この記事を読んでわかること
- 日常英会話とビジネス英語の違い。
- ビジネス英語が日常会話より簡単な理由。
- 初心者こそビジネス英語から始めるべき理由。
この記事を書いた人
今年で外資系歴10年目、日本生まれ日本育ちの日本人です。TOEICは対策なしで915(2019年)。独学でここまできた経験を、日本人英語学習者のために共有しています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。
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日常英会話とビジネス英語の違い。
日常英会話の特徴
- 日常英会話とは、日常で使う英語のこと。
- 日常英会話の特徴は「なんでもありのフリーダム」。
日常英会話とは、文字どおり、日常生活で話す英語のことです。
私たちの普段の生活だと、友人、恋人、家族などとの会話をイメージしていただければ良いと思います。
具体的には、日常生活、慣習・制度、娯楽・レジャー、健康・医療、環境問題、ビジネス、科学技術、政治、法律、社会問題など、対象となるテーマが幅広いのが特徴。
一言で言うなら、「なんでもありのフリーダム」。
これが日常英会話です。
ビジネス英語の特徴
- ビジネス英語とは、仕事で使う英語のこと。
- ビジネス英語の特徴は「シンプル、丁寧、効果的」。
ビジネス英語とは、文字どおり、仕事で使う英語のこと。
少し補足すると、「あなたが仕事で使う英語」のことであって、「他人が仕事で使う英語」のことではありません。
具体的には、この動画によくまとまっていましたので貼っておきます。
以下は動画の要約です。
動画の要約
- 「ビジネス英語は一般英語より難しい」は正しくない。
- 交渉力はビジネススキルであって、英語力とは別物。
- ビジネス英語はシンプル、丁寧、効果的。
一般英語(日常英会話)
ビジネス英語
一般英語(日常英会話)とビジネス英語の例文を比較していただければ、ビジネス英語の方が文が短いことが、一目でわかると思います。
それは、つまり、シンプル(簡単)で、コミュニケーションとして効果的である、ということの表れです。
(丁寧さについても、「Hey」より「Hello」、ちゃんと「Please」と言う、「My name's」より「My name is」(略さない方が丁寧。日本語でも同じですよね。)、が丁寧です。)
日常英会話とビジネス英語はどっちが難しい?
英会話は日常英会話が一番難しい。
理由
一般的に簡単と思われている日常英会話こそ、実は一番難しい英会話なんですよね。
例えば、レストランでスタッフさんがしてくれる料理の話(食材の名前、調味料、調理方法)も日常英会話ですし、
極端に言うと、政治、経済、国際情勢、宗教、科学とかも日常英会話。
知らない単語がバンバン出てきますし、仮に英語として理解できても、その話題の知識がなければ、会話を広げることができません。
日常英会話に必要な語彙力や人間力(一般常識、異文化への理解、各トピックへの知識)は、本当にレベルが高いです。
英会話はビジネス英語が一番簡単。
理由
一般的に難しいと思われているビジネス英語こそ、実は一番簡単な英会話なんです。
正直、会議でもメールでも、ビジネス英語の定型表現を使いまわしてるだけですし、
トピックにもパターンがあるので、今何を話してるか、次にどんな話になるのかも、簡単に予想できます。
そもそも、自分の仕事のことは、自分が一番理解しているわけで、
英語以外の要素に足を引っ張られることなく、英語そのものに集中できます。
むしろ「フリートーク(日常英会話)が一番難しい。。。」
友人、同僚など、私の周りの英語ができる人は全員、この意見で一致しています。
日常英会話とビジネス英語なら、ビジネス英語から始めるべき。
特別な理由がない限り、ビジネス英語をおすすめします。
その理由は、以下の3点です。
- ビジネス英語の方が日常英会話より簡単だから。
- ビジネス英語なら丁寧な英語が学べるから。
- ビジネス英語なら、最短・最速で年収アップなど、人生を変えれるから。
ビジネス英語の方が日常英会話より簡単だから。
繰り返しになりますが、英語は、日常英会話より、ビジネス英語の方が簡単です。
であるならば、簡単な方から始める方が、自然ですよね。
難しい日常英会話から始めると、自信を失い、挫折するリスクが高くなってしまいます。
一方、小さなことでもいいから「できた!」という自信があれば、続けるモチベーションになります。
簡単なビジネス英語から始めることで、英語力と自信の両方を、一石二鳥で獲得することができます。
ビジネス英語なら丁寧な英語が学べるから。
よく英語に敬語はない、という誤解がありますが、事実は違います。
それを「敬語」と呼ぶかどうかはさておき、「丁寧な英語」というのは確実にあります。
ビジネス英語なら、その「丁寧な英語」を学ぶことができるので、
世界中どこで誰と話しても、恥ずかしくないマナーを身につけることができます。
友達同士の言葉づかいは、後から学べば十分です。
ビジネス英語なら、最短・最速で年収アップなど、人生を変えれるから。
突然ですが、ここに英語初心者のAさんとBさんがいたとします。
Aさんは日常英会話を、Bさんはビジネス英語からはじめました。
2人の未来はどうなっているでしょうか?
