私の転職体験談:パワハラからの自律神経失調症【キャリアダウンと引き換えに得たもの】

私の転職体験談:パワハラからの自律神経失調症【キャリアダウンと引き換えに得たもの】

年齢・性別 30代、女性
転職理由 パワハラからの自律神経失調症
利用した転職サイト・エージェント スタッフサービス
転職前 転職後
業界 総合商社 専門商社
職種 営業事務 貿易事務
従業員規模 100名 派遣
年収 非公開 非公開
年齢 30 31

私の略歴:年収アップを見込んで外資系へキャリアアップ転職を成功させた

私は大学卒業後、リーマンショック時の就職難を乗り切り、旅行業界へ就職を決めました。好きな旅行の仕事ではありましたが、立場は契約社員。賃金が少なく、平日しか休めない環境、更に激務ということもあり、貿易業界に転職しました。

最初は契約社員からスタートした私ですが、その後、給料アップを目的に正社員で貿易業界を渡り歩いていました。少しずつ年収は上がったものの満足せず、給与アップを期待して更に転職を重ねます。

学生時代は語学に力を入れていたこともあって、私の正社員としてのキャリアアップの最終地点は、外資系総合商社。採用試験の段階から、もしかしたらこれまで以上に語学を使えるチャンスがあるかもしれない!と淡い期待を寄せていました。

結果、無事に採用をゲット、給与も大幅に上がり、同年代でもかなり貰えるということもあってか、転職大成功!ここで最後までがんばってみようという意気込みに溢れていました。

しかし、そんな私にその後、とんでもない自体が降り注ぐなんて、この時は全く持って想像をしていませんでした。

転職理由:パワハラからの自律神経失調症

正社員で、年収も上がり、外資系に転職することが出来た私。

周りの先輩・上司も丁寧に仕事を教えてくださったり、最終面談をしてくださった部長も頻繁に面談を行ってくださったりと、傍から見れば働く環境としては最良と言える感じでした。

当初採用予定であった業務内容とは、実は異なっていたとはいえ、その条件も飲みつつ晴れてキャリアアップ大成功!と思っていました。

しかし、事態は一変。

ある日、やむなく残業をしていた私に対して、直属の女性リーダーと先輩に、飲みに行こうと声をかけられました。

そこで私のプライベートでの話、いわゆる恋バナを振られ、私もうかつに自分のプライベートを話してしまったのがいけなかったのか、その後の会社での生活が大きく変わってしまいました。

