TEDを1000本以上見た私のおすすめ▶︎隠れた名プレゼン10選【日本語・英語字幕あり】

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TEDを1000本以上見た私がおすすめ:隠れた名プレゼン10選【日本語・英語字幕あり】

この記事を書いている私は、TEDが好きで、今までに1000本以上のTED Talksを見てきました。

100本なら、がんばれば見れるかもしれませんが、1000本は、好きじゃないと見れないですよね。

英語の勉強に効果があるのはもちろん、視野が広がる、感動できる、世界の最先端が学べる。

TEDのこう言うところが好きでした。

TEDには、再生回数が何1000万回行くようなプレゼン以外にも、心から感動でき、大切なことを学べるものが、たくさんあります。

そこで、この記事では、1000本以上見たからこそわかる、隠れた名作TEDを10本紹介したいと思います。

選考基準は「これからの時代、人としてどうあるべきか」。

ちょっと真面目すぎるかもしれませんが、あえて他のサイトとは違うセレクションにしました。

TED好きとして、TEDの魅力を全力で紹介します!

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私のおすすめTED Talks 10選

おすすめTED1▶︎ガルリ・カスパロフ:知性を持つ機械を恐れるな、協働せよ


一言紹介

21世紀を、人工知能(AI)が人間を超えて行く時代と考えるなら、必見の動画です。

1997年、チェス世界チャンピオンだったガルリ・カスパロフさんは、IBMのコンピュータ『ディープ・ブルー』に負けました。

つまり、このTEDスピーカー、カスパロフさんは、AIに負けることについての、私たちの先輩というわけです。

AIに奪われる仕事、残る仕事、みたいなニュースは、誰もが一度は目にしたことがあると思います。そんな時、AIに負けたことがある人の経験談が聞けるなら、聞いてみたいと思いませんか?

AIに負けた時、どう感じたのか?その後、どうやって生きようと思ったのか?

カスパロフさんのプレゼンを要約、意訳するとこんな感じです。

全ての職業がAIのプレッシャーを感じるべきだ。なぜなら、それを感じないということは、現状に甘んじて、世界の問題解決を諦めてることを意味するからだ。

AIを恐れるのではなく、AIを使ったら何ができるかと夢を見よう。

きっと人間はAIに色々負ける。最後に残る、人間だけにできる事は、夢を見ることだ。

あなたはAIに負ける準備ができていますか?

それとも、自分だけは大丈夫と思っていますか?

その答えがどちらにせよ、このTED Talksは全人類が見るべき価値のあるスピーチだと思います。

参考

2015年には囲碁の世界チャンピオンが、2017年には将棋の名人が、AIに負けています。ボードゲームという限定された世界のことが、一般社会に100%当てはまるかはわかりませんが、ある程度、未来を予想する先行モデルにはなると、私は思っていて、中でも、日本の文化の一つ、将棋のことは、注目して見ています。将棋界ではすでに「AI的には〜」「人間的には〜」という会話が普通になされていて、一般社会の何歩も先を行っていると思います。

おすすめTED2▶︎ピコ・アイヤー: 「故郷とは何か」


一言紹介

「世界市民」という観点で紹介したい動画です。

このTED Talksが行われた2013年時点で、自分の国を離れて暮らす人は2.2億人。

その人たちだけで、世界で5番目に人口が多い国になるそうです。

彼らは特定の国に属さず、ハーフなど、多人種同士の混血も当たり前。ネットや飛行機で世界中が繋がったグローバルな時代だからこその、当然の結果ですよね。

特定の国に特別な感情を持たず、複数の国に愛着がある、ひいては世界全体が好き。

世界100都市を旅し、世界50カ国にオフィスを持つグローバル企業で世界中の人と仕事をして来た経験もあって、私はこの感覚にとても共感します。

日本人というより、地球人。

たまたま生まれた国、国籍、人種にとらわれない、世界市民。

私は、日本のことだけでなく、世界全体の幸せを考えられる人間でありたいと思っています。

おすすめTED3▶︎Stop searching for your passion | Terri Trespicio | TEDxKC


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一言紹介

仕事の選び方について、新しい視点をくれるプレゼンです。

Follow your passion. (情熱を追いかけよう)

この言葉は、一見正しく見えますが、本当にそうでしょうか?

充実した人生とは、好きなことを見つけ、好きなことを全力でやりきること = それができない人は、不幸な人

あなたの情熱はなんですか?好きなことはなんですか?

って問い詰められている感じで、「Follow your passion」が多くの人を苦しめていることも事実だと思います。

Passion is not a job, a sport, or a hobby. It is a full force of your attention and energy that you give to whatever is right in front of you.

