メディカルライターは激務?【やりがい、好き、嫌い、楽しいところ】

メディカルライターは激務?【やりがい、好き、嫌い、楽しいところ】

とんかつ
メディカルライターってどんな仕事?激務なの?
やりがい、好き、嫌い、楽しいところなど、経験者の話、どこかにないかな?
やきとり

この記事を読んでわかること

  • メディカルライターの仕事の良し悪し
  • 具体的には、やりがい、好き、嫌い、楽しいところ

この記事を書いている私は、未経験からメディカルライターに転職し、現在3年目になります。

この記事は、実際に業務をする中で感じたことを書いています。

メディカルライターのやりがい

メディカルライターのやりがい


MWのやりがい

  • 一番おいしいところ(承認申請)に関われる
  • 自分の仕事を形として実感できる

一番おいしいところ(承認申請)に関われる

メディカルライターのやりがいは、承認申請に関われるところだと思います。

製薬会社の仕事は患者さんのために良い薬を届けることですが、そのためには新薬の製造販売承認を取得する必要がありますよね。

つまり、日々の業務の視点からは、担当品目で規制当局の承認を取得することが、まず最初の目的になるわけです。

自分の仕事が「承認」という結果で明確になることは、メディカルライターのやりがいだと思います。

承認申請をする前には、Phase1~3まで、10本以上の臨床試験を経ていることも珍しくなく、その期間に、本当に多くの人が関わっていて、

中にはもう転職している人も多く、その人たちにとっては、自分の仕事が「承認」という結果になるその瞬間、当事者でいることはできないんですよね。

承認申請というのは、そんな人たちの努力の結晶の、一番最後の、一番おいしいところなわけで、

メディカルライターなら、その部分に確実に携わることができる。

それは正直おいしいし、お金以外の見返り、ひいてはやりがいに感じています。

自分の仕事を形として実感できる

わたしはCRA出身なのですが、当時は自分の担当試験のことで精一杯で、一つの試験が終わると、また別の試験にアサインされて、自分が携わった薬が、その後どんな未来を辿ったかまでは意識していませんでした。

結果的に、その薬が承認を取得したとしても、正直ピンとこないというか、自分の仕事と「承認」という結果の間に、あまり直接的な関係性は感じれずにいました。

一方、メディカルライターになった今は、自分の仕事と承認との間に、直接的な関係性を実感できるので、それはメディカルライターならではの魅力だと感じています。

メディカルライターの好きなところ

メディカルライターの好きなところ


MWの好きなところ

  • 知的好奇心が刺激される
  • 在宅勤務が気軽にできる
  • 長く続けられる(老後も)

知的好奇心が刺激される

メディカルライターの仕事は、知的好奇心が刺激されるところが好きです。

もともと科学には興味があるので、医学、薬学系の論文を読んだり、文書を書くのはとても楽しいですし、

メディカルライターになった今は、生物統計学の重要性も知り、この分野への興味も出てきました。


その他だと、論理のパズルゲームを解いていくことも知的な作業で楽しいです。

例えば、新薬の申請にあたり、Phase1〜3まで、合計10本の試験を実施していたとします。

  • 各試験の意味や位置付けは何か?
  • それをどのようなロジックで並べて、新薬の有効性と安全性を主張するのか?
  • 海外のデータを日本の申請に使えるのか?その理由は何か?

これらは論理のパズルゲームみたいなもので、かなり高度で知的な作業です。

正直、今の私には難しいことなのですが、先輩やチームのメンバーが見事なロジックを作った時は、

なるほどー!すげー!

そのロジックは見事だわ。共感できる。納得!

これは人間にしかできないよ。AIには無理でしょ!

っていう風に感動することがあります。

在宅勤務が気軽にできる

メディカルライターは、在宅勤務が気軽にできるのが良いです。

会社によって多少ルールは違うのでしょうけど、私が勤めている会社では在宅勤務ができます。

不必要に通勤しなくて済むのは、メディカルライターの好きなところです。

長く続けられる(老後も)

