外資K物語 第2話:外資系企業への転職 with ロバート・ウォルターズ ( Robert Walters )

外資K物語 第2話:外資系企業への転職 with ロバート・ウォルターズ ( Robert Walters )

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日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。

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外資系転職エージェント、ロバート・ウォルターズ(Robert Walters)




私の人生を変えることになるメッセージが、LinkedIn(リンクトイン)に届いた複数のメッセージの中に含まれていました。

それはグローバル転職エージェント、ロバート・ウォルターズのMからのものでした。


ロバート・ウォルターズとは?

英語を活かした転職に強い、転職エージェント。本社はイギリスのロンドンで、世界28ヶ国の主要都市にオフィスを構える。日本では英語を活かせる求人だけに特化。ラグビー日本代表のオフィシャルスポンサー。

▶︎ロバート・ウォルターズ公式サイト



Mとは今でもつながりがあって、半年に一回くらい、お互いの状況をアップデートし合っています。

今のMは別のグローバル転職エージェントに移籍して、けっこうなお偉いさん。

私が信頼する転職エージェントの1人です。


Mと私は、Linkedinのメッセージで、この日の何時に電話で話しましょう、というアポイントを確定しました。


そしてその日、その時、

“Hi, K-san.”


え、英語???


初めての外資系転職エージェントだったので、最初はびっくりしてしまいましたが、何社もの転職エージェントとやりとりした経験から、外資系転職エージェントはどこもこんなものでした。


これは私の推測ですが、彼等はこちらの英語力を試しているのだと思います。

私やあなたに、本当に外資系企業に推薦できるほどの英語力があるのかどうかを。


いずれにしても、Mは礼儀正しく、ユーモアもあり、日本語も話せて、とても好印象でした。

私たちは、次は対面で話し会うことにして、スターバックスでのアポイントを確定しました。

バイリンガルエージェント

Mはもちろん、ロバート・ウォルターズの転職エージェントは全員日本語が話せます。どうしても英語が出てこない時は日本語で細かなニュアンスまで伝えられるので安心です。また、彼等と英語で話すこと自体が、英会話の練習、英語面接への練習にもなり、当時の自分にとってはありがたい相手でした。

初めての対面 with 外資系転職エージェント

Linkedinのメッセージから3日後、Mと私は、品川のスターバックスで初対面を果たしました。



私はMに、現在の状況、将来の希望、これから世界一周の旅に出るから、転職活動はその後で開始したいこと、などを伝えました。


Mは私に、手持ちの求人案件の中から、私に合いそうな外資系求人をいくつも紹介してくれました。


「外資系の求人案件って、こんなにあるのか。」

「世界は広い。」

「今の会社に居続ける理由なんて、これっぽっちもないぞ。」

と、私は確信しました。


Mは本当にナイスガイで、プロフェッショナルでした。

転職エージェントとしてはもちろん、1人の人間として尊敬に値します。

だから今でも付き合いが続いているんですね。


今すぐ転職を考えていなくても、転職エージェントと会ってみることは、何の問題もないので、どうぞ気軽に連絡してみてください。


向こうも転職のプロですから、全員が全員、今すぐ転職したいわけではないことくらい、理解してくれています。

お互いに情報交換して、コネクションを作り、将来その時が来たらすぐ転職活動ができるように、そのための種まきをしておく、くらいの気持ちで、私は彼らと付き合っっています。

転職は時間がかかる?

