外資K物語 第10話:台湾で働いて、海外で働くという幻想から目が覚めた

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海外で働くって、カッコよさそうで、あこがれますよね。

海外在住者のSNS投稿はキラキラして見えるし。

それに対して日本は、謎のおっさん支配、満員の通勤電車、長時間労働。。。


じゃあ、海外に出れば、自分らしく生きられる?


私の答えは「必ずしもそうとは限らない」です。

問題の本質は場所じゃない、という考え方です。

なぜそう思うのか、私の経験を以下に書いていきます。

台湾オフィスで働いてわかったこと

前回記事に書いたとおり、私は台湾で2週間、台湾オフィスに勤務していました。

その結果思ったのは 「あぁ、台湾で働いても、何も変わらなかったな」 ということです。

ただ場所が東京から台北に移動しただけで、月〜金まで働くというサイクルは同じでした。

ただ言葉が英語や中国語になっただけで、生活パターンも日本と同じ。

台北オフィスのみんなの顔、性格、喋り方は、今まで日本で出会った誰かのそれに似ている。


仕事も日本でやるのと何も変わらず、何もかもがいつも通り。

東京のオフィス、東京の自宅、台北のオフィス、台北のTさんの自宅、どこでやっても仕事は同じ。


香港でも働いてみたい、と思うと同時に、行く必要もない。

どうせ香港に行ったって、言葉が英語や広東語になるだけで、月〜金まで働くというサイクルは同じだろうし、

香港オフィスのみんなの顔、性格、喋り方は、今まで日本で出会った誰かのそれに似いるのだろうし。


このことは、台北オフィスでの初日、月曜日の1日ですぐにわかりました。

その後、3日経ってダメ押し、確信付きで、完璧に理解しました。

「海外で働けば幸せになれる」は幻想

私に言わせてもらうと「海外で働けば幸せになれる」は幻想です。

問題の本質は日本or海外という場所じゃなくて、日本の悪しき伝統文化である、おっさん支配、満員電車、長時間労働。

これらを解決するためには、海外就職も1つの選択肢だけれど、それは唯一の解ではなくて、日本で外資系企業に転職する、という選択肢もあるわけで。

この記事は、その選択肢へ目を向けるきっかになればと思い、書いています。

海外で働くことの本質

私の意見では、海外で働くことの本質は、「プライベートでどの文化の影響を受けたいか」 ということです。

つまり、海外生活とは、仕事の問題ではなく、私生活の問題。

私生活において、どの国の常識や言語の影響を受けるか、受けたいか、という問題です。


常識や言語は、母国のと似てるほど快適、でも成長は少ない。

母国のと異なるほど大変、でも成長は多い。


世界一周経験者の私に言わせると、自分探しの旅と一緒で、ただ海外に出るだけでは、何も変わりません。

1日の大部分を占める仕事は、相変わらず日本と同じことの繰り返しになるでしょう。


あとは、残された私生活の時間を、どのように過ごすか。


ここで問題になるのは、その国の文化や言語に興味があるかどうか。

これがしっかりしていれば、海外に出ることはプラスの変化を生むでしょう。

逆に、これなしで、ただ海外に出ただけでは、あれ、こんなはずじゃなかった、、、となってしまうのではないでしょうか。


日本企業の労働環境が嫌なだけなら、外資転職で解決しますし、そのハードルは、海外移住よりずっと低いです。

もしあなたが、過去の私のように、海外に幻想を持っていたのであれば、今一度考え直してみることをおすすめします。


それでも海外に行きたい!という場合は、ぜひ行くべきです。

海外の文化や言語の影響を受けることで、人間としての視野が広がりますし、

新しい経験をした方が、人生を楽しめると思うので。

あまり知られていない海外就職の裏技

外資系企業での業務に慣れたら、同じ企業内で他の国のオフィスに移動する、というパターンもあったりします。

外から海外就職するのではなく、中から海外就職を狙うわけですね。

こっちの方が、ずっと楽だし、社内の仕組みを理解している分、現地での適応も簡単。

このパターンはあまり知られていないと思いますので、そんな選択肢もあるんだと、この記事が参考になれば幸いです。


今回は以上です。次回に続きます。

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  • この記事を書いた人

K

日系企業を3年未満で退職し、外資系9年目(3社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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