メディカルライターに必要な英語力【必須ではない、でも英語ができれば仕事の幅は広がる】

メディカルライターに必要な英語力(必須ではないけど英語ができれば仕事の幅は広がる

とんかつ
メディカルライターに転職したいけど、英語力はどれくらい必要?
読み書きだけじゃなく、英会話力も求められる?
やきとり



この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。

メディカルライターには未経験から転職して現在3年目。この記事は実際に業務をする中で感じたことを書いています。

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メディカルライターに必要な英語力

メディカルライター/メディカルライティングに必要な英語力

結論から言うと

英語力は必須ではないけど、あった方がベター。

以下、3段階に分けて説明します。

英語力がなくてもメディカルライターになれる

英語の読み書きも、会話も、全くできなくても、メディカルライターになることは可能です。

その理由は、日本国内の仕事もたくさんあるからです。

実際、今、わたしが所属している会社にも、こういう人がいます。

でも、この人が担当しているのは、日本国内の仕事のみで、たまに英語が必要なときは、英語ができる人にお願いして、なんとかやり過ごしているのが実情です。

英語力がなくても、メディカルライターになることはできますので、英語力不足を理由に、メディカルライターへの道をあきらめる必要はありません。

しかし、英語ができれば英語案件を担当でき、仕事の幅は確実に広がりますので、英語力は無いよりも、あった方がいいです。

読み書きができれば、英語案件を担当できる

英会話が苦手でも、読み書きできる英語力があれば、英語案件を担当できます。

ここで言う英語案件とは、下記の2とおりを指しています。

  1. 日本チーム主導の英語文書作成
  2. 英語正本の翻訳

1. 日本チーム主導の英語文書作成

例えば、治験総括報告書は英語で直接書くことがほとんどです。

その執筆者が日本のメディカルライターになる場合、その試験はほぼ日本国内試験ですから、内容を議論するメンバーもほぼ日本人になります。

したがって、内容は日本語で議論ができて、執筆するときだけ英語で書くことになります。

このように、読み書きさえできれば、英会話に自信がなくても、十分にメディカルライターの仕事はつとまります。

2. 英語正本の翻訳

治験薬概要書や治験実施計画書が海外で作成された場合、正本の言語は英語になります。

日本にはその英語正本がおりてくるので、日本のメディカルライターは日本語版を作成するのが仕事になります。

読み書きさえできれば、この仕事は十分にこなすことができます。

英会話に自信がなくても心配は要りません。

多くの場合、日本のメディカルライターは、英語正本の内容を議論すること(多くは電話会議)には、あまり参加しないですし、仮に参加しても、基本的には聞いているだけなので、心配というより、むしろチャンス。

聞くだけの気楽な立場で、海外のメンバーが英語で議論しているのを聞けるのは、最高の英語リスニング練習になります。

超おいしいチャンス

この状況は、英語が苦手な人にとっては、爆速で英語力をアップさせるチャンスです。

会議を録音して、後で何度も聞き返して、みんながよく使っている単語、フレーズ、構文をメモして、パクるんです。

わたしは外資系に転職後、こうやって英語力を伸ばしてきました。一般的な英語教材よりも、ずっとリアルで、はるかに効果的な勉強方法として、おすすめです。


グローバル製薬企業のメディカルライターとして上を目指すなら、読み書きも会話も、高い英語力が必要

グローバル製薬企業のメディカルライターとして上を目指すなら、読み書きも英会話も、求められる英語力はとても高くなります。

  • 読み書き:治験薬概要書、治験実施計画書、総括報告書、申請書類(CTD)の英語正本を、英語で直接書けるレベルが求められる。
  • 英会話:各文書で未解決コメントがあり、チームでの会議が必要な場合、自らグローバルの電話会議を設定し、ファシリテーターとして会議をリードし、チームの意見をまとめられるレベルが求められる。

しかし、ここまで求められるのは、製薬企業の中でも、ごく一握りの人のみなので、心配は不要です。

日本人でここまでできる人は限られていますし、普通は海外のメディカルライターがこの役割を担当するからです。

グローバル製薬企業で、バリバリ働いて、上を目指したい!

という人以外は、自分には関係のないことと思っていいと思います。

英文メディカルライティングの勉強におすすめの本

英文メディカルライティングの勉強をしたい方には、こちらの本がおすすめです。

おすすめの理由は、タイトルにもある「世界に通じる」というところ。

英語は世界の共通語ですから、「ネイティブが使う英語(ネイティブにしか通じない英語)」はもはや時代遅れ。

ライティングに限らず、スピーキングも、非ネイティブにも一発で伝わる英語が、本当に伝わる良い英語です。

アマゾンにネガティブなレビューがあるので、そう感じる人もいるのかもしれませんが、私は読んで良かったと思える本だったので、ここでおすすめ本として紹介します。

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まとめ

まとめ

  • メディカルライターに英語力は必須ではないけど、あった方がベター。
  • 読み書きも会話も、全くできない → 日本国内の仕事だけを担当する。
  • 読み書きはできるけど、会話はできない → 英語案件を担当できる(グローバル電話会議は基本聞くだけ=最高のリスニング教材で英語力アップのチャンス)。
  • グローバル製薬企業のメディカルライターとして上を目指すなら、読み書きも会話も、高い英語力が必要
  • 英文メディカルライティングにおすすめの本:世界に通じるメディカルライティング―ネイティブライターが伝授する3Cs

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  • この記事を書いた人

Sushi GPT

日系企業を3年未満で退職し、外資系10年以上(4社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEICは対策なしのぶっつけで915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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