残業について語る時に私が語ること【毎日残業はおかしい】

残業について語る時に私が語ること【毎日残業はおかしい】転職しよう


突然ですが、あなたは残業が好きですか?

もちろん、好きなわけないですよね。

残業が好きな人なんていないと思います。

にもかかわらず、多くの人が残業しているという現実があります。

しかも日本では「残業=がんばってる」みたいな謎の美徳?があり、

「残業したくないは甘え」とまで言われることがあるようで、

多くの人がやるせない想いを抱えていることと思います。

そこでこの記事では、今年で外資系10年目になり、残業とはほぼ無縁の生活を送っている私の視点から、残業について言いたいことを好き勝手に書いて行こうと思います。

残業で悩んでいる方へ、何らかの参考になれば幸いです。

この記事を読んでわかること

  • 残業は全然偉くないし、そもそもすべきではない。
  • 残業ゼロの働き方は、決して夢物語ではなく、現実に、実際に、普通にある。
  • ホワイト企業に転職すれば残業問題は解決する。
  • 会社が変わるのを待つより、自分が変わる方が早いし簡単。

この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。

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(月平均=24.9時間)毎日残業はおかしい!

15000人の平均残業時間を大手転職エージェントのデューダが調査した結果は、

  • 平均24.9時間/月
  • 最少10.3時間/月
  • 最多41.6時間/月

とのことでした。

月の労働日を20日とすると、

1日あたりの残業

  • 平均1.25時間/日
  • 最少0.52時間/日
  • 最多2.08時間/日

少ない方はいいとして、平均~最多を丸めると、

1日あたり1~2時間の残業をしていることになります。

仮に9時始業で、8時間勤務、お昼休憩1時間とした場合、定時で18時。

そこに残業が加わると19~20時に終業。

帰りの通勤で1時間とすると、家につくのが20~21時。

それから食事して、21~22時。

仮に24時就寝とすると、残り時間は3~2時間。

お風呂や家事もあるし、子供のいる方だとさらに時間がかかり。

自分の時間ってほぼ残らないですよね。。。


「1日あたりの残業は1~2時間」とだけ聞くと、数値的には多くない印象ですが、私たちの持ち時間を考えると、この1~2時間が大きい。

家族や恋人との時間、趣味に使う時間、英語やプログラミングなど何らかの勉強の時間。

私たちはロボットではなく人間なので、疲れもたまりますし、感情もあります。

ただ物理的に生きてればいいというものではないですよね。

生活の中に、何かしら喜びや楽しみみたいなものがないと、やってられません。

だからこそ、毎日の1~2時間が大きい。

毎日1~2時間、自由時間が増えたら、どんなに生活の質が改善することか。

私たちは、この1~2時間をあきらめるべきではありません。

残業したくないは甘え?いやいや、残業する方が甘えてる!

残業したくないは甘えなのか?(残業は全然偉くない)

あなたの残業=上司の無能

上司の仕事には、あなたの残業時間を管理することも含まれます。

したがって、あなたの残業=上司の無能なんです。

上司の仕事は、あなたの能力で、残業なしで、処理できるくらいの仕事を与えること。

これができてない=上司の無能です。

そうは言っても仕事がたくさんありすぎて、上司にもどうすることもできない?

確かにそういう状況もあると思いますが、その場合は、上司の上司が無能なだけ。

こうやって上に辿っていくと、最終的には、社長が無能ということになります。

仮に、社長が(能力的に)有能だったとしても、社員に残業させることを放置する=人間的に問題があります。

例外的補足

会社が急成長するダイナミズムを感じられる、社会的に意義のある仕事をしている、残業をすることで自分が成長できるなど、社長、上司、部下の全員が納得、合意した上で残業しているなら、労働基準法を守っている限り、全く問題はないと思います。

でも、一般的に、そのような会社は少ないですよね。


残業する人は無能、残業しない人は優秀

先ほどは上司や社長の無能について書きましたが、今度は部下側の話です。

当たり前の話ですが、同じ仕事を8時間でやるAさんと、10時間でやるBさんなら、Aさんの方が優秀ですよね。

もしも残業しているBさんの方ががんばっていて、定時で帰宅するAさんががんばってないみたいな風潮があるなら、その会社は絶対におかしい。

  • Effort-Driven:努力に駆動される=努力主義
  • Result-Driven:結果に駆動される=結果主義

私が外資系に転職した初日、メンター(教育係)から、このように言われました。

「日本企業はEffort-Driveだったかもしれないけれど、外資系企業はReulst-Driveだからね。」

「どんなにがんばっても、結果が出なければ意味はないし、評価もされないよ。」

「逆に、結果さえ出していれば、先に帰宅しても全く問題ないから。」

この言葉を聞いたときは、素直にうれしかったです。

私もResult-Drivenの方が好きなので、この会社は自分に合っているなと思ったものです(実際そうでした)。

周りの先輩社員たちはバンバン定時やフレックスで早めに帰宅していくので、外資系に慣れるまで苦労していた私は、一人でオフィスに残りながら、自分の無能ぶりを感じたものでした。