現在の社会を見る限り、60歳で定年する昭和の社会モデルは、これからの未来において、もう成立しないですよね。

きっとわたし達は、60歳以上になっても、何らかの形で仕事をしないと生きていけないと思うんです。

そう考えた時、メディカルライターは、未来の生き方、働き方に合った職種なんじゃないかなと。

これからは、長時間働いて、たくさん稼いで、たくさん貯金して、じゃなくて、

短時間で、ほどほどに、持続的に稼げる仕事。

老後も含め、人生のプランを長期で考えた時、メディカルライターは有力な選択肢になります。

正直、メディカルライターや社会が、今後どうなって行くかは、想像の域を出ませんが、

少なくとも理論上、メディカルライターは、そんな未来の生き方、働き方に合っていると、私は考えています。

メディカルライターの嫌いなところ

メディカルライターの嫌いなところ


MWの嫌いなところ

  • 地味な作業が避けられない
  • 関係各所との調整がしんどい
  • 申請前の1〜2カ月はなかなかの激務

地味な作業が避けられない

正直、地味な作業はやってて楽しくないです。

具体的には、各種文書のレビュー/QC/翻訳の結果確認などが挙げられます。

これらをやっているときは、文書を書いているというより、お化粧をして整えているイメージ。

正直、「このコメントはあなたの好みでしょ、どっちでもいいじゃん、直すのめんどくせぇ」って思うことも多いです。

トータルでは好きな部分が勝るので、こういったこともやりますけど。。。

関係各所との調整がしんどい

文書の作成前ならタイムライン、作成中ならレビューコメントなど、海外も含め、関係各所が好き勝手に発言するので、それらをまとめるのに一苦労します。

メールで全て解決すれば良いのですが、内容や緊急度によっては会議を開き、その場で全員の合意をとって、内容を確定させる必要もあります。

会議のファシリテーターはメディカルライターが務めることが多く、海外メンバーがいるときは、もちろん英語。

特に、海外メンバーがUSにいる場合、時差の都合上、日本時間の早朝または夜に、自宅から会議を開いたり。

これも正直しんどくて、できればやりたくないです。

申請前の1〜2カ月は激務

申請前の1〜2カ月はなかなかの激務で、正直大変でした。

朝9時から業務開始したとして、夜の7-8時まで残業になってしまうことはよくあり、レビューサイクルを回すために絶対に遅らせられない時は、最悪で夜10時くらいまでやっていたこともあります。

他社から転職してきた人に話を聞く限り、申請前はどこの会社もこんな感じになってしまうそうです。

そんな中、上司に「夜10時以降は業務禁止」、と言ってもらえたことは、ありがたかったです。

10時以降は業務禁止だから、という理由をつけ、業務を強制終了することで、精神的にも肉体的にもとても助かりました。


とは言え、一年中こんな感じが続くわけではないので、そこはご安心ください。

少なくとも今の会社は、申請時期を乗り切った後は、業務量を落として、楽に過ごせる時期をちゃんと作ってくれます。

がんばるところと、緩めるところのメリハリがあり、一年をトータルで見れば、バランスの取れた業務量になっているので、私としては納得感があります。

メディカルライターの楽しいところ

メディカルライターの楽しいところ


MWの楽しいところ

  • お金をもらいながら知的好奇心が刺激される
  • お金をもらいながらライティングが学べる
  • お金をもらいながら英語が学べる
  • 学んだことを人生とブログに活かせる

お金をもらいながら知的好奇心が刺激される

先ほどと重複しますが、重要なのことなので強調して伝えさせてください。

お金をもらいながら知的作業を楽しめるのは、 「楽しく」かつ本当に「おいしい」と思います。


疾患、薬理、統計、安全性、薬事など、まだまだ私の知らないことばかり。

新しいことを知るというのは、本当にエキサイティングで楽しいです。

内容は決して簡単なことではないですが、だからこそ、へぇ~、なるほど、と思うことが多々あります。

でもその時間は遊んでるわけではなく、業務時間として給料が発生している。

こんなにに「楽しくて」、「おいしい」ことはないと思います。

お金をもらいながらライティングが学べる

マクロでは文書全体、各セクション、各パラグラフの構成、内容、流れ。

ミクロでは細かな言葉づかい。

日中の就業時間に、お金をもらいながら、これらのことを学べるのは楽しい、というか、おいしいです。

学びの根拠は先輩のアドバイス、他品目および他試験の既存文書。

独学だと変な方向に行ってしまう可能性があるので、お手本が身近にある環境というのはありがたいです。

人として、良い文章が書けるのに越したことはないわけで、お金をもらいながらライティング経験をつめるのは本当においしいです。

お金をもらいながら英語が学べる

これも楽しいというか、メディカルライターのおいしい部分です。

メディカルライターとして直接英語で文書を書きますし、関連業務で様々な英語文書を読みます。

知らない英単語があった場合は辞書で調べたり、この英文きれいだな、とか、なるほどこういう時はこう書くのかとか、

給料が発生する業務時間中に、これらを学べるのは、本当においしくて気に入っています。

学んだことを人生に活かせる

わたしは、メディカルライティングという仕事は、ある種、人間としての生き方にも関わってくると感じています。

というのも、メディカルライティングには、徹底的に論理的な姿勢が求められるからであり、それは普段の言動にも活かせるなと思ったからです。

例えば、新薬の有効性と安全性について、

  • 何を主張とし、何を根拠とし、それらをどのように示すのか?
  • 文書全体の構成と論理展開はどうするのか?

メディカルライターは、常に考えなければなりません。

わたしは、もともと論理的に振舞っていたつもりではありましたが、メディカルライターに転職して初めて、普段の自分がどれほど論理的じゃなかったか、現実を認識することができました。

その意味でも、メディカルライターに転職して良かったなと思っています。

(まとめ)メディカルライターは激務?【やりがい、好き、嫌い、楽しいところ】

やりがい

  • 一番おいしいところ(承認申請)に関われる
  • 自分の仕事を形として実感できる

好きなところ

  • 知的好奇心が刺激される
  • 在宅勤務が気軽にできる
  • 長く続けられる(老後も)

嫌いなところ

  • 地味な作業が避けられない
  • 関係各所との調整がしんどい
  • 申請前の1〜2カ月は激務

楽しいところ

  • お金をもらいながら知的好奇心が刺激される
  • お金をもらいながらライティングが学べる
  • お金をもらいながら英語が学べる
  • 学んだことを人生に活かせる

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  • この記事を書いた人

れおん

日系企業を3年未満で退職し、外資系10年目(3社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEIC 915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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