聴き始めることができるのがポイントです。ぜひ自分好みの話を見つけてくださいね。

また、オースターによる朗読は、落ち着いた低音で聞き取りやすく、時に猛烈に早口になったりと米国東部出身者らしさを感じさせる、”リアルな語り口”なのも魅力的です。

余談ですが、オースターは人気作家としては珍しく、本人ナレーションによるオーディブル作品がかなり豊富です。NY3部作、『Brooklyn Follies』『Aa href="https://amzn.to/3BvUe03">Moon Palace』『4321』など、オースター自身の作品も耳で楽しんでいただけるとうれしいです(オースターファンとして、笑)。どの作品も英語自体は決して難解ではないですが、淡々とした独特な文体リズムのため、作品に馴染みのある方であれば中級者以上、なければ上級者向けとなります。個人的な感想ですが、人間や情景描写が音楽のように目の前に広がっていきますよ。

I Thought My Father Was God
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11. The Nanny Diaries 私がクマにキレた理由

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_The Nanny Diaries

就活に失敗した女子大生が、ひょんなことから上流階級の家庭でナニー(子守)として雇われ、そのハイソな子育ての実態を観察しつつも振り回されていく、というライトノベル小説です。作者ふたりが元ナニーという体験談を基に書かれたもので、全米ベストセラーになりました。

舞台はニューヨーク。社交界のママ達は、子育ては使用人に丸投げし、自分たちのことが最優先。そこには、一般人が想像を絶する「常識や掟」があり、その理不尽ぶりの数々は呆れを通り越して笑えるほどです。メディアで語られるような、「セレブライフ」の優雅さとはまったく違う”不健全なライフスタイル”がそこにはりました。

本作は、”Chick-Lit (Chick Literature: 女性向け大衆小説。「The Devil Wears Prada」「 Bridget Jones's Diary」などが代表的)”というジャンルのもので、軽い文体と内容が特徴です。好き嫌いはクッキリと分かれるものだと思いますが、頭を使わず、ワイドショーでも視聴している感じの「敷居の低さ」があり、児童文学では物足りないという方におすすめです。

朗読を担当するのは、ジュリア・ロバーツ。真面目な一般人である主人公、高慢な雇い主やそのママ友軍団... と個性的なキャラクターたちを、階級(棲み分け)ごとに違う空気感さえ見事に演じ分けます。

映画化もされていますが、吹き出して笑えるという意味では、こちらのオーディブルのほうが断然おもしろいです。

The Nanny Diaries
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12. With the Fire on High

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_With the Fire on High

高校生のシングルマザーが孤立無援の貧困生活のなかで、料理の才能に目覚め、夢を追いかけていくというライトノベル系小説です。昨年、全米のティーンを中心に若い世代で大人気となり、「2020 Audie Awards」にも選出されています。

本作は、高校1年生(まだ14歳)で妊娠と出産、唯一頼れるはずだった祖母の介護まで抱えてしまう主人公がその逆境にくじけず、自分の将来のために果敢に挑戦を続ける青春(成長)物語です。

その境遇は、「そういうティーンや家庭って結構いる」と欧米のリアルな「あるある」を反映したもので、そのあたりが若い読者層に大きな共鳴感を生んだよう。若くもない筆者としては(笑)、母親のような気持ちで主人公を応援したくなるものでした。

著者は、デビュー作『The Poet X』(2018年のニューヨークタイムズのベストセラー)で英語圏のYAジャンル(ヤングアダルト:高校生メインの若い層向け)の賞を総ナメにした期待の作家と言われてるだけに、軽い文体ですが感情移入しやすい巧みな心理描写が見事です。

”YAジャンル”と称される作品は、洋書初心者にも入りやすいものが多いのでおすすめのオーディブルですよ。 一部、若者特有のスラングやスペイン語が入るのが少々ネックですが、英語自体はかなり平易なので、中級者なら十分に楽しめます。

With the Fire on High
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13. Just So

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_Just So

60年代に東洋的思想を西洋に広めたことで知られる、哲学者「アラン・ワッツ」によるスピーチ集です。書籍版は一部抜粋しているだけなので、当時の講演が色々と聴けるという意味では、この作品はオーディブルでしか味わえないものとなっています。

著者は、欧米で「禅」(イメージとしては英語の方の「ZEN」)の一大ブームを作った立役者であり、いわゆる「カウンターカルチャー」(ビートジェネレーション、ヒッピー、ニューエイジ、サイケデリックなど)のカリスマ指導者のひとりと言われていました。

