転職・仕事:何がしたいかわからない問題【この考え方で解決!】好きなことがわからなくても大丈夫です

転職・仕事:何がしたいかわからない問題【この考え方で解決!】好きなことがわからなくても大丈夫


何がしたいかわからない、好きなことがわからない、という方へ。

Follow your passion. (情熱を追いかけよう)

よく聞くこの言葉は、一見正しく見えますが、本当にそうでしょうか?

充実した人生とは、好きなことを見つけ、好きなことを情熱的にやること

= それができない人は、不幸な人

あなたの情熱はなんですか? 好きなことはなんですか?

って問い詰められている感じで、

「Follow your passion」が多くの人を苦しめていることも事実だと思います。


実際、私もこの問題で苦しんでいた一人でしたが、本記事で紹介する動画と出会い、私の悩みは解決しました。

結論からお伝えすると、

Follow your passion. (情熱を追いかけよう)ではなく、

Passion follows you. (情熱があなたについてくる)だったんです。


私は本当にこの動画に救われました。

あなたも同じ悩みを抱えているのなら、ぜひこの動画を観てほしいです。

記事本文で詳しく説明したので、ぜひご覧になってみてください。

こんな人に読んでほしい

  • やりたいこと、好きなことがわからない人
  • 今の仕事でいいのか、転職するかで悩んでいる人
  • 将来の仕事選びに漠然と不安を感じている学生の人

この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。

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転職・仕事で、何がしたいかわからない人に見てほしい動画

世界で支持される新しい考え方:好きなことを探すのはやめよう


何がしたいかわからない人に見てほしい動画
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これは「何がしたいかわからない問題」から私を救ってくれた動画です。

(言語は英語ですが、日本語で説明しますので、安心してください)

現時点(2019年12月)で、再生回数は550万回以上、likeは14万以上

like(14万)/dislike(3700)比率は37.8(dislike1人に対してlikeが38人)。

再生回数、like数、like/dislike比率、どれを見ても、

世界的に支持されていることが数字からおわかりいただけると思います。

(ちなみに、TEDって何?という方は、下記の概要とまとめ記事をご覧ください)

TEDとは?

  • 世界最先端のアイデアを無料で発信している非営利団体
  • 講演者はビル・ゲイツ等の著名人や、世界トップの研究者も含む
  • 最も重要なのは広める価値のあるアイデアかどうかであり、無名の一般人も多数登壇
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世界共通の悩み:何がしたいかわからない

世界共通の悩み=何がしたいかわからない


この動画はなぜここまで世界に支持されるのでしょうか?

それは、「何がしたいかわからない」「好きなことがわからない」といった悩みは、世界共通だからだと思います。

スピーカーのテリーさんは、次のように言います。

But this idea that I had to know what I suppose to do now. I’m supposed to pursue this passion. It’s just bugged me. It always had.

私はこれから何をするかを見つけなければならない、という考え方。私はこの情熱を追いかけなければならない(という考え方)。この問題はとにかく私をバグらせた(ひどく困らせた)。いつもこれで困っていた。

And it’s that you have one singular passion and your job is to find it, and to pursue it to the exclusion of all else. And if you do that, everything will fall into place. And if you don’t, you failed.

あなたはたった1つの情熱を持っていて、あなたの仕事はそれを見つけ、他の全てを排除して情熱を追いかけること。そうすれば、すべてがうまくいく。これができなければ、あなたの人生は失敗。

This pressure starts really young and it goes your whole life, but it’s perhaps most pronounced when you’re graduating from school.

このプレッシャーはとても若い時期から始まって、人生の間ずっと続く。でもおそらく最も顕著なのは学校を卒業するときです。

“Wow, the world’s at your feet! What are you going to do now?”

「世界はあなたの言いなりよ(何をするのも自由よ)!あなたはこれから何をする?」

And it’s so intimidating. It’s like picking a major for life.

これはとても威圧的です。まるで、人生の専攻科目を1つ選ぶみたいな。

I mean this really, you know, forceful cultural imperative to chose your passion, it’s stressful to me, but it’s not just me, it’s everyone I talk to agrees with me.

つまり、これは本当に、わかるでしょ、自分の情熱を選ぶことは強制的で、文化的に避けられない。これは私にとって本当にストレスフルでした。でも私だけじゃなかったんです。私が話した人はみんな、同じ悩みを持っていたんです。

Anyway, I was such a mess when I was in my twenties. Such a mess. I was anxious and depressed and had no life to speak of.

とにかく、私は20代のとき(心も生活も)本当にグチャグチャでした。本当に酷かった。私は不安で、鬱になり、人に話せるような人生は何もありませんでした。

I was afraid. I was sure that I would pick the wrong one and get on the wrong train headed to the wrong future.

私は不安でした。私は間違った仕事を選び、間違った未来に向かう間違った列車に乗ってしまうだろうと、不安でいっぱいでした。

But this idea that everything you’re supposed to do should fit into this passion vertical is unrealistic. And I’ll say it - elitist.

