
『ハリーポッター』シリーズは、本当におもしろいですよね。
ハリーたちが大活躍する魔法界の設定に、世界中が熱狂したのもうなずけます。
(「エクスペクトパトローナム!(※)」とか最高です!)
(※「守護霊よ来たれ!」作中によく登場する人気の高い呪文)
小説や映画でハリーポッターを楽しんだ方は多いと思いますが、
オーディブルは新しいメディアなため、ハリーポッターのオーディブル版はまだ未体験
という方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事は、ハリーポッター x オーディブル(英語版)というテーマに絞り、
ハリーポッターのオーディブル版の魅力について紹介して行きたいと思います。
オーディブル初心者の人は、30日間無料体験もできるので、ぜひハリーポッターで新しい世界の扉を開けてみてください!

この記事を書いた人
『ハリーポッター』大好きなNさんに原文を書いていただいた後、ブログ管理人の私が編集しました。私は、日本生まれ日本育ちの日本人。外資系歴10年以上、TOEICは対策なで915(2019年)。英語学習や外資系での経験を、発信・共有しています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。
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ハリーポッター x オーディブルの魅力
ハリーポッターシリーズとは?
ハリーポッターシリーズはイギリスの作家 J・K・ローリングによる全7巻のファンタジー小説です。
1997年に第1巻『ハリーポッターと賢者の石 Harry Potter and the Philosopher's Stone』が発売されると、たちまち世界的な大ヒットとなり、
第7巻『ハリーポッターと死の秘宝 Harry Potter and the Deathly Hallows』(2007年)までの累計の売り上げ部数は、なんと5億部以上。
世界の歴代ベストセラーランキングで堂々の1位に輝く作品です。
オーディブルとは?
オーディブル(Audible)とは、アマゾンの子会社「オーディブル」が提供するオーディオブックのことです。
アマゾンの本のページで、「Kindle」という選択肢の横に「Audible」というボタンを見たことがある人も多いと思います。
オーディブルは、インターネットやモバイルデバイスの普及とともに、近年急成長をしている新しいメディアでもあります。
そんなオーディブルの最大の魅力は、「耳を使えば、読書はもっと自由になる!」こと。
紙やキンドルの場合、物理的に本を手で持ち、目で文字を読む必要があるため、生活の中で作品を楽しめる場面はどうしても限定されてしまいます。
しかしオーディブルの場合、音さえ聴ける環境であれば、すべての時間が読書(聴書)タイムとなります。
歩きながらはもちろん、料理や家事をしながらも、行列のできる人気店の待ち時間も、夜ベットに入って寝るまでの時間も、すべてがオーディブルタイムになり得ます。
「耳を使えば、読書はもっと自由になる!」はまさにそのとおりで、趣味読書の私も、ここ最近は活字派からオーディブル派に転向してしまいました。
オーディブル未体験の方は、30日間無料体験もできるので、ぜひこの新しいメディアの魅力を体験してみてください!(無料体験してみて、万が一オーディブルが気に入らなくても、いつでも簡単に退会できます!)
ハリーポッターのオーディブル英語版ナレーター、スティーブン・フライとは?