亡くなって随分と経つため、知る人ぞ知る存在でしたが、アップル社の広告でスピーチが使用されたりと、ここ数年の英語圏では大きく再注目を浴びているようです。

本作は、大きく分けて「つながり」「遊び」「快楽や喜び」というテーマになっており、仏教などの東洋宗教、お金、仕事、テクノロジー、宇宙、物理に文学など、人に関連するあらゆるトピックスを網羅した短めの問答ばかりを集めたものです。

どの作品も50年以上前のものとは思えないほど、今でも新たな発見があったりと新鮮な気持ちで聞けます。

”哲学”というと、なんだか「理屈っぽい」と敬遠されがちですが、難解な用語はほぼ出てこず、ユーモアあふれる例えで話が進んでいくので純粋におもしろい物語を聴いている感じで楽しめます。

著者は「哲学的エンターテイナー」と呼ばれるだけあり、歴史や哲学の知識がなくても、誰でも分かりやすく説いていきます。もちろん、一部は専門的すぎと思われる箇所も出てきますが、そのあたりは聴き飛ばしても聴く上では問題はありませんので、自分好みのトピックスを見つけてみてください。

個人的には、あの時代にスマホ、キンドル、SNSに近いものを予言のように話す、「人とテクノロジー」のエピソードが興味深いものでした。また、ヨガをやっている方なら周知の「ディーパック・チョプラ」の思想(量子力学的)の世界観がお好きな方には、かなりおすすめですよ。

14. The Willpower Instinct スタンフォードの自分を変える教室

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_The Willpower Instinct

米国スタンフォード大学で大人気の心理学講義「The Science of Willpower」を書籍化したビジネス本。誰もが意志力は鍛えられるということを科学的根拠を基に解説していくもので、2013年のベストセラー作品です。

本作は、心理学、脳神経学、医学、経済学の視点から人間の「意志の力」を分析し、その長続きしない理由を精神論(根性論とも、笑)ではなく、脳の仕組みから紐解いていきます。そして、日常的に使える情報(意志力を高めるトレーニング方法)を紹介していきます。

実際の10週間に及ぶ講義と同じく、10章で構成しているため、時間がない場合でもゆっくり取り組めるように配慮されており、「ダイエット」「禁酒」「禁煙」など身近な悪習慣の成功失敗例を具体的にあげながら、アカデミックな内容なのにユーモアたっぷりに説明していくため、最後まで面白く聴いていられます。

「脳のプログラミング」を理解することで、人間の行動パターンを知り、「どうして、自分は意志が弱いんだろう?」という素朴な疑問への科学的要因の一端を知るキッカケになる良作と言えますね。個人的には、ドーパミンとは幸福感や快楽をもたらすものではなく、単に「期待」「予感」のようなものでしかないという理論、そして意思決定には「その環境」も大きな影響があり、ウィルスのように習慣(良いものも悪いものも)は感染していくという論点がすごく興味深かったです。

ビジネス本なのに続きが気になる小説のように夢中で聴いてしまうほどおもしろいので、私のように意志薄弱だからという理由で何かを諦めてきた方にはおすすめですよ。実生活にも色々と応用できますし、なにかしらのタメになるはずです。 専門的用語は一部ありますが、全体的に平易で分かりやすい英語ですので、中級者以上の方にはぜひオーディブル作品にも挑戦していただきたいです。

The Willpower Instinct
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15. Hear the Wind Sing 風の歌を聴け

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_Hear the Wind Sing

日本発世界的作家、村上春樹のデビュー作!

1970年の夏、主人公の僕(大学生)が港街に帰省し、友人の鼠とビールを飲みまくります。

そして僕は女の子と出会い、ラジオのディスクジョッキーと会話を交わし、ジュークボックスにかかるレコードを聴く。

中編小説なので聴くのも比較的に楽ですし、舞台も日本なので聴きやすいです。

冒頭が次のように始まることでも有名な作品です。

There’s no such thing as a perfect piece of writing. Just as there’s no such thing as perfect despair.