しかし、あなたがこれからする全てのことは、この情熱の垂直線上にフィットしなければならない、という考え方は、現実的ではありません。私はこれを、エリート主義者(の考え方)と呼びます。

I was really boring, I thought something was wrong with me. But that’s the fear, isn’t it?

私は本当につまらない人間でした。私は何かがおかしいと感じていました。でもそれこそが、不安の正体じゃない?

That when someone asks you at a party, on a date, at a job interview, “What are you passionate about?” That you’er not going to have this wow compelling answer.

誰かがあなたにパーティー、デート、面接で「あなたが情熱を持っているものはなんですか?」と聞いてきたとき、自分には人に”wow”と言わせるような、説得力のある答えなんかない。

And that means that you’re not interesting, or ambitious, or that you don’t have a singular obsession, or scary talent that you hiding, and that your life isn’t worth living.

それが意味することは、自分には魅力もない、目標もない、こだわりもない、人が恐れるような才能を隠し持っているわけでもない、自分の人生には生きる意味なんかない。



私もまったく同じように感じていましたし、きっとこの記事をここまで読んでいるということは、あなたにも似たところがあるのだと思います。

私だけでも、あなただけでもなくて、世界の人も、同じことで悩んでいるんですね。

一人じゃないことがわかっただけでも、私は救われた気持ちになりましたが、この動画はここで終わりません。

じゃあ、どうすればいいの?という問いにも、しっかり答えてくれるんです。

解決のきっかけ:好きなことではなかったけど、やってみたら人によろこばれた

解決のきっかけ:好きなことではなかったけど、やってみたら人によろこばれた

  • Success fueled passion more than passion fueled success.
  • 成功は情熱の燃料になった、情熱が成功の燃料になるよりも。

続いてテリーさんは、彼女の悩みが解決したきっかけを語ります。

少し長いので、先に要約をお伝えしますね。

要約

  • まったく興味のない仕事だったけど、自分にもできそうだったから、とりあえずやってみた。
  • そうしたら、人によろこんでもらえた。
  • そうしたら、情熱が芽生えてきた。

実際のエピソードは、下記のとおりです。

結論の根拠となる、具体的エピソードなので、ぜひ読んでみてください。

When I got my first job as a magazine editor, in publishing, I was thrilled. But I had to take pretty big pay cut, because at the time I’d been a catalogue copywriter at a wig company. Laugh if you will, clearly you are and many, many people did. But wigs paid!

私が出版業界の雑誌エディターとして初めての仕事をゲットしたとき、私はワクワクしていました。しかし、給料は大幅に下がりました、なぜならその前はカツラ会社のカタログコピーライターをしていたからです。笑いたければ笑ってください、あなたや多くの人はたしかに笑います。でもカツラは儲かるのよ!

So I had to figure out a way to make some money. A friend of mine invited me to a jewelry party. I said, “What is a jewelry party?”

なので、私は追加でいくらかお金を稼ぐ方法を見つける必要がありました。友人が宝石パーティーに招待してくれました。私は「宝石パーティーって何?」と言いました。

I went and I had the best time. I was there hanging out, trying on jewelry, the salespersons having a great time, and I was like, “That’s a job? I could… I could do that” I mean ,really, she seems to be having a great time.

私はそこへ行き、最高の時を過ごしました。私がそこをうろうろし、宝石を試着していると、セールスパーソンはとても楽しそうにしていました。そして私はこう思いました。「これが仕事?私にも、、、私にもできそう。」本当に、そのセールスパーソンは楽しそうにしていました。

Now, I had no background in sales. And I had no passion for jewelry. I mean, honestly, my earrings cost $20 combined, all of them. And yet I was like, “I think I can sling silver jewelry to suburban mons, drinking daiquiris. Yes, I could do that.” And so I did it, I signed up, I became a Silpada Designs rep.

その時、私はセールスの経験はありませんでしたし、宝石に対する情熱もありませんでした。正直に言うと、私のイヤリングは、全部合わせて20ドルです。それでも私は「銀の宝石を田舎くさいマム達に売りつけられそう。うん、私にもできる」と思いました。そして私はそのとおりにしました。会社と契約し、スリパダデザインのセールスパーソンになりました。

Really, I was so awkward and afraid of selling. And then I got better, I got better, I started making some money, I started getting really passionate about it.

本当に、私はとてもセールスが下手で、売ることを怖がっていました。でもそれから、少しずつ上手くなって行き、いくらか稼げるようになりました。私はそれに対して本当に情熱的になって行ったんです。

Not just because of the money, but because what I realized was people wanted the stuff. They were happy to pay for it. I sold so much jewelry that year. I won a free trip to Saint Thomas. It’s true.