ハリーポッターシリーズ英語版のナレーションは、スティーブン・フライさん。
Wikipediaによると、イギリスの俳優、作家、ジャーナリスト、コメディアン、司会者、映画監督とのこと。
私はオーディブルを始めるまでスティーブン・フライさんのことは知らなかったのですが、めちゃくちゃ有名かつ有能なナレーターさんみたいです。
というのも、英語のオーディブル作品をいろいろと探していると、よくスティーブン・フライという名前を見かけるからです。
有名なものだと、例えば
- シャーロック・ホームズ全集
- 銀河ヒッチハイクガイド
など。
シャーロック・ホームズも銀河ヒッチハイクガイドも、イギリスの国民的作品を超え、世界的な人気作品であり、それはハリーポッターも同様ですよね。
つまり、このレベルの作品のナレーションを軒並み担当しているということから、スティーブン・フライさんの評価の高さが伺い知れます。
いずれの作品を聴いてみても、聴き取りやすい発音と声質、感情の乗せ方、登場人物ごとに使い分ける声色と、見事な表現力。
私がハリーポッターのオーディブル作品を好きに慣れたのは、スティーブン・フライさんのナレーションによるところも大きいです。
オーディブルの英語作品を聴くときのアドバイス
完璧主義にならないこと。
オーディブル初心者の方に、私からアドバイスを送るとしたら、このことにつきます。
というのも、私はTOEICが900点以上あり、外資系歴が10年以上あり、
ハリーポッター以外にも様々なオーディブル作品(英語)を聴いてきましたが、
それでも、一字一句完璧に聴き取れる作品は1つもなく、
でも、心の底からオーディブル作品に感動したり、楽しんだ経験をたくさんしたことがあるからです。
つまり、オーディブルを楽しむのに、完璧主義は必要なく、むしろ害悪なんです。
細かな点にこだわって、オーディブル作品が持っている感動や楽しさを逃してしまうなんてもったいない。
最初から最後まで、一字一句、100%、完璧に聴き取れなくても、それはあなただけではないですし、あなたのリスニング力が足りないからでもありません。
どうか、不必要な完璧主義で、自信を失い、オーディブルは自分には無理、と決めつけないでください。
それでもハリーポッターの難易度がどうしてもあなたに合わなかった場合、こちらの記事で様々なおすすめ作品を紹介しているので、初心者向けの作品からでも、ぜひいろいろと聴いてみてください。
オーディブルは本当に楽しいので、この記事をきっかけにあなたにも好きになってもらえるとうれしいです!
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ハリーポッターシリーズ x オーディブル 全7作品のおすすめ紹介文
第1巻:ハリーポッターと賢者の石 Harry Potter and the Philosopher's Stone
『ハリーポッターと賢者の石』のあらすじ
ハリー・ポッターは、おばの家で暮らす11歳の孤児。おば家族からひどい扱いを受け、惨めな日々を送っていました。しかし11歳の誕生日、ハリーはホグワーツ魔法魔術学校から入学通知を受け取ります。なんとハリーは魔法使いだったのです。
入学準備のため魔法界に足を踏み入れると、ハリーはなぜか有名人でした。実は、闇の帝王ヴォルデモートにハリーの両親は殺されてしまいましたが、まだ1歳だったハリーはヴォルデモート呪いを跳ね返し、その力を奪い、世界に平和をもたらしました。ハリーは「The boy who lived(生き残った男の子)」として有名だったのです。
ハリーはは全寮制の学校生活を楽しむ中、ヴォルデモートが力を取り戻すために密かに動いていることを知ります。ハリーは親友のロンとハーマイオニーと一緒に、それに立ち向かうことが出来るのか?
『ハリーポッターと賢者の石』内容のおすすめポイント
第1巻の内容的におすすめしたいポイントは、なんといっても、魔法の世界の描写です。その理由は、ハリーも初めて見る魔法の世界を、読者も一緒に楽しむことができるからです。
例えば、入学前にハグリッドと訪れたダイアゴン横丁。そこでは、オリバンダーの杖の店で「杖に選ばれる」体験をしたり、小鬼に警備されたグリンゴッツ銀行でお金を下ろしたり。また、学校ではみんなで杖を振って呪文の練習をしたり、箒で空を飛ぶ練習をしたりと、とにかくワクワクできます。学校はお城になっていて、肖像画の中の人が動いて話せたり、階段が移動したり。
私自身も、自分にもホグワーツから手紙が来ないかなと本気で願ったものです!
『ハリーポッターと賢者の石』オーディブル版のおすすめポイント
オーディブル英語版のおすすめポイントは、スティーブン・フライのナレーションです。なぜなら、彼の朗読は発音がはっきりしていて、スピードも速くなく、日本人にもとても聞き取りやすいからです。口調も暖かく、もっと聴き進めたい!という気持ちになります。
さらに、小説や映画で既にストーリーやキャラクターを知っていると、英語のオーディブルであってもとても聴きやすいです。
読む場合でも同様なのですが、冒頭からしばらくは、やや退屈で難しく感じるかもしれません。その場合は、ホグワーツからの手紙が届き出す3章(特に中盤~)から聞き始めると、あのシーンだ!と分かりやすいです。
特に3章の最後は驚きがあっておもしろく、そして4章では、あの登場人物がついに出てきて物語が一気に動きます。
大好きな作品を朗読で聴くことには、活字や映画とはまた違う魅力があるので、ぜひハリーポッターの英語原文をオーディブルでも聴いてみてください!