完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。

れおん
続編のPinballもセットで付いていてお得です!
Wind/Pinball: Two Novels
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16. Alice’s Adventures in Wonderland 不思議の国のアリス

おすすめの英語Audible(オーディオブック)初心者向け_Alice’s Adventures in Wonderland_Scarlett Johansson

100年以上にわたり、世界的に親しまれているファンタジー童話。このイギリス発の不朽の名作は、ウサギを追いかけて不思議な国へと迷い込むアリスの冒険物語です。

身体の大きさが変わったり、生き物が人間の言葉を話したりと様々な奇妙な体験をしていくお話は、子供であれば純粋に想像力を掻き立てられるものであり、大人であればその不条理な世界観に考え込まされたり、なにか恐れに似た感情を抱かせるかもしれません。そのあたりが、この物語の摩訶不思議な魅力となっていると言えます。

好奇心旺盛の主人公アリスをはじめ、時計ウサギ、チェシャ猫、トランプ兵など多くの登場人物も魅力的ですが、この物語の醍醐味は韻を踏んだり、ダジャレになったりする「言葉遊び」です。

このへんは翻訳本ではなかなか味わえないところですので、ぜひともオーディブル作品に挑戦してみてください。

本作のおすすめ2作品あります。まず、スカーレット・ヨハンソンが朗読する米国版は、感情や抑揚の表現が強めで、かなりハッキリとした発音なので聞き取りやすいです。

一方、本場英国ならではの世界観を味わいたい場合は、ケイティ・ロング(『ハリーポッター』でハリーの初恋の女の子で出演)の朗読による英国版も良いですよ。クセのないイギリス英語なので、耳馴染みもスムーズです。

どちらも子供向けに制作されたものですので、オーディブル初心者の方にもおすすめです。

▼スカーレット・ヨハンソン版

Alice's Adventures in Wonderland
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▼ケイティ・ロング版

Alice's Adventures in Wonderland and Through the Looking Glass
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17. The Wonderful Wizard of Oz オズの魔法使い

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_The Wonderful Wizard of Oz

『The Wonderful Wizard of Oz オズの魔法使い』は、世界中で親しまれているアメリカの童話作品なので、日本でも子供の頃に読んだり、親に読み聴かせてもらった人もいると思います。大人になって改めて聴いてみて、主に以下2点でおすすめできると思いました。

1つめは、物語がシンプルでわかりやすい点です。具体的には、少女ドロシーが家ごと竜巻に巻き込まれオズの国に飛ばされる→故郷カンザスに戻るために魔法使い(オズ)に会いに行く旅に出る、というように、大筋が明確なので迷子になりにくいです。

また、途中でかかし、木こり、ライオンが仲間に加わる→悪い魔女と対決する、という流れも、桃太郎みを感じるシンプルさ。

細部まで一字一句完璧に聴き取れなくても十分に楽しめるので、Audible(オーディブル)を好きになるきっかけとしておすすめできます。

2つめは、ナレーションがハリウッド俳優のアン・ハサウェイが担当している点です。朗読に感情を乗せるのはもちろん、声色を自在に使い分け、複数のキャラクターを演じる表現力が見事。顔だけじゃなく、本当に実力のある俳優であることが改めて感じられ、感動しました。

アン・ハサウェイの朗読が聴けるという点で、『The Wonderful Wizard of Oz オズの魔法使い』は、活字で読むより、Audible(オーディブル)で聴くことをおすすめできる作品です。

The Wonderful Wizard of Oz
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18. Animal Farm 動物農場

おすすめの英語Audible(オーディブル)中級者向け_Animal Farm

1950年の死後、今なお世界的に影響力のあるイギリスの作家、ジョージ・オーウェルの代表作です。

オーウェルと言えば『1984』が有名ですが、英単語、英文、内容の全てにおいて上級者向けなため、なかなか手が出しにくいのが現実。

しかし、この『Animal Farm』は、動物たちを主人公とした寓話風の作品で、ナレーションも早くないので、Audible(オーディブル)中級者でも聴きやすいです。

ざっくりのあらすじは、人間に支配されている動物たちが革命を起こし、平等な国をつくるかと思いきや、2匹の豚が恐怖政治を行っていく過程が描かれていきます。

2匹の豚のナポレオンとスノーボールは、それぞれロシアのスターリンとトロツキーを、革命から恐怖政治への流れはロシア革命を風刺していると言われています。

革命とか恐怖政治と言われるととっつきにくいですが、動物たちの寓話になっていることで、世界的、歴史的に重要なことを、抵抗なく学べるのは本作の魅力。『Animal Farm』は、『1984』と同じく、大人の教養として聴いておいて損のない作品です。

ところどころ知らない単語も出てくると思いますが、寓話風に仕立てられた物語の、全体の理解を妨げるほどではありません。

完璧主義にこだわっていると、いつまで立っても英語版Audible(オーディブル)を楽しめるようにならないので、一字一句完璧に100%聴き取る必要はないんだ!っていう感覚を体験する意味でも、本作はおすすめです!