何も準備していないと、なんだかんだで転職には3ヶ月はかかってしまいます。特に、英語の履歴書作成や、英語面接の経験がない場合、その準備でさらに時間がかかることが予想されます。

本気で転職したくなったとき、すぐ動けるよう、現職を1日でも早く辞めれるよう、現職以外の選択肢も知ることでメンタルを安定させられるよう、早めに転職エージェントと知り合い、準備しておくことが大切になってきます。

ロバート・ウォルターズは私が信頼する転職エージェントですので、よかったら使ってみてください。最初のステップは、以下のホームページから職務経歴書(日本語)または英文履歴書を送ることから始まります。

▶︎ロバート・ウォルターズ公式サイト

英文履歴書作成→英語の電話面接→対面面接

世界一周の旅から帰国した私は、再びMと連絡をとりました。

次のステップは英文履歴書の作成です。

外資系ではCVとかResumeと言います。

私がいる製薬業界では、CVと言うのが最も一般的なので、以降はCVで統一します。


私にとって初めてのCV作成でしたが、心配は無用でした。

転職のプロ、ロバート・ウォルターズのMがCV作成をサポートしてくれたためです。


Mと一緒に作ったCVは書類審査を通過し、次はシンガポールの人事部(外資系ではHR(Human Resource)と言います)との電話インタビュー(英語)が決定。


英語で電話インタビューなんて、もちろん初めてでしたが、それも心配無用。

Mが英語インタビューの対策をサポートしてくれました。

※外資系の面接でよく聞かれることなど、一般的なアドバイスはロバート・ウォルターズの公式サイトにありますので、興味がある方はそちらも参考にしてください。


本番の電話インタビューで聞かれたことは、日本語の面接で聞かれる一般的な内容のものばかり。

例えば

  • 過去の職歴
  • 志望動機
  • 現職の退職理由
  • 過去の成功体験と失敗体験
  • 自分の長所と短所
  • 最後に何か質問があれば

初めての英語の電話インタビューは、こちらが拍子抜けするくらいあっさりと通過することができました。

その後何社も英語の電話インタビューを受けた私の経験から、海外HRとの電話インタビューは、候補者を落とすためのものではなく、論外の候補者を足切りするためのものだと思います。

おそらく、話す内容はそんなに重要ではありません。なぜなら、HR担当者は、業務のことはわからないからです。

この時点では、英語で普通に会話ができれば問題ありません。文法も発音も、完璧じゃなくて大丈夫。質問に答えて、普通の会話ができればOKです。


次のステップは東京オフィスで、日本人との最終面接。

面接の言葉は日本語でしたが、一部、英語で質問され、英語力を試されたりもしました。

「あなたの趣味は何ですか?好きなことについて、英語で話してください。」


他社も含め、日本人面接官に英語力を試される場合は、こういうゆるい話題が多い傾向にあります。


私は、最終面接も無事に通過し、晴れて外資系企業へ転職することができました。

English changed my life

正直に言って、私には何の取り柄もありませんでした。

当時勤めていた日本企業に、私より仕事ができる人、頭のいい人はいくらでもいました。

私が英語を話せる言っても、ネイティブや帰国子女にはほど遠いレベルです。


でも、ほんの少し英語ができた、とりあえず行動してみた、というだけで、

居心地の悪い日本企業から快適な外資系企業に転職することができたのです。

書類や面接で落ちたって、受けなかった時と状態は変わらないし、

落ちても経験は残るので、とりあえず挑戦すればいいのだと思います。

Nothing to lose, everything to win.


外資系企業への転職というと、ネイティブや帰国子女のように英語ペラペラじゃないとダメ、と思っていた私には、拍子抜けの結果でした。

なんだ、外資系って、この程度でいいんだ(業界や職種にもよると思いますが)。

このことは、人に伝える価値があるのかなと思い、第2話にしてみました。


さて、無事に外資系企業への転職を果たした私でしたが、入社初日にいきなり試練が待ち受けていようとは、この時はまだ知る由もありませんでした。

次回に続きます。

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Sushi K
2社とも、日本で言うならリクルート・エージェントとデューダの2大巨頭、PCのOSならアップルのMacとマイクソソフトのWindowsみたいなもの。求人の質と量からコンサルタントのサポート力まで、とりあえず登録マストと言って間違いない、鉄板の転職エージェントです。





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Sushi GPT

日系企業を3年未満で退職し、外資系10年以上(4社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEICは対策なしのぶっつけで915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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