外資K物語 第3話:テレカン(電話会議)の、英語の、人としての基本

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入社初日、いきなり海外とのテレカン(電話会議)

「今日8pmからUKとテレカン(電話会議)があるから、minutes(議事録)お願い。」

外資系転職後の出社初日、私はいきなりこう言われました。


UKとテレカンって、いきなり言われても。。。

イギリス英語は苦手なんだけど、大丈夫だろうか。。。


日中ドキドキしながら、入社関連のオリエンテーション、トレーニング(全て英語)をこなした後で、いよいよその時が。


私はリスニングに自信がなかったので、リーダーの許可を得た上で、iPhoneのvoice memoでテレカンを録音しました。

今思うと、これが最高のリスニング教材になりました。

なにせ、参考書とかの、机上の設定ではなく、文字どおり、リアルのビジネス英語素材なわけですから。


結果は、7割は聞き取れたけど、3割は何を言っているかわかりませんでした。

議事録を書く上で、3割わからないのは、けっこう痛い。。。


その日は帰りの通勤電車の中で、録音したvoice memoで、聞き取れなかった部分を何度も何度も、必死で、繰り返し聞き直しました。

それでもどうしても聞き取れない部分があって、そこは翌朝の通勤電車の中で、何度も何度も聞き直しました。

途中で、あ、これは何度聞いてもわからないや、と悟った私は、前後の話をもう一度注意深く聞き直し、

文脈からそこで何が話されていたのかを推測することに、方針を転換するしかありませんでした。

テレカンはゆっくりしゃべっていい

このテレカンは、東京チームのリーダー、Sさんがファシリテートしました。

Sさんはオーストラリアへの留学経験者で、私からすると羨ましい限りの英語力。

でも、意外なことに、Sさんは日本人っぽい発音で、ゆっくり、ていねいに話していました。


何だ、テレカンって、こんなんでいいんだ。

むしろ、ゆっくり話すことで、細部をしっかり確認しようとしていることが伝わってきて、信頼できる印象。


この初めてのテレカンは、今でも私の中に残っています。

無理にネイティブの真似をしようとして、早口で話す必要なんてないんだ、と。

最初が肝心

幸いなことに、必死で書いた初めてのminutesは、評判がよかったです。

ほとんど直されることはありませんでした。

Sさんが「Kさん、minutes良かったよ。」と、他の皆さんがいる前で言ってくれたのもラッキーでした。


他の皆さんも、新しい人が入ってきて、この人どんな人?と思っていたはず。

そこでSさんが「minutes良かったよ。」と皆さんの前で言ってくれたことで、あぁ、Kさんはしっかりしてる人なんだ、と、好印象を持ってもらえたのだと思います。


今振り返ると、これで今後の仕事がだいぶやりやすくなったので、転機だったと思います。

これ以降、私は、新しいチームに入ったり、転職した時は、最初の仕事はいつも以上に丁寧にやることを心がけています。

最初に「ダメな人」の烙印を押されてしまったら、それを覆すのは大変ですからね。

最初が肝心ということを、私はこの時の経験から学びました。

テレカンの、英語の、人としての基本

ネイティブじゃない自分をいつわって、ネイティブっぽく流暢に話す必要はない。

自分の言葉で、ていねいに、落ち着いて話せば、細部までちゃんと確認しようとしている人、という信頼感が演出できる。

むしろ、英語下手なのに、無理に自分を偽って、ネイティブっぽさを演じる方が、嘘くさくなって、信頼度は下がる。


初めてのテレカンは、学ぶことが多く、良い経験ができました。


テレカンの同席者がSさんで良かったです。

もし帰国子女の人とだったら、あまりのスピード感に圧倒されて、心が折れていたかもしれません。。。

普通の日本人は、突然ネイティブや帰国子女のレベルにはなれませんからね。


であるならば、現在の実力でどうやりくりするかに集中すべきです。

自分を偽って、ネイティブっぽく、帰国子女っぽくしようとする必要性は、一ミリもありません。




さて、入社初日のテレカンとminutesはなんとか乗り切りましたが、一難去ってまた一難。

一週間後には、シンガポールでの導入研修が控えていました。

AsiaPacificリージョン各国の同期と一緒に、二週間、完全なる英語環境。


研修最終日にあるテストに落ちたら、せっかく入社したのにクビ。


入社前にこの条件に同意して署名してるので、落ちたら本当にクビです。


次回に続きます。

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ロバート・ウォルターズ
  • この記事を書いた人

K

日系企業を3年未満で退職し、外資系9年目(3社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEIC 915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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