第2巻:ハリーポッターとと秘密の部屋 Harry Potter and the Chamber of Secrets
『ハリーポッターとと秘密の部屋』のあらすじ
ホグワーツの2年生となったハリー。そんなハリー達を恐怖が襲います。
ホグワーツの「秘密の部屋」が開かれ、猫やマグル生まれの生徒達が次々と襲われ石になったのです。
実はこの秘密の部屋は、50年前にも開かれてモンスターが解き放たれ、生徒が犠牲になっていたのです。
秘密の部屋を開いたのは誰なのか?そして秘密の部屋のモンスターとは?
『ハリーポッターとと秘密の部屋』内容のおすすめポイント
第2巻の見どころ(聴きどころ)は、新たに登場する屋敷しもべ妖精のドビーや、闇の魔術に対する防衛術のハンサムな教師、ギルデロイ・ロックハートなど、個性の強いキャラクターたちです。
その理由は、濃いキャラクターとハリー達とのやり取りが面白いだけでなく、彼らは物語で重要な役割を果たすからです。例えば、ドビーはハリーのためを思って様々なことをやらかしてくれます。このような新キャラクターのおかげで、物語がよりおもしろくなっています。
また、秘密の部屋を開いたのは誰?というスリルを楽しむと同時に、ハグリッドのホグワーツ在学中の過去にも驚かされます。その他にも、ロンのお父さんが改造したマグルの車に乗り、空を飛んでホグワーツまで飛んで行ったりと、序盤からワクワクが止まりません。
『ハリーポッターとと秘密の部屋』オーディブル版のおすすめポイント
オーディブルという観点では、ハグリッドの発音に注目するとおもしろく聴けます。その理由は、ハグリッドの出身地であるイギリス南西部のアクセントを体感できるからです。例えば、“I don' blame yeh fer tryin' ter curse him, Ron, ”などのセリフに現れているように、ハグリッドは youを“yeh”、toを“ter”と発音します。
実際に聴くとよく分かりますが、訛りが強いため、ハグリッドのセリフは聴く取りにくいところがあります。しかし、それこそがハグリッドのキャラクターであり、ハリーポッター本来の世界観。活字では味わえない、オーディブルならではの音も、楽しんで聴いてみください。
詳しく言うのは避けますが、終盤の17章で、ある人物とハリーが話す場面では、オーディブルだからこその緊迫感があります。特に私が息を呑んだのは、その人物が“ーyou.”と言った時の話し方。間の取り方が絶妙で、鳥肌が一気に立ちました。ぜひ注目して聴いていただきたいです!

第3巻:ハリーポッターとアズカバンの囚人 Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
『ハリーポッターとアズカバンの囚人』のあらすじ
ホグワーツでの生活も3年目を迎えたハリー。
そんな中、厳重に監視されていた極悪犯シリウス・ブラックが、魔法界の刑務所アズカバンから脱獄したというニュースが広まります。
なんと、ヴォルデモートの手下であるブラックは、ハリーの命を狙っているというのです。
追って明らかとなるハリーとブラックの関係。ハリーの運命はいかに?
『ハリーポッターとアズカバンの囚人』内容のおすすめポイント
第3巻のおすすめポイントは、至る所に張り巡らされた伏線です。なぜなら、物語が進むにつれその伏線が回収され、ピッタリとはまることに驚かされるからです。
例えば、ハリーが窮地に陥った際、何者かが守護霊の魔法を使います。時間が経ち、“understood.”という印象的な言葉の後、誰が使った魔法だったか分かり、とても感動しました。
闇の魔術に対する防衛術の有能な先生、ルーピンの授業もとてもおもしろいです。
闇の魔術に対する防衛術を担当するルーピン先生の授業に加え、逆転時計、守護霊、ホグズミード訪問、忍びの地図なども第3巻で初めて登場し、おすすめポイントが書き切れないほどです!