直属の女性リーダーが、私に対し人前で、高圧的な態度を取るようになったのです。

後ほど他の社員の人から聞いた話だと、「あからさまにキツク当たっていたよ」と言われていたくらいの物だったようです。

当時の私は、自分が仕事をうまくできないことが、彼女を怒らせる原因だと思っていましたが、今思えば完全なパワハラです。

大勢の前で罵倒、本人にわかるように「もうやめたら?」という暴言を連発し、私や入社2年目の社員がフレックスや休暇を取ろうとすると嫌味を連発。

しかし、彼女は他の営業の男性陣や、部長の前では、これらのことを一切行わないのです。

最終的には、「私は用事あるから帰るけど、この仕事全部片づけてから帰ってね」という残業の強要も。

フレックスも年休も、彼女の顔色をうかがわないと使えない。でも、他の人は自由に使えている。

家から勤務先まで約1時間。当時の私は、本気で仕事のために引っ越しまで考える始末で、今振り返ると、パワハラ当事者のご機嫌をどう取るか、そればかり。

私は、自分が原因だと思い、深く落ち込みました。そして、過去に法務をやっていた友人へ相談すると、

「それってパワハラだよ!早く逃げないと、本当に精神やられるよ」

そう、私はいつの間にか精神面でパワハラを受けていたのでした。

そして、今までお世話になったことのない、精神科へ生まれて初めてかかりました。

結果はやはり、自律神経失調症。

このまま仕事を続けていると、本当に危険な状態まで至っていました。

こういうことって、自分の中では気付かないものなのですね。

先生に全てを話した私は、いつの間にか子供の様に泣きじゃくっていました。

身体は健康なのに、精神が限界と知った私は、不本意ながらも退職をすることを決めました。

パワハラ当事者にバレることなく、診断書を握りしめ、人事部に駆け込みました。

人事の人に話している間もずっと泣くしかできませんでしたが、幸いにして人事の人はとても優しく、黙って話を聞いてくださいました。

病欠の推奨もしてくれましたが、このまま退職の意志が強いことを話し、後日、人事部から直属の部長へ話をしていただき、部長ともお話をしました。

部長は本当に優しい方で、「気が付かなくて申し訳なかった」とおっしゃっていたのを覚えています。

最終的に、診断書による出勤停止、そのまま退職という形で、会社を去ることになりました。

今振り返って思うこと

パワハラをしていた女性上司は、会社に長く勤めているキャリアウーマンで、パワハラの事実を知らない人たちからしたら、仕事も出来る、信頼のおける人物でした。

その為、当時の私には「誰かに通報する」ということが怖くてできませんでした。

しかし、今振り返って思うことは、パワハラを受けていると精神的にも知らないうちに追い詰められ、第三者に相談しないと、正常な判断が全く効かなくなるということです。

もっと早く、会社のホットラインを利用してみてもよかったなと思います。

一方で、しかし、確かにそれは正論ではあるのですが、社内のホットラインに通報するという行為には、それなりに勇気も必要で、心理的な抵抗も正直感じてしまうのが実情です。社内での通報がやりにくい時はまず、完全外部の無料相談や、精神科の先生に勇気を出して話すことを推奨します。

穏便に退職をする場合にも、まずは怖いけど精神科で診断書を貰い、そのうえで人事部に相談をしてみましょう。

もし、状況が変わり、納得いくようであれば配置換えをしてもらい、勤務を続けても良いと思いますが、それでも難しい場合は転職をすべきです。

転職中のこと:自分が本当に欲しいものに素直になる

私はよく、「自分の生活における3つの豊かさ」が何かを知っています。

これまでの私は、「お金」が最優先でした。

しかし、今回のことで身に染みたのが、お金を貰えば貰うほど、自分の「時間」が減ってしまうということ。

そして、自分のやりたくない仕事、嫌な人と我慢して仕事をすることの不幸について、身をもって体感しました。

また、自分の本当に欲しい人生を見直したとき、「自分の好きなことを仕事にして」、「海外で暮らすこと」だということに改めて気づかされました。

であるならば、勉強などのための自分の自由時間が持ちやすく、比較的自由に退職できる派遣社員もありなのかもしれない。

私は、派遣会社に登録をはじめ、自分の譲れないポイントをピックアップしながら、新たな仕事を探し始めました。

派遣会社では、私のこれまでの貿易事務でのキャリアと、私が譲らないポイントを中心に、たくさんの案件をご紹介いただきました。

転職後のこと:仕事はいくらでもあった

たくさんの案件から、退職から3週間ほどで、新しい仕事先(現在)を見つけることが出来ました。

現在は貿易事務として、海外の代理店や派遣先工場と出荷の予定をすり合わせたり、商品の問い合わせの対応を行っています。

実は英語レベルがTOEIC500点そこそこで、そこまで英語ができると言う訳ではありませんが、海外の代理店とは英語でやり取りを行っています。

これでも貿易事務として、差し支えなく仕事をさせていただいています。

派遣のメリットは、自分の条件と派遣先の条件がマッチし、派遣先さえOKがもらえれば、すぐにでも仕事を開始できるというところです。

また、期間も3か月ごとに更新という仕組みになっているので、とても有難いです。

現在の派遣先の仕事場では、誰かを罵倒するような人はおらず、派遣・正社員関係なく、助け合いながら業務をこなしています。

自分が持っている貿易事務の知識も捨てることなく、活かすことが出来ています。

また、残業を強要されることもないので、安心して働けています。

派遣社員ということもあって、担当の方が定期的に面談を行ってくれるので、とても助かっています。

転職による人生の変化:それなりに生きていけるし、今のほうがとても楽しい!

派遣社員へのキャリアダウン、正直どうなるかなと思っていました。

しかし、こうして生きていますし、今のほうが自分の時間も持てるので、ストレスが少なく、むしろ穏やかに楽しく過ごしています。

もちろん、派遣社員であることのデメリットもあります。

派遣社員だと、日本では社会保障が限られてしまいます。特に、住民税や交通費は、負担がない派遣会社が殆ど。ここをどう補填していくかが今の課題でもあります。

とはいえ、前職で嫌な思いをしながら社会保障にしがみつくのは絶対に嫌です。

現在は派遣社員として過ごしていますが、近い将来、海外で活躍するための第一段階として、退職しづらい正社員ではなく、派遣社員を選択したことに間違いはなかったと思っています。

今までよりも増えた自由時間を友好的に使って、英語の勉強など、将来へ向けた準備を着々と進めています。

この記事は以上です。

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2021/7/10

外資K物語 第9話:【台湾で育児体験】在宅勤務じゃないと育児は無理だと一瞬でわかった。

この記事を書いた人 日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。 在宅勤務じゃないと育児は無理だと一瞬でわかった 「在宅勤務じゃないと育児は無理。一瞬でわかった。」 これは私が台湾で2週間、育児体験をした時、心からそう思った感想です。 今日は5pmに子供のお迎えがあるから4:30pmには会社を出ないと。 そういう時に限って、4pm頃に至急の仕事が来たり。 なぜ今それが来るの ...