19. The Old Man and the Sea 老人と海

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_The Old Man and the Sea

アメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイのノーベル文学賞受賞に寄与した代表作です。

ノーベル文学賞と聴くと構えてしまうかもしれませんが、ヘミングウェイの作品は、意外なほど読みやすい=聴きやすいです。

その理由はハードボイルドな文体(中学レベルの単語を中心に、シンプルで客観的な文体)にあります。

短編ゆえに比較的に短い再生時間と合わせ、最高レベルに聴きやすい作品です。

The Old Man and the Sea
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20. Murder on the Orient Express オリエント急行殺人事件

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_Murder on the Orient Express

アガサ・クリスティの代表作の1つで、ベルギー人の名探偵エルキュール・ポワロシリーズの8作目です。

本作のナレーターはイギリス、ロンドン出身の俳優、デヴィッド・スーシェさん。イギリスのテレビドラマシリーズ『名探偵ポワロ』で、エルキュール・ポワロ役を担当した方です。

このオーディブルでも、ベルギー人ポワロの訛った英語を見事に表現していて、「原作に最も近いポワロ」という評価を得ていることにも納得のナレーションです。

アガサ・クリスティは本作の他にも『And Then There Were None(そして誰もいなくなった)』や『The Murder of Roger Ackroyd (アクロイド殺し)』など、代表作があります。

しかし、その中でも『Murder on the Orient Express オリエント急行殺人事件』をおすすめする理由として、多国籍な登場人物があります。

つまり、アメリカ人やイギリス人などの英語に限定されない、多様な英語を聴くことができるのです。

ベルギー人ポワロを筆頭に、アメリカ人、イギリス人、ロシア人、ドイツ人、スウェーデン人、ハンガリー人、イタリア人、ギリシャ人など。

ナレーターのデヴィッド・スーシェさんは、各国の英語の特徴をとても上手く演じ分けます。

これは活字で「読む」だけでは体験できないことであり、オーディブルで「聴く」ことならではの魅力。

英語は世界の共通語であり、英語話者の8割は非ネイティブ、世界人口の95%も非ネイティブ、グローバルな場に行けば行くほど非ネイティブが大多数になる、という事実を踏まえると、本作で多様な英語を聴けることは貴重かつ、リスニング力の向上においても有益な体験となります!

れおん
ちなみに、本作は稀にフランス語が出てきますが、全体の理解を妨げるほどではないので、あまり気にせず軽く流しても問題ありません。ただ、序盤に出てくる「Ce n’est rien. Je me suis trompé (It's nothing, my bad = なんでもない、私の間違いだった)」だけは、ストーリーを理解する上で重要なので、ここで意味を紹介しておきます。完璧主義で一部のフランス語を気にしすぎ、聴かず嫌いしてしまうには勿体ない名作です!
Murder on the Orient Express
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21. Kim Jiyoung, Born 1982 / 82年生まれ、キム・ジヨン

おすすめの英語Audible(オーディブル)中級者向け_Kim Jiyoung, Born 1982

韓国で社会現象を巻き起こし、世界的ベストセラーにもなった作品です!

キム・ジヨンは1982年生まれの女性で最も多い名前で、いわば一般女性代表。

韓国の女性が受ける性差別を、統計データを引用しながら描く。

日本に近い国、韓国が舞台なだけあって、「うわぁ、こういうこと日本でもあるわ/ありそう」というシーン多数。

女性は共感するところが多いと思います。男性にとっては女性目線で社会を見れる貴重な本。私も勉強になりました。

Audible(オーディブル)としては長すぎないところもおすすめです!