中でも逆転時計は、物語の鍵を握っています。ハリーの父についての事実も明らかになる第3巻は、ファンの間でもおそらく一番の人気作で、私もシリーズの中で一番のおすすめです!
『ハリーポッターとアズカバンの囚人』オーディブル版のおすすめポイント
オーディブル的なおすすめポイントは、16章からのたたみかけるような展開です。どんでん返しとも言えるような驚きの事実が次々と明らかになり、さらには朗読の巧みさもあり、私は最終章まで一気に聴いてしまいました。
例えば、何章と説明するのは避けますが、ブラックがついにハリーの前に現れる場面は特におすすめです。スティーブン・フライの読み方が怖さを倍増させていて、鳥肌が立ち、ゾクっとしました。
ちなみに、序盤に登場するバスの車掌、スタンシャンパイクが話す英語は、ロンドンの労働者階級が話すと言われるコックニーです。これを聴くのも良い勉強になるのでおすすめですよ!

第4巻:ハリーポッターと炎のゴブレット Harry Potter and the Goblet of Fire
『ハリーポッターと炎のゴブレット』のあらすじ
14歳のハリーはホグワーツの4年生に。三大魔法学校対抗試合が100年以上ぶりに、ホグワーツで開催されると知ります。
17才以上の立候補者が炎のゴブレットに名前を書いた紙を入れ、各学校から1人ずつ、3人の代表選手が選ばれます。
しかし、3人の名前が書かれた紙がゴブレットから吐き出されたのち、さらに出て来たのはハリーポッターと書かれた紙でした。
魔法契約の拘束力により辞退できず、ハリーは4人目の代表選手として、危険の伴う三大魔法学校対抗試合に出場することになってしまいます。
闇の帝王ヴォルデモートが力を取り戻しつつある中、ハリーの名前を書いた紙をゴブレットに入れたのは誰?
そしてハリーは、対抗試合の3つの課題を切り抜けることはできるのでしょうか?
『ハリーポッターと炎のゴブレット』内容のおすすめポイント
第4巻のおすすめポイントは、序盤にあるクィディッチのワールドカップのシーンです。試合前にテントで前泊したり、チームの帽子や選手のフィギュア、望遠鏡などのグッズを買うシーンなどもあり、とてもワクワクします。もちろん、緊迫感、臨場感あふれるクィディッチの試合も魅力的です。
また、ハリー達14歳の恋が動き出すのも本作から。前作まではそんな様子なかったのに…。みんな成長したなという気持ちになります(笑)。そして、ハリーが相談なくゴブレットに紙を入れたと思い、嫉妬したロンはハリーを避け、2人の間に溝が生まれてしまいます。その部分は聴いていて胸が痛くなります。
『ハリーポッターと炎のゴブレット』オーディブル版のおすすめポイント
オーディブルならではの楽しみとして、ロンの兄、パーシーの話し方に注目してみてください。というのも、魔法省で働いていることを鼻にかけているのが感じられてイラっとするからです(笑)。
ホグワーツを卒業したパーシーは、魔法省のクラウチ氏の元で働いています。夏休みに家族やハリー達が揃っている中で、報告書を書くのに忙しいとアピールする話し方が自慢気で、フレッドやジョージ達がイラッとするのも納得の話し方。ぜひ聴いてみてください!