でもそれは自分の力不足なだけだし、そこに残業代ももらっていたので、むしろ会社には感謝。

早く定時内に処理できるように成長します!っていう気持ちでがんばっていました。

残業は全然偉くない

みんなもうわかってますよね、残業は全然偉くないって。

それなのに

  • 定時だと帰りにくい
  • 先に帰る人に対して「なんだよ」的な空気がある
  • 上司や先輩がなかなか帰らないから後輩の自分は帰りにくい

とかあるとしたら、その会社は絶対におかしいです。

仕事量を管理できていない、時間内に仕事を完了できない、という能力的な観点からも、

残業を放置し続けるという道徳的な観点からも、

その会社に将来性はないでしょうね。

そもそもの大前提として、偉くもないことを偉いとしてしまうその価値観に全く共感できず、そのような会社に勤めているとこちらの気持ちまで滅入ってしまうという意味で、そんな会社からはさっさと転職して出て行くべきです。

残業してまで働きたくない!2つの解決方法

残業してまで働きたくない!2つの解決方法。

1. 上司に相談する

今すぐできるのがこれですね。

自分の能力と抱えている仕事のギャップを伝えるのはもちろんですが、できない理由を言うだけだと印象が良くないので、どうすればできるのか、例えば、こんなサポートが欲しいなど、を伝えられると良いですね。

外資系企業だと、Job Descriptionという文書に、職位ごとの役割が書いてあるので、Job Descriptionと今の仕事のギャップも伝えられると、説得力が増します。

これに対して上司がどのように反応するか?ちゃんと解決してくれるか、結局何も変わらないのか?これがブラック企業とホワイト企業を見分けるリトマス試験紙になります。

つまり、上司への相談は、現状の解決を目的としてはいるものの、もっと深いところでは、その会社がブラック企業かホワイト企業かを見分けることを目的としているんです。

(私の経験上、海外の上司に相談すると、即座にズバッと解決してくれます)

しかし残念ながら、日本では、上司に相談してもすぐに解決できないことの方が多いでしょうから、そこはあまり期待しないで。

あなたの相談に対して、上司と会社がどのように反応するのか?

ブラック or ホワイト

ここをしっかり確認しておきましょう。

2. 転職する

上司に相談して、今の会社がブラック企業だとわかったら、絶対に転職すべきです。

残業が多い=そもそも仕事量を管理できていない、ということですから、その会社の運営力にも不安あり。

そんな会社には将来性がないので、早めに見切りをつけるべきです。

ゼロ残業は、決して夢物語ではなく、現実に、実際に、普通にありますので、「みんなも残業してるし」とか「残業は仕方ない」とあきらめる必要は全くありません。

社会は広く、たくさんの会社があるので、今の会社が全てではありません。

もっと広く、外の世界に目を向けてみましょう。

最後に、最初の残業時間の話にも戻りますが、私たちはロボットではなく人間なわけで、ただ物理的に生きるだけの人生なんて悲しすぎますよね。

書類審査で落ちてもいい、面接で落ちてもいい、合格率100%の人なんていないので、大事なのは挑戦し続けること。

仮にどこかの企業に落ちたとしても、応募しなかった状態と何も変わらないので、私たちに失うものは何もありません。

転職活動は、私たちには得しかないおいしい活動です。

確かに、それでも、落ちたときはショックを受けるものですが、得しかないメリットと総合的に考えると、圧倒的にメリットが勝ります。

残業続きという現状を変えたいのであれば、落ちることを恐れず、ガンガン挑戦して行きましょう。

会社が変わるのと、自分が変わるのと、どちらが速くて簡単か。

答えは言うまでもありませんね。

(まとめ)残業について語る時に私が語ること

まとめ

  • 毎日残業はおかしい(月平均=24.9時間)
  • あなたの残業=上司の無能
  • 残業する人は無能、残業しない人は優秀
  • あなたの相談に上司と会社がどう反応するのか?→ブラックorホワイトを見分けるテスト
  • ゼロ残業は、決して夢物語ではなく、現実に、実際に、普通にある。
  • 会社が変わるのを待つより、自分が変わる(転職する)方が速くて簡単。

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  • この記事を書いた人

Sushi GPT

日系企業を3年未満で退職し、外資系10年以上(4社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEICは対策なしのぶっつけで915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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