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外資K物語 第8話:AsiaPacificリージョンで働き、学び、今も大切にしていること

2021/7/10

外資K物語 第8話:AsiaPacificリージョンで働き、学び、今も大切にしていること

この記事を書いた人 日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。 みんな英語非ネイティブ 外資系企業へ転職してから4年目、私はAsiaPacificリージョンの部門へ移動を希望し、それが実現しました。 AsiaPacificリージョンとは? グローバル企業は、主にGlobal, Regional, Localの3つのレベルで構成されています。 Global:文字どおり全世界 ...

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外資K物語 第7話 外資系グローバル企業に転職して良かったことと、今も残る罪悪感

2021/7/10

外資K物語 第7話:外資系グローバル企業に転職して良かったことと、今も残る罪悪感

この記事を書いた人 日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。 外資系グローバル企業に転職して良かったこと 東日本大震災後の海外エグゼクティブからのメッセージに感動した 東日本大震災は2011年3月11日金曜日のことでした。 翌営業日は2011年3月14日月曜日。 まだ地震後の混乱も残り、交通機関も正常に機能していません。 にもかかわらず、多くの日本人が出社。 その映像や ...

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2021/7/10

外資K物語 第6話:外国人と恋愛したら、英語力が上がった

この記事を書いた人 日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。 初めての外国人彼女 外国人との恋愛も、外資系企業に転職してから経験したことの一つでした。 なので "I love you."という言葉を、人生で何回か言ったことがあります。 初めての外国人彼女は韓国人で、私たちは(前々回記事の)シンガポール研修で出会い、付き合うことになりました。 彼女と私は、研修中から、なん ...

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2021/7/10

外資K物語 第5話:ネガティブ思考に墜ちていた頃 - テレカン(電話会議)でのトラウマ、削除した録音

この記事を書いた人 日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。 ネガティブ思考へと堕ちていく 「最初はオレもそうだった。でも、がんばれば必ずできるから。」 「ちなみにオレもKくんと同じ、普通の日本人。」 「Mさん、Nさん、Oさんみたいな帰国子女じゃないし、SさんやIさんみたいな留学経験もない。」 「それでも、努力すれば必ずできるようになるから。」 (ウソだ・・・100歩ゆ ...

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外資K物語 第4話 二週間缶詰の海外研修を香港/韓国/インド/フィリピン/シンガポール/オーストラリア人と過ごして学んだこと

2021/7/10

外資K物語 第4話:二週間缶詰の海外研修を香港/韓国/インド/フィリピン/シンガポール/オーストラリア人と過ごして学んだこと

この記事を書いた人 日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。 シンガポールでの入社研修 with AsiaPacificリージョンの同期 私が転職した外資系企業は、入社直後に海外研修を行うことが恒例となっていました。 AsiaPacificリージョン各国の同期と、一緒に、二週間缶詰。 楽しみな一方で、私はあることを恐れていました。 それは、オファーレターに記載されていた ...

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外資K物語 第3話:テレカン(電話会議)の、英語の、人としての基本

2021/7/10

外資K物語 第3話:テレカン(電話会議)の、英語の、人としての基本

この記事を書いた人 日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。 入社初日、いきなり海外とのテレカン(電話会議) 「今日8pmからUKとテレカン(電話会議)があるから、minutes(議事録)お願い。」 外資系転職後の出社初日、私はいきなりこう言われました。 UKとテレカンって、いきなり言われても。。。 イギリス英語は苦手なんだけど、大丈夫だろうか。。。 日中ドキドキしなが ...

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外資K物語 第2話:外資系企業への転職 with ロバート・ウォルターズ ( Robert Walters )

2021/7/10

外資K物語 第2話:外資系企業への転職 with ロバート・ウォルターズ ( Robert Walters )

この記事を書いた人 日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。 外資系転職エージェント、ロバート・ウォルターズ(Robert Walters) 私の人生を変えることになるメッセージが、LinkedIn(リンクトイン)に届いた複数のメッセージの中に含まれていました。 それはグローバル転職エージェント、ロバート・ウォルターズのMからのものでした。 ロバート・ウォルターズとは? ...

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外資K物語 第1話:今までに言われて一番悔しかった言葉「あなたは、こんなところにいる人じゃない。」

2021/7/10

外資K物語 第1話:今までに言われて一番悔しかった言葉「あなたは、こんなところにいる人じゃない。」

この記事を書いた人 日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。 今までに言われて一番悔しかった言葉 「あなたは、こんなところにいる人じゃない。」 クライアントのお偉いさんが、ウチのリーダーにこう言った。 つまり、リーダーの能力は評価された一方で、ウチの会社と、そこにいる全ての人たちは、侮辱されたわけです。 そのお偉いさんから見たら、ウチの会社はただの下請け企業。 彼はそう ...

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  • この記事を書いた人

れおん

日系企業を3年未満で退職し、外資系10年以上(4社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEIC 915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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