Kim Jiyoung, Born 1982
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22. Know My Name: A Memoir

おすすめの英語Audible(オーディオブック)中級者向け_Know My Name A Memoir

数年前に米国スタンフォード大学内で起こった、性暴力事件の被害者による体験を綴ったノンフィクションです。2019年のニューヨークタイムズの年間ベストの1冊であり、全米批評家賞の受賞作品。

本作は、有名スポーツ選手であった加害者が「白人男性、名門大学所属、スター選手」という理由だけで軽い刑罰となり、被害者が不利になった裁判がベースになっています。

判決後、著者がその陳述書を一般公開したことで大きな話題となり、声をあげらずにいた社会的弱者の連携を促し、「Me Too」ムーブメントの先駆けになったとも言われています。

突如、日常生活を奪われた著者は、事件から過酷な裁判にわたる長年の苦闘から自分の存在意義を再生させていく過程を克明に描いていきます。

ちなみに、この作品のタイトルは、事件当時「Emily Doe (匿名)」として名前は伏せらていたものの、裁判過程で心身ともに追い詰められた著者が実名を公表することで「自分を取り戻す」というメッセージを込めてにいるそうです。

正直なところ、聴くだけでも苦しく辛い内容ですので、好き嫌いがハッキリと分かれる作品です。個人的には、欧米でもこんな特権階級的な差別(ここでは、白人男性有利)の風潮がまだまだ残っているのだと再認識させられました。 著者が率直に語る内容は、ハードでありながらも心打つもので、そのうえ力強いものがあり、大いに感情移入させられる良作です。

著者の視点は性被害者だけではなく全ての社会的弱者と呼ばれる人々には向けられており、自分の尊厳と誇りを取り戻すために声をあげることが、どれほど大変で酷なことなのか、どれほどの強い意志が必要なのかを改めて考えさせられます。

上級者向けのおすすめ10選

1. Harry Potter ハリー・ポッター

おすすめの英語Audible(オーディオブック)上級者向け_Harry Potter

世界5億冊を売り上げたスーパーヒットシリーズの第1作。

本作のおすすめポイントはなんと言っても、魔法の世界の描写ですね。ハリーも初めて見る魔法の世界を、読者も一緒に楽しむことができるところが楽しいです。

例えば、入学前にハグリッドと訪れたダイアゴン横丁では、オリバンダーの杖の店で「杖に選ばれる」体験をしたり、ゴブリンに警備されたグリンゴッツ銀行でお金を下ろしたり。

また、学校ではみんなで杖を振って呪文の練習をしたり、箒で空を飛ぶ練習をしたりと、とにかくワクワクできます。

学校はお城で、肖像画に描かれた人が動いて話したり、階段が移動するのも魅力的。私自身も、自分にもホグワーツから手紙が来ないかなと本気で願ったものです!

ナレーションの担当は、イギリスの国民的作品『シャーロック・ホームズ』シリーズや、『銀河ヒッチハイクガイド』も担当した、英国タレントのスティーブン・フライ。

このレベルの作品を任されるだけあって、彼の美声と表現力は、私たち聴き手を引きつける力があります。また、彼のナレーションは発音がはっきりしていて、スピードも速くなく、日本人にもとっても聴き取りやすいです。口調も暖かく、もっと聴き進めたい!という気持ちになるので、本当におすすめです!

Harry Potter and the Philosopher's Stone, Book 1
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英語でオーディブル!ハリーポッター全7作おすすめポイント紹介【オーディブル初体験なら最初の一冊は無料】
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れおん『ハリーポッター』の原作小説を、英語原文のオーディブルで聴いてみたい方へ。 『ハリーポッター』シリーズは、本当におもしろいですよね。 ハリーたちが大活躍する魔法界の設定に、世界中が熱狂したのもう ...

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2. Hitchhiker’s Guide to the Galaxy 銀河ヒッチハイクガイド

おすすめの英語Audible(オーディオブック)上級者向け_Hitchhiker’s Guide to the Galaxy

『Hitchhiker’s Guide to the Galaxy 銀河ヒッチハイクガイド』はイギリス発のSFコメディ作品です。

本作はもともとBBCのラジオドラマとして大人気となり、そこから小説化や映画化がなされ、イギリスを飛び出し世界中で楽しまれています。銀河ハイウェイ建設工事のため、通り道にある地球が取り壊されてしまったり、生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答えを求めたり、簡単に750万年が経過したり、宇宙人がいたりと、めちゃくちゃな設定が最高におもしろいです。

ちなみにGoogleで「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答えは?」と検索すると、隠しコマンドとして、ちょっと変わった検索結果が出てきます。これは本作品がGoogle神にも認められている証拠であり、本作品の地位の高さが伺えます。

また、本作のナレーションは『ハリー・ポッター』や『シャーロック・ホームズ』など、イギリスの国民的作品も担当しているスティーブン・フライが選ばれていて、この点からも『銀河ヒッチハイクガイド』の人気の高さがわかります。