しかし、そんなパーシーも兄弟を愛してるんだな…と感じるシーンもあり、胸にくるものがあります。
また、クィディッチのワールドカップや三大魔法学校対抗試合には、ホグワーツがあるイギリス以外の国からも人々がやってきます。そのため、外国人が話す英語の訛りが聴ける点もおすすめです。
例えば、ボーバトンの校長、マダムマクシームはフランス人に特有のhがない英語を話すのでおもしろいです。
31章からは怒涛の展開で、一気に聴き進めたくなりますが、思わず涙が出てしまうようなシーンもあります。

第5巻:ハリーポッターと不死鳥の騎士団 Harry Potter and the Order of the Phoenix
『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』のあらすじ
ホグワーツの5年生となったハリー。三大魔法学校対抗試合の際に、闇の帝王ヴォルデモートが復活したことを、魔法省は認めようとしません。
そんな中、ヴォルデモートと死喰い人に対抗するため、ダンブルドアを中心とした不死鳥の騎士団が再び結成されます。
一方、ホグワーツでは闇の魔術に対する防衛術の教師として魔法省のドローレス・アンドリッジが就任。彼女は、教科書を読むだけで生徒に実技を全く教えません。
魔法省は、ダンブルドアが生徒を率いて私設軍団を結成するのを阻止しようとしていたのです。
ハーマイオニーは、ハリーが教師役とし、闇の魔術への防衛術の実技を生徒達に教える、ダンブルドア軍団を秘密裏に結成します。
ヴォルデモートは、「極秘にしか手に入らないもの」を探しているといいます。
ハリーと不死鳥の騎士団の面々は、ヴォルデモートの策略を阻むことができるのでしょうか?
『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』内容のおすすめポイント
第5巻のおすすめポイントは、29章で描かれる、ロンの兄で双子のフレッドとジョージがアンブリッジに反抗するシーンです。
その理由は、生徒たちが体罰などで酷い目にあわされていたアンブリッジに対して、フレッドとジョージが大胆に反抗してとても気分がスカッとするからです。
物語を読んだり聴いたりするだけで、最後の背景の夕日がはっきりとイメージできるような名シーンで、ファンの間でも人気の場面です。
またこの章では、魔法界の進路指導についても描かれていておもしろいのでおすすめです。
『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』オーディブル版のおすすめポイント
オーディブル版のおすすめポイントは、35章でハリー達が魔法省の神秘部に侵入する場面。息詰まるシーンの連続でとてもハラハラします。
ハリー達は、捕まっているシリウスを助けに行くのですが、そこで見たものとは…。スティーブン・フライの朗読のおかげで緊迫感がより高まります。
そして章の終盤にはある人物が登場し、様子がガラッと変わります。また、最後には衝撃的な出来事も起こるので、心して聴いて欲しい章でもあります。
緊迫した場面のため、話すスピードもいつもより速くない、難易度は上がりますが、続けて36章を聴きたくなること間違いなしです。

第6巻:ハリーポッターと謎のプリンス Harry Potter and the Half-Blood Prince
『ハリーポッターと謎のプリンス』のあらすじ
ハリーはホグワーツの6年生となりました。ハリーが借りた古い魔法薬の教科書。その教科書には、正統法とは言えないアドバイスが書き込まれていました。
いぶかしがりながらもその通りに魔法薬を調合したところ、ハリーは魔法薬のクラスで、突然ハーマイオニーよりも優秀な結果を収めるようになります。
そしてその教科書には、「半純血のプリンス」というサインが。このプリンスとは、どのような人物なのでしょうか?
一方、ハリーはダンブルドアから、「ハリーとヴォルデモートはどちらかが死ぬ運命にある」という予言の内容を聞きます。
そしてダンブルドアは、ハリーに1年間彼の個人授業を受けるよう頼みます。
この授業とは、さまざまな記憶を憂いの篩(ふるい)で振り返り、ヴォルデモートの生い立ち、彼が闇の魔術に手を染める過程を見るものでした。
ハリーは、ヴォルデモートが不死の力を得るために7つの分霊箱をつくり、それを隠していることを知ります。
ヴォルデモートを倒すには、その全てを破壊しなければならないと知ったハリー。
ダンブルドアと、分霊箱の一つを破壊する旅に出ます。
『ハリーポッターと謎のプリンス』内容のおすすめポイント
第6巻は特に5章がおすすめです。その理由は、息を呑むように美しいフラーのことを、ロンの母モリー、ロンの妹ジニー、ハーマイオニーという意外な面々が悪口を言っていておもしろいからです。