情熱とは仕事、スポーツ、趣味のことではありません。情熱とは、目の前のものが何であれ、あなたがそれにぶつけられる全力の注意力とエネルギーのことです。

言葉を文字どおりに解釈した場合でも、情熱≠仕事、情熱≠スポーツ、情熱≠趣味、ですよね。

彼女の言うとおり、「情熱=自分が持っている全力の注意力とエネルギー」の方が、私にはしっくりきます。

  • Follow your passion.:好きなことを探し、見つける→好きなことを情熱的にやる
  • Passion follows you:社会でニーズのあるものの中で自分が興味のあるものを全力でやってみる→人々がよろこんでくれる→情熱が芽生えてくる

卵が先か、鶏が先か、みたいな問題にも見えますが、Follow your passionしか選択肢がないと思っている人にとっては、見る価値のあるプレゼンだと思います。

おすすめTED4▶︎アラン・ド・ボトン 「無神論 2.0」


一言紹介

日本人は宗教に馴染みがないからこそ、学びがある動画です。

「神はいない」は、結論ではなく、スタート地点にすぎない。「神はいない」のその先へ行くのが無神論2.0。

この世界は不完全で穴だらけだけど、宗教の良い部分を活かせば、その穴を埋められるかもしれない。

宗教の悪い部分だけを見て、良い部分に目を向けないのはもったいない。

「神はいない」で考えることを止めて、科学を絶対視するのは、一見理性的に見えるかもしれないけれど、実は一番楽ちんで、それ以上話が広がらない、退屈な考え方なのかもしれません。

そういう姿勢こそ、科学信者がもっとも忌み嫌っているはずの、思考停止や盲目なんじゃないか。

そんなことを思いました。

おすすめTED5▶︎マイケル・アンティ:中国の巨大なファイアウォールの陰で


一言紹介

中国のネットと言論の自由についての動画です(2012年)。

中国のネットが中国政府に検閲されていることや、グレートファイヤーウォール(ネット版万里の長城=GoogleやFacebookなどをブロックしている壁のこと)は、よく知られていると思いますが、この動画で紹介したいポイントは、そこではありません。

「中国政府は、検閲の厳しさを微調整することで、世論を誘導し、政敵を排除している。」

ここがすごいなと思うと同時に、怖いなと思いました。

自分のことに置き換えるなら、ネット上に大きな世論が形成されたときは、それを鵜呑みにせず、その背後に誰かの意図がないか、ちゃんと考えられるようになりたいなと。

ちなみに、17:35〜のところに、スピーカーの間違いがありますので、ご注意ください。彼は、国民をマウスに、政府を猫に例えてスピーチをしているのですが

What ever the future is, we should fight against the mouse.

どんな未来であれ、私たちはマウスと戦うべきだ。

私たち=マウスのことですから、最後のmouseはcatであるべきです。プレゼンに集中していて、間違えてしまったのでしょうね。

でも、そんなことで、彼のメッセージは微塵もゆるぎません。彼のメッセージは、オーディエンスにちゃんと伝わっています。その証拠に、最後はスタンディングオベーションになります。

中身のある話をしていれば、細かなミスなどどうでもいいっていうことも、この動画から学べると思います。

おすすめTED6▶︎ワエル・ゴニム:エジプト革命の内幕について


一言紹介

2011年にエジプトで起こった、人類の歴史上もっとも偉大な革命の一つについて、当事者の証言です。

This is Revolution 2.0. No one was a hero, because everyone was a hero.

これは革命2.0です。ヒーローはいません。なぜなら、一人ひとり全員がヒーローだったからです。

ネットがエジプト政府の欺瞞を暴き、ネットが人々を団結させた、という意味において、ネット時代を象徴する革命として、間違いなく世界史に残る偉大な革命だと思います。

スピーカーの彼はGoogleの幹部で、政府の暴力によってなくなった人々を追悼するFacebookページを作り、革命に参加しました(12日間の拘束も経験されたそうです)。

The power of the people is much stronger than the people in power.