めちゃくちゃな設定や展開ゆえ、こちらの常識が意味をなさないので、その点では理解が難しいと言えますが、逆にそこが魅力だとも私は思います。よくわからない宇宙の物理法則や、宇宙船の特殊能力は難解ですが、それはただのギャクなので、まともに理解しようとするのは野暮だと思います。細かいことは右から左に受け流し、ギャグとしてとらえれば、わからないことさえ楽しむことができます。

もともとはBBCのラジオだったことと、スティーブン・フライの名ナレーションを理由に、活字で読むより、Audible(オーディブル)で聴くことをおすすめしたい作品です!

Hitchhiker's Guide to the Galaxy
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3. The Queen's Gambit

おすすめの英語Audible(オーディオブック)上級者向け_The Queen's Gambit

昨年のコロナ渦で世界中で社会現象となった、Netflixのミニドラマ『クィーンズ・ギャンビット』(全7話)の原作です。著者は日本ではあまり知られていませんが、映画『The Hustler』などの代表作のある米国人作家。

約40年前のリリース当時(1983年)は話題にならなかった作品でしたが、ドラマの驚異的な成功により、2020年のニューヨークタイムズのベストセラー入りとなりました。ドラマ版はスリラー界の巨匠スティーブン・キングをはじめとする辛口コメントで知られる各界の有名人たちをも虜にした作品と言われています。

かなり簡単に言えば、1950年代の冷戦時代に幼くして孤児となった主人公の少女がチェスの才能を開花させていく成長物語。

一風変わった女の子のお話といえば、『Anne of Green Gables(赤毛のアン)』などのホンワカしたものを彷彿させるかもしれませんが、

本作は薬物やアルコール中毒依存などのハードな問題を混じえながら、栄光→挫折→復活と男性優位のチェスの世界でチャンピオンになるまでのアップダウンのある青春を描いていきます。

タイトルの由来はチェスの一手のひとつで、序盤で優位に立つ方法のこと。ちなみに、アメリカでは昨年のホリデーシーズンではチェスがバカ売れし、空前のチェスブーム到来となったそうです。

ドラマにハマったひとりとして原作を聴いてみましたが、正直なところ大きな違いはありません。しかし、あっさりと淡々とした文体でありながら、手に汗握る緊迫した対局シーンや主人公のグラグラと揺れ動く心情描写(感情の起伏)は原作の方が面白く、主人公がより魅力的に感じました。

チェスの知識がなくとも十分に面白い作品ですが、原作では分からない人にはピンとこない場面も出てくるので、ドラマを先に鑑賞しておくともっと楽しめるはず。映像化されると原作の質が落ちてしまいがちですが、どちらも甲乙つけがたいほど見事なエンタメ作品です。

ドラマ鑑賞された方であれば初〜中級でも問題ないと思いますが、少しナレーターの声が聞き取りづらいため未鑑賞であれば上級者向けです。

The Queen's Gambit
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4. Chronicles: Volume One

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ボブ・ディラン本人による回顧録です。”音楽の神様”や”天才詩人”と呼ばれるアーティストの謎に包まれた半生を綴った作品は、2004年の発売時に大ベストセラーとなり、後のノーベル文学賞の受賞理由のひとつとなったと言われています。分厚い活字版を要約したものが、このオーディブル作品となります。

朗読担当は、ディランファンとして知られる名俳優ショーン・ペン(愛息子に「ディラン」と命名してしまうほど)で、著者独特の文学の世界を見事に表現しています。

全5章の内容は、故郷ミネソタからニューヨークにやってきたデビュー前、時代の代弁者(カリスマ)と呼ばれるのを唾棄した隠遁時代、低迷期から復活へと繋がったアルバム制作などで構成されています。

しかし、この作品は時系列がバラバラで、抜け落ちている時代があったり、章ごとにつながりがなかったりするため、リスナーに少々難解さを感じさせるかもしれません。ですが、章ごとが別個の物語として聴き進めていくと、ディランの詩的文体はビジュアルが目の前に浮かんでくるような情景描写が圧巻で、ぐっと惹きつけられるものがあります。

修行時代、恋愛小話、引退まで考えた低迷期、他アーティストにコンプレックスを感じたり、某有名バンドに加入しようとしたりと、興味深いエピソードもたっぷりで、数々の名作の背景にあったものを知るとともに、「神様と呼ばれる人も普通の人だったんだ」と感じさせ、ファンだけではなく楽しめる作品となっています。