お金のためではありません。人々がそれを欲しがっていることに気づいたからです。彼らはそれによろこんでお金を払いました。私はその年たくさんの宝石を売りました。私はセントトーマスへの(褒賞)旅行を受賞しました。本当の話です。


結論:情熱(好きなこと)の奴隷になるな。情熱(好きなこと)の主人になれ。

情熱(好きなこと)がわかる場所

  • You don’t follow your passion. Your passion follows you.
  • 直訳:あなたが情熱(好きなこと)を追いかけるんじゃない。あなたの情熱(好きなこと)があなたの後をついてくるのよ。
  • 意訳:情熱(好きなこと)の奴隷になるな。情熱(好きなこと)の主人になれ。

いよいよテリーさんのプレゼンもクライマックスです。

結論の要約は、下記のとおりです。

要約

  • 情熱(好きなこと)は、仕事でも、スポーツでも、趣味のことでもない。
  • 人によろこんでもらえることをすれば、情熱は後からついてくる(それを好きになって行く)。
  • 情熱(好きなこと)を探すな。情熱(好きなこと)を従えろ。

さらに短く、1行にまとめるなら。

情熱(好きなこと)の奴隷になるな。情熱(好きなこと)の主人になれ。

です。

具体的にどういうことか? 実際のスピーチをお読みください。

Passion is not a job, a sport, or a hobby. It’s the full force of your attention and energy that you give to whatever is right in front of you.

情熱とは、仕事でも、スポーツでも、趣味のことでもありません。情熱とは、目の前のものが何であれ、それにぶつけることができる、全力の注意力とエネルギーのことです。

And if you’re so busy looking for this passion, you could miss opportunities that change your life. You could also miss out on a great love. Because that’s what happens when you have tunnel vision, trying to find the one.

もしあなたが情熱探しで忙しくしているなら、あなたは人生を変える機会を見逃してしまうでしょう。大きな愛(おそらく運命の人のこと)も見逃してしまうでしょう。なぜなら、それは、たった1つのものを見つけようとして、視野が狭くなっているときに起こることだからです。

Spend your time and attention, solving your favorite problems. Look for problems that need solving.

あなたの時間と注意力を、好きな問題を解決することに使ってください。解決が必要な問題を探すんです。

Be useful, generous. People will thank you, and hug you and pay you for it.

人の役に立ち、人に優しくなるんです。そうすれば、人々はあなたに感謝し、ハグし、お金を払うでしょう。

And that’s where passion is. Where your energy and effort meets someone else’s need.

情熱はそこにあります。あなたのエネルギーと努力が、他の誰かの必要性と出会う場所です。

That’s when you realize passion lives, and realize what you have to contribute.

その時、あなたは情熱の場所がわかり、何に貢献すべきかがわかるんです。

So don’t wait. Just start doing. Because to live a life full of meaning and value,

なので、(情熱が見つかるのを)待たないでください。ただ、今、始めるんです。なぜなら、意味と価値に溢れた人生を生きるために(必要なことは)、

you don’t follow your passion. Your passion follows you.

あなたがあなたの情熱(好きなこと)を追いかけることではなくて、あなたの後にあなたの情熱(好きなこと)がついてくることだからです。

意訳:情熱(好きなこと)の奴隷になるな。情熱(好きなこと)の主人になれ。


スティーブ・ジョブズの功罪




「Follow your passion(情熱を追いかけろ)」がここまで一人歩きした原因の1つに、

アップル創業者スティーブ・ジョブズさんが、スタンフォード大学卒業式で語った、伝説のスピーチがあると思います。

以下に一部を引用します。

動画の12:30〜

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma — which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.

あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きて時間を無駄にするな。他人の考えから生まれた教義にとらわれるな。他者の意見というノイズにあなたの内なる声を消させるな。最も大切なこととして、あなたの心と直感に従う勇気を持て。あなたが何になりたいか、それらは既に知っている。その他の全ては二の次だ。



言ってることはわかるんだけど、それは強者の理論というか、エリート主義というか。

誰もが自分に自信を持てるわけではない、一般ピープルには、かなりハードルが高いのも事実ですよね。

良くも悪くも、言葉の重みは、内容よりも、誰が言うかの方が強い。

アップルのスティーブ・ジョブズさんみたいな偉人に言われてしまうと、誰も反論できなくなってしまう。

スティーブ・ジョブズさんの言葉を否定するつもりもないですが、誰が言ったかはいったん忘れてみるのもいいんじゃないかな、と思います。

まとめ

  • Follow your passion.:好きなことを探し、見つける→好きなことを情熱的にやる
  • Passion follows you:社会でニーズのあるものの中で自分が興味のあるものを全力でやってみる→人々がよろこんでくれる→情熱が芽生えてくる


卵が先か、鶏が先か、みたいな問題にも見えますが、

Follow your passionしか選択肢がないと思っている人にとっては、聞く価値のある話だったと思います。

少なくとも、私はこの動画に救われました。

この記事が少しでもあなたの救いになれば、私もうれしく思います。


参考:プログラミングは需要がある

今の社会を考えたとき、プログラミングは社会に必要とされています

と言うわけで、やりたいことがなくて悩んでいる人は、とりあえずプログラミングをやってみるのがいいと思います。

プログラミングスクール選びの注意点はこちらを参考にしてください。

価格満足度No1
  • この記事を書いた人

Sushi GPT

日系企業を3年未満で退職し、外資系10年以上(4社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEICは対策なしのぶっつけで915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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