権力を持つ(少数の)人々より、民衆の力の方がずっと強い。

広める価値がある、重要なTED Talksだと思います。

おすすめTED7▶︎JRのTED Prize wish:アートを通して世界をひっくり返す


一言紹介

アートには世界を変える力があることを証明したプレゼンです。

その一例として、個人的にもっとも刺さったのは、イスラエルとパレスチナの壁を使ったアート。

なぜなら、私自身もイスラエルとパレスチナを旅したことがあり、現地の巨大な壁を見て、なんとも言えない気持ちになったことがあるからです。

この方が言うように、壁の両側で、人々は同じ顔をしているのに、なぜか壁が両者を分断している。

現地を旅した時、違和感しかありませんでした。

当時の私は何もできませんでしたが、この方は、史上最大の非合法アートプロジェクトを実行。

壁の両側に、同じ職業のイスラエル人とパレスチナ人の顔の写真を展示。

お互いに対立しているはずですが、どっちがどっちか、誰も答えられない。

すごいなぁと、心から尊敬するアーティストです。

TEDにハマるきっかけの1つ

この動画は、私が英語の勉強のために、TEDを1000本見ようと決意して、TED1000本ノックを始めた初期の頃、もっとも感動したプレゼンの1つです。

この感動があったからこそ、TED1000本ノックが、英語の勉強じゃなくなり、楽しいから見る、見たいから見る、と言うポジティブスパイラルに入ることができました。

おすすめTED8▶︎ジュリアン・アサンジ 「なぜ世界にWikiLeaksが必要なのか」


一言紹介

世界人権宣言にも規定されている「言論の自由」について考えさせられる動画です。

ビル・ゲイツさんやイーロン・マスクさんなど、特別なゲストの時だけ、TEDは対談形式になります。

この動画は、そんな特別ゲスト、内部告発サイト『ウィキリークス』の共同創設者ジュリアン・アサンジさんとの対談です。

国家という権力を持つ巨大組織が、都合の悪い情報を隠していたとして、それを内部告発することは犯罪なのでしょうか?

言論の自由とは一体なんなのか?

最後のアイスランドでの事件は、まるで映画みたいで、感動します。アイスランドのような国を、先進国と言うのでしょうね。

出来事

ウィキリークスがアイスランド金融危機に関する機密情報を公開→アイスランドの銀行と衝突→テレビがそのニュースを報道しようとした直前に政府からニュース公開差止命令があった。

結果

「このようなことが再びあってはならないという気運が高まり、アイスランドの政治家や国際法の専門家と一緒に、一連の法案を作り上げました、アイスランドが世界一報道の自由が保証された報道の聖域となるよう、新たに言論の自由ノーベル賞を受賞できるように。アイスランド議会で満場一致で可決されました。」

おすすめTED9▶︎マイケル・サンデル:失われた民主的議論の技術


一言紹介

哲学=ちゃんと考える、ということについて、学びがある動画です。

ハーバード大学で哲学等の講義を担当する教授のプレゼンで、最後に語られる、サンデル教授の夢が壮大です(心から共感します)。

哲学とは、要は、「ちゃんと考えよう」ってことなんでしょうけど、そうすると自分が正しいと思ってたことが、実はそうじゃなかったと気づいてしまうことが、少なくない。

その意味で、哲学は、危険な学問だと思います。気づかないままの方が楽だった、ということもあるかもしれません。

誤解してほしくないのは、ちゃんと考えた結果、自分の答えがどうだったかは、あくまで結果論。

重要なのは、考えることをサボらないで、ちゃんと考えようってことだと、私は思っています。

そこで、私から、一つ、考えるテーマを。

問い

2020年、日本でオリンピックがありますが、私たち日本人が日本人選手を応援することは、外国人選手への人種差別になる?ならない?

人を肌の色、人種、国籍などで差別してはいけない、というのは、誰もが理解できることだと思います。

でも、そのロジックで行くと、上記のオリンピックの例は、人種差別になるのでは?ならないとしたら、どんな理由?

国籍を理由に、自国選手を応援することの、メリットとデメリット。それぞれどんなものがあって、トータルでは、どちらが上回るか。

人それぞれ、答えは違ってもいいと思います。繰り返しますが、ちゃんと考えた結果、自分の答えがどうだったかは、あくまで結果論。大切なのは、一人一人が、ちゃんと考えること。

私個人の意見として、一つ言えることがあるとしたら、

来年のオリンピックで、外国人選手にとって圧倒的アウェイな空気にしてはいけないと思っています。

応援は節度を持って。外国人選手への敬意も忘れずに。

おすすめTED10▶︎クリス・アンダーソン「ウェブ上の動画が後押しする世界のイノベーション」


一言紹介

最後は、TEDの代表者、クリス・アンダーソンさんに締めてもらいましょう。

動画には印刷物よりも伝える力がある。それはグーテンベルグの印刷以上の革命だ。

ウェブ上の動画で、お互いに学び、成長する。

なんてすばらしい世界、What a wonderful world!


でも、この動画で紹介したいのは、そこではありません。

私が良いなと思ったのは、クリス・アンダーソンさんが、最後のスタンディングオベーションが、自分じゃなくて、他人に向かうようにプレゼンを作っているところです。

自分もこういう人間でありたいなと思いました。

この記事は以上です。


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日系企業を3年未満で退職し、外資系9年目(3社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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