とりわけ印象的だったのが、著者が影響受けたミュージシャンや書籍の詳細です。ディランファン、または音楽通や文学オタクでないとピンとこないかもしれませんが、これらの膨大な知識の蓄積がディランの世界観を作り上げたのだと思うと、凄くおもしろかったです。

ちなみに、本作はタイトルにはあるように全3巻予定のうちの1巻目。ただし、これ以降の続編は、いまだ刊行されていません。御年80歳となる著者が完結できるのかは、神(ディラン本人)のみぞ知る。

れおん
本作は個人的にもお気に入りの作品で、シンプルに音として聴いてて気持ちよかったです。英語の文章が持つリズム感と、それを表現しきる朗読がブラボー。活字で読むより、オーディブルで聴いた方がより楽しめる作品です!
Chronicles: Volume One
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5. Kitchen Confidential: Adventures in the Culinary Underbelly

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セレブシェフであった著者による、料理業界の裏話を赤裸々に綴ったノンフィクション&自伝です。この作品の大ヒットにより、著者は後にテレビタレント(代表的な番組『No Reservation (アンソニー世界を喰らう)』など)や作家としても有名になりました。

大学を中退してまで料理界に入ったユニークな背景(モテたいという不純な動機)から、ハイエンドと呼ばれる高級店での仕入れのカラクリ、本人を含むアルコールや薬物にハマる料理人の実態などのゴシップ的なものから、

運営にまつわるコツなどビジネス書的なところまで描いており、業界を知らない人にも興味深いと思わせるトピックが盛りだくさんです。

まさに「Sex, Drugs&Rock’n Roll + Cooking」なカオスな内容ですが、グイグイと惹きつけられる犯罪小説のようでおもしろいです。

全編にわたり、スラングや下品で猥雑な表現が多いので、苦手意識を持つリスナーもいるかもしれませんが、約20年前のベストセラーなのに今でも色褪せない魅力があります。

個人的には米国の料理界のショッキングな実情にも驚かされましたが、交流のあった有名シェフたちをはじめとする本作の登場人物の誰もが粗野で破天荒でありながら、不思議とチャーミングなのが印象的でした。

上記の番組を知っている方であれば、著者本人によるオーディブル作品は毒舌混じりの語り口をかなり楽しめます。

続編『Medium Raw: A Bloody Valentine to the World of Food and the People Who Cook』も本作と比較するとインパクトには少々欠けますが、おもしろいです。

Kitchen Confidential: Adventures in the Culinary Underbelly
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6. Investment Biker 冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行

おすすめの英語Audible(オーディオブック)上級者向け_Investment Biker

22ヶ月、52ヶ国、モーターバイクの旅!走行距離65,065マイルはギネスブック記録!

ジム・ロジャーズさんは、ウォーレン・バフェットさん、ジョージ・ソロスさんと共に、世界三大投資家に数えられるレジェンド。

単純に、金にものを言わした豪華旅行というわけでもなく、命の危険があるゲリラ地域を通過したり、文字どおり命をかけた大冒険は、スリル満点。

ジムさんと一緒に世界を旅し、世界のこと+伝説の投資家の視点を学べます!

Investment Biker: Around the World with Jim Rogers
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こちらもおすすめ! Adventure Capitalist 冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見

おすすめの英語Audible(オーディオブック)上級者向け_Adventure Capitalist

ジム・ロジャーズさんの第二作、今度は改造ベンツ(車)で世界2周目の旅!

今回もまた、金持ちの道楽旅行ではなく、ガチの命懸け。

世界経済や投資に興味がなくても、単純に冒険物としてもおもしろい作品です。

Adventure Capitalist: The Ultimate Road Trip
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7. Becoming マイ・ストーリー

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オバマ元大統領夫人ミシェル・オバマさんの自伝、本人ナレーション、グラミー賞受賞、アマゾン評価も圧倒的なスーパーベストセラーです!

個人的に刺さったのは『Becoming』という現在進行形のタイトル。そこに込められた意味は、序文で明らかになります。

Now I think it’s one of the most useless questions an adult can ask a child―What do you want to be when you grow up? As if growing up is finite. As if at some point you become something and that’s the end.