ロンの兄ビルとフラーは婚約中で、フラーもウィーズリー家に泊まりに来ています。男性を惑わす魔法生物ヴィーラの血をひくフラーは、グリンゴッツ銀行でアルバイトし、そこでビルと親しくなりました。彼女のことを女性陣は気に食わず、悪口を言っています(笑)
しかし、悪口だけでは終わりません。終盤の29章では大きな出来事がビルに起こり、彼女たちの間にも意外な変化があります。涙を誘うシーンなのでぜひ注目して聴いていただきたいです。
ちなみに5章では、owl試験の結果が返ってくる場面もあり、ハリー達3人の成績も明らかになるところもおもしろいです。
『ハリーポッターと謎のプリンス』オーディブル版のおすすめポイント
オーディブル的におすすめなのは、ハリーとダンブルドアが分霊箱を破壊しに行く26章です。その理由は、その描写がとても生々しく、息を呑むからです。
分霊箱の防御を解くため、ダンブルドアが身を挺して謎の液体を飲み干します。今まで見せたことのない弱々しさを見せるダンブルドア。
章の最後の、ダンブルドアの“I am not worried, Harry.” “I am with you.”という言葉がとても胸に沁みます。
そのあとも衝撃的な出来事が続き、本作もこの章から最終章まで一気に聴いてしまいました。
辛い出来事だけでなく、ちょっと心が温かくなり涙が出そうになるシーンもあり、何回も聴きたくなります。

第7巻:ハリーポッターと死の秘宝 Harry Potter and the Deathly Hallows
『ハリーポッターと死の秘宝』のあらすじ
ホグワーツの7年生になるはずのハリー。しかし、ハリー、ロン、ハーマイオニーは学校には戻らず、ヴォルデモートの分霊箱を探し破壊する旅に出ます。
その頃、魔法省は力を強めたヴォルデモートに支配され、ホグワーツの校長には死喰い人のスネイプが就任していました。
ハリーたちは古い童話である「3兄弟の物語」からニワトコの杖、蘇りの石、透明マントの3つの死の秘宝を知ります。
中でもニワトコの杖は魔法界史上最強の杖と言われ、ヴォルデモートもそれを追っていました。
分霊箱を破壊するためホグワーツに潜入したハリーたちを追い、ヴォルデモートや死喰い人もホグワーツに集結。
ついにハリーとヴォルデモートが直接対決します。
『ハリーポッターと死の秘宝』内容のおすすめポイント
3章で、魔法界の成人年齢を迎えるハリーが、いとこのダーズリー一家に別れを告げるとき、ダズリー一家の息子ダドリーは、隠していた気持ちをハリーに明かします。
ハリーは彼らにさんざん酷い目に遭わされてきたので、大した挨拶もせず別れる、いつもの流れを想像していました。
しかしダドリーは、"Why isn't he going with us?"と聞いて部屋から出ていこうとしません。
さらに、“I don't think you're a waste of space.” “You saved my life.”と告げて、ハリーとダドリーは2人とも顔を赤くします。
原作には映画では時間の都合で収められない、こうした細かい面白いシーンが山ほどあります。
ぜひ映画しか見たことがない方も原作を読んだり聴いたりして欲しいです!
さらに4章では、ハリーに変身したあとのフレッド、ジョージ、フラーのコメントのおもしろさや、迫力があるシーンもあり、一気に聴いてしまいますよ。
『ハリーポッターと死の秘宝』オーディブル版のおすすめポイント
オーディブルならではのおすすめポイントは、ハリーがある決意を持ち、ついにヴォルデモートの前へと進み出ようとする34章です。
ハリーが蘇りの石を使うと、ハリーの愛する亡くなった人たちが現れます。
“We're so proud of you.”とある人物の語りかけが優しく、涙が出てしまいます。
実は作者のローリングも、気に入ったシーンを問われた際、この34章“The Forest Again”と答えています。
この章では、受け身で巻き込まれることと、自らすすんで歩もうとすることは、天と地ほど差があると示され、勇気をもらえます。
作者もお気に入りであることが納得の、涙が止まらなくなる章です。
35章からも、息詰まる、そして意外な展開もあり、耳が離せません。
必聴の完結編です!

この記事は以上です。
最後までお読みくださりありがとうございました。
May Audible & Harry Potter Be With you!
オーディブルとハリーポッターがあなたとともにありますように!
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