Aさん(日常英会話)
- 1年目:自分の仕事、趣味など簡単に話せるようになる(けど、社会問題の議論まではできない。まだ自分の英語には自信がない)。
- 2年目:少しずつ話せることが増えて、自分の英語で海外旅行をやり切れるくらいにはなる。
- 3年目:簡単な日常英会話はできるようになったけど、難しい日常英会話は自信ない。ビジネス英語は全く自信がない。年収は変化なし。
- 4年目以降:英語の勉強時間は、仕事以外の時間に何とか捻出。正直しんどい、朝も夜も眠い。そろそろビジネス英語を始めようかと考えている。
Bさん(ビジネス英語)
- 1年目:自分の仕事、会社など簡単に話せるようになる(レッスンで学ぶことがシンプルなので、何だか行けそうな手応えを得る)。
- 2年目:英語での会議や面接のやり方がわかる(本気で英語面接が行けそうな気がしてくる)。
- 3年目:日常英会話は苦手だけど、ビジネス英語はそこそこ自信あり。思い切って外資系に転職。年収●00万円アップ。
- 4年目以降:仕事中に飛び交うリアルな英語をガンガン吸収。給料をもらいながら英語力がさらに伸びておいしいと思っている。
極端な例かもしれませんが、わかりやすく書くと、日常英会話とビジネス英語では、これくらいの違いになり得ます。
そもそも、日常英会話を学んでも、日本で普通に生活している限りは、学んだことを使う場面はほとんどありませんしね。
もっとも効率的な英語上達ステップ
それに、社会人も学生も、英語以外にもやることがって、英語の勉強時間を作るのは本当に大変だと思います。
(私も経験がありますが、よっぽど意志の強い人じゃないと、続けられないですよね。。。)
でも、一日の大部分をしめる仕事中に、給料をもらいながら、リアルな英語をガンガン学べるようになったら、どうでしょう?
私の英語力は、外資系転職でこの状況になったことで、一気に伸びました。
今思うと、これこそがもっとも効率的な英語上達ステップだったと思います。
もっとも効率的な英語上達ステップ
- ビジネス英語を勉強する
- 英語ペラペラじゃなくてもいいから、英語を使う仕事に昇進/転職する
- 仕事中に給料をもらいながら英語を学ぶ
仕事以外の時間に、英語の勉強時間を作るのは大変ですが、まずは上記2までがんばる。
ここまでがんばってしまえば、上記3以降は自動エスカレーターみたいなもの。
英語環境に身を任せ、その中で自然に努力していれば、給料をもらいながら自然に英語力が伸びて行きます。
ビジネス英語なら、このもっとも効率的な英語上達ステップに、最短・最速で入ることができますし、
初心者の方は、先行者より出遅れているからこそ、最短・最速で結果が得られる、ビジネス英語から始めるべき、というのが私の考えです。
まとめ
まとめ
- 英会話は日常英会話が一番難しく、ビジネス英語が一番簡単。
- 英会話は特別な理由がない限り、ビジネス英語から始めるべき。
- ビジネス英会話なら丁寧な英語が学べる。
- ビジネス英語なら、最短・最速で年収アップなど、人生を変えれる。
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