今、私は思います、大人が子供に聞く最も無意味な質問の一つは ー 大人になったら何になりたい? まるで大人になることが有限であるかのようです。まるであなたはどこかの時点で何かに成り、それが終わりのようです。

全3章からなる本作の構成も、第1章がBecoming Me、第2章がBecoming Us、第3章がBecoming More。

私たちは何かになって終わりじゃないんだ、常に現在進行形なんだ、というメッセージが込められているようで、とても共感できました。

アメリカでも、全世界でも、最も尊敬される女性に選ばれたことのあるミシェル・オバマさん。その自伝から、尊敬される人の人間性を感じられる体験は、本作の醍醐味だと思います。

海外の知識や英語学習という範疇を超え、性別に関係なく、人として勉強になる名作です。

8. The Importance of Being Earnest 真面目が肝心

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オスカー・ワイルドの最高傑作。小説ではなく、戯曲・喜劇用の作品なので、活字で読むより、Audible(オーディブル)で聴く方が、作品の魅力を真に楽しめます。

計算され尽くした設定、伏線回収、大どんでん返しは、おもしろいを超えて、オスカー・ワイルドの才能に感嘆せざるを得ません。ウィットに富んだイギリス上流階級の会話や発音も、興味深く、おもしろい。

難易度は高いですが、時間は短めなので、チャレンジはしやすいです。この作品を楽しめたら上級者を名乗ってもいいと思います!

The Importance of Being Earnest
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9. Pride and Prejudice 高慢と偏見

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2世紀にわたり読み継がれ、日本では『高慢と偏見』で知られるイギリス古典文学です。タイトルだけみると堅苦しい作品のように思われがちですが、恋愛を軸にした群像劇であり、19世紀当時の上流階級での英国婚活事情の物語です。英国10ポンド紙幣の顔にもなっている著者、ジェーン・オースティンの代表作のひとつ。

過去に何度も映像化されているこの作品は、「封建社会」そのものの時代に、主人公を含む5人姉妹の一家を中心に身分差や勘違いなどを織り込んだ名作ラブコメと言われおり、鋭い人間観察で「人の本質」を描いていきます。上流階級特有の皮肉とユーモアたっぷりの内容や、次々と登場してくる個性的なキャラクターと、さすが長年読み続けられてきただけあって色褪せない面白さがありますよ。

本作は、本国イギリスはもちろんのこと英語圏では、今も英語学習の必読書の1冊として知られています。しかし、英語の語彙や構文が現代的ではなく(注:現代風にアレンジされたバージョンもありますが)、独特な英国風の言い回し(皮肉、見下し、お世辞、堅くて丁寧な言葉使い)など非英語圏のリスナーには少々難解とも言えます。

また、当時の英国の歴史や習慣、階級制度(本作では上流階級のなかでの貴賤関係)などの背景を多少知らないと内容が分かりづらいという点もあり、原書に挑戦する前に翻訳版(こちらも何バージョンもあり)か映像作品でサラッと物語を把握しておくことをおすすめします。

Audible(オーディブル)作品はいくつものバージョンがありますが、欧米ではこのロザムンド・パイク(映画版では長女役で出演)のナレーションが人気が高いようです。

Pride and Prejudice
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10. Sherlock Holmes' Rediscovered Railway Stories シャーロックホームズ by ベネディクト・カンバーバッチ

おすすめの英語Audible(オーディオブック)上級者向け_Sherlock Holmes' Rediscovered Railway Stories

『シャーロック・ホームズ』シリーズは、スティーブン・フライ版を初心者向け(しっかり聴くなら中級者向け)で紹介しました。

こちらはイギリスの人気俳優ベネディクト・カンバーバッチのナレーションによる新作短編集『Sherlock Holmes' Rediscovered Railway Stories』(原作者ドイルをオマージュしたオリジナルストーリー。各30分程度の4編)です。

舞台出身の人気俳優による流石のナレーションで、耳だけで観劇している気分になれますよ。ちなみに女性の方は、お話よりもカンバーバッチの七色に变化する美声に”うっとり”して意識を持っていかれることもあるようです(笑)

本作はラジオドラマとしてリリースされた作品のため公式テキストブックがないことと、フライ版(既知の古典作品)とは違う未知の新作という点で、おすすめの対象はAudible(オーディブル)上級者です。

Benedict Cumberbatch Reads Sherlock Holmes' Rediscovered Railway Stories
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れおん

日系企業を3年未満で退職し、外資系10年以上(4社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEIC 915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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