アメリカのシンガーソングライターで日本でも大人気のテイラー・スウィフトさんから、令和元年へのお祝いメッセージが届きました。
テイラーから令和元年を迎えた日本のファンにお祝いメッセージが到着しました!!
「こんにちは。新たな時代”令和”の始まりをお祝いします。皆様、素敵なゴールデンウイークを!」#TaylorJP pic.twitter.com/ElMxEy0nAW— テイラー・スウィフト JP公式 (@taylorswift13jp) 2019年5月1日
5秒という短い英語ですが、私はここから学べることが3つあることに気づきました。
本記事は、このお祝いメッセージを題材に、英語の勉強をしてみたいと思います。
この記事を読んでわかること
- 英語にも敬語はある
- リスニングのコツ:発音の連結(リエゾン、リンキング)は無視してOK
- “have”と“will have”どっちが正しい?▶︎どっちでもいい。大事なのは気持ち。
この記事を書いた人
今年で外資系歴10年目、日本生まれ日本育ちの日本人です。TOEICは対策なしで915(2019年)。独学でここまできた経験を、日本人英語学習者のために共有しています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。
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テイラー・スウィフトの英語:5秒に学べる3つのこと
英語にも敬語はある
学びポイント1
- テイラー・スウィフトさんは、言葉を省略せずに、一字一句全ての単語を言葉にしている。
Ko n ni chi wa. I just want to say Happy Reiwa, and I hope you have a wonderful Golden Week.
こんにちわ。”令和”をお祝いします。皆様、素敵なゴールデンウイークをお過ごしください。
よく、英語に敬語はない、という誤解がありますが、事実は違います。
それを敬語と呼ぶかどうかはさておき、英語にも丁寧な言葉づかいというものは、確実に存在します。
では、その丁寧な言葉づかいとはどんなものなのか?
テイラー・スウィフトさんのこのメッセージが、まさにそれです。
具体例1
- フランク:I just wanna say ~
- 丁寧:I just want to say ~
具体例2
- フランク:Have a wonderful Golden Week.
- 丁寧:I hope you have a wonderful Golden Week.
上記2つの例から、フランクな表現は、単語数が少ない=言葉数を省略しているのに対し、丁寧な表現は全ての単語を一字一句言葉にしていることがわかると思います。
言葉を省略しない方が丁寧なのは、日本語でも同じですよね。
- あざす
- ありがとう
- ありがとうございます
正直、私はテイラー・スウィフトさんのことは詳しく知らなかったのですが、この丁寧なメッセージは第一印象良かったです。
スターになると、人間的に問題が出てくる人もいるのでしょうけど、テイラー・スウィフトさんは、常識のある大人という印象。
言葉にはその人の人となりが現れると言いますし、やっぱり、言葉づかいは大切ですね。
リスニングのコツ:発音の連結(リエゾン、リンキング)は無視してOK
学びポイント2
- 一瞬「I just wanna say ~」と空耳した「I just want to say ~」▶︎発音の連結(リエゾン、リンキング)は、早口の結果論。
よく、リスニングのコツに、「発音の連結(リエゾン、リンキング)を理解すること」が挙げられますが、私はこれを疑っています。
なぜなら、私は発音の連結(リエゾン、リンキング)の知識ゼロで、普通に英語がリスニングできるからです。
なぜそれでリスニングできるのかというと、発音の連結(リエゾン、リンキング)は、早口の結果論でしかなく、頭で考えてやるものではないからです。
今回の例だと、油断していた私は、「I just want to say ~」を「I just wanna say ~」と空耳してしまいました。
でも、聞き直してみると、テイラー・スウィフトさんは、ちゃんと「I just want to say ~」と言っている。
発音の連結(リエゾン、リンキング)は早口の結果論、という本質に、改めて気づく空耳でした 笑
別の例だと、kind of を カインダブ と意識して発音する人はいないはず。
カインドオブを早口で言った結果、カインダブっぽく聞こえるだけ。
thank you を、サンク ユー は言いにくい、だから、サンキュー。
発音の連結(リエゾン、リンキング)は、特別なことじゃなくて、自然なこと。
もし、リスニング力アップのために、発音の連結(リエゾン、リンキング)を一つひとつ頭で暗記しようとしている人がいたら、それは勉強の効率が悪いので、やめることをおすすめします。
それよりも、いろんな人の、いろんな英語をたくさん聞くとか、文法や熟語をしっかり覚えるとか、そっちの方が勉強の効率が良いです。
ここがしっかりできていれば、発音の連結(リエゾン、リンキング)は、早口の結果論として、頭で考えずとも、自然に理解できます。
“have”と“will have”どっちが正しい?▶︎どっちでもいい。大事なのは気持ち。
学びポイント3
テイラー・スウィフトさんのメッセージを聞いた時、下記の2つの違いについて、改めて疑問に思いました。
- I hope you have a wonderful Golden Week.
- I hope you will have a wonderful Golden Week.
「素敵なゴールデンウィークを。」というのは、未来のことも含んでいるわけで、“will have”とは言わないのでしょうか?
で、ちょっと調べてみたんですが、結論、わかりません!笑
英語ネイティブのテイラー・スウィフトさんが「have」と言っているので、正しいのはこっちなんでしょうけど。
何が言いたいかというと、テイラー・スウィフトさんがメッセージをくれたことがうれしいのであって、細かい文法のことなど、どうでもよくね?っていうことです。
大事なのは、気持ちなんだから、細かい文法ミスを怖がらず、自分の気持ちをどんどん英語で発言して行こうってこと。
テイラー・スウィフトさんのメッセージを、あなたがうれしいと思ったのと同じように、あなたが気持ちを込めて発信した言葉なら、仮に文法が間違っていても、相手には必ず伝わります。
そう言い切る根拠は、私は世界100都市を旅し、グローバル企業で10年目になる経験があり、その中で、文法は間違えているけど、はっきりと伝わる英語というものを、たくさん聞いてきたからです。
大事なのは気持ち。
今回、テイラー・スウィフトさんの5秒のメッセージから、そのことを改めて感じました。
まとめ
まとめ
- 英語にも敬語はある。
- リスニングのコツ:発音の連結(リエゾン、リンキング)は無視してOK。
- “have”と“will have”はどっちでもいい。▶︎細かい文法より、大事なのは気持ち。
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