海外の働き方、考え方、日本との違い【おかしい 時代遅れ 改革】

海外の働き方、考え方、日本との違い【改革、おかしい、時代遅れ】

日本の働き方はおかしい、時代遅れ、ということで、働き方改革がさけばれて久しいですが、

外資系歴10年以上の私からすると、まだまだ日本の働き方にはおかしなところがたくさんあります。

コロナ禍においても、相変わらず多くの人が出社し満員電車は続いているようですし、

残業の常態化、取りにくい有給休暇、長期休暇、育休産休、並びに職場でのハラスメントなど。

なぜ日本の働き方改革は遅々として進まないのか?

その答えはわかりませんが、日本の働き方はおかしい・時代遅れと言うからには、その根拠を示さないとフェアではないとも思います。

そこで、海外で働いている・働いたことがある日本人の方に、世界各国の働き方事情についてご寄稿いただき、それらの記事の要点をこの記事にまとめてみました。

まずはこの記事で、海外の働き方、考え方、日本との違いなど、概要をつかんでいただいた後に、気になる国の個別記事で詳細をご覧いただければと思います。

それではさっそく、世界はどんな働き方をしているのか、記事本文にて紹介していきます。

この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの日本人。外資系歴10年以上、TOEICは対策なしで915(2019年)。英語学習や外資系での経験を、発信・共有しています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。

海外の働き方、考え方、日本との違い【改革、おかしい、時代遅れ】

2021/9/2

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マレーシアでの働き方:多文化社会で、それまでの常識・価値観を揺さぶられる【海外の働き方】

2021/9/2

マレーシアでの働き方:多文化社会で、それまでの常識・価値観を揺さぶられる【海外の働き方】

私は現地資本の出版社で2011年末から翌年2月まで雑誌制作に携わりました(ヴィザの問題で退社)。 日本では出版社などで十数年の実務経験がありましたが、他国の出版事情に興味があり、広告で見かけた求人に応募、正社員として採用されました。 この記事では、マレーシア、クアラルンプールでの勤務体験をお伝えします。 この記事を書いた人 マレーシアのクアラルンプールで働いた経験んのあるM様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、外資系歴10年以上、TOEICは対策なしで91 ...

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韓国の働き方:自由だが困難も多い労働環境【海外の働き方】

2021/8/22

韓国の働き方:自由だが困難も多い労働環境【海外の働き方】

私は2019年から現在まで韓国のソウルにて働いています。韓国の大学を卒業後、韓国で働きたい一心で就職しました。 仕事内容はオンラインサイト運営やマーケティング、顧客対応などです。途中で転職もし、正社員と契約社員の両方を経験しました。 この記事では、筆者のベンチャー企業での経験と知人やニュースなどから得た一般論を基に、韓国の働き方や職場の現状についてご紹介します。 この記事を書いた人 韓国のソウルで働いているH様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、外資系歴1 ...

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2021/7/31

ドイツの働き方:長期休暇でリフレッシュし最大限の効率性【海外の働き方】

私は2015~18年にかけてドイツの工科大学の環境系研究室でポスドク研究員として働きました。 日本では10年間ほど東京でコンサルタントとして勤務し、2007年に渡豪して、オーストラリアでも計10年間の職歴があります。 この記事では、ポスドク研究員という特殊な仕事ではありますが、そこから感じることができた、ドイツの働き方について紹介していきます。 この記事を書いた人 ドイツで働いた経験のあるM様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、英語力をきっかけに外資系に転 ...

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ニュージーランドの働き方:家族との時間が何より大切【海外の働き方】

2021/7/27

ニュージーランドの働き方:家族との時間が何より大切【海外の働き方】

多忙な日本の飲食業界に7年間いた私は「もっと休みを自由に取りたい」と心機一転、ニュージーランドへやってきました。 この記事では、2016年から2021年の間に、ニュージーランドのブレナムでアルバイト、正社員問わず 様々な仕事を経験した私が感じたこと、日本との働き方の違いについてご紹介していきます。 この記事を書いた人 ニュージーランドで働いた経験のあるM様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、英語力をきっかけに外資系に転職し10年以上、現在4社目です(詳細プ ...

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カタールの働き方:厳しい労働条件の中でも仕事を楽しむ【海外の働き方】

2021/7/24

カタールの働き方:厳しい労働条件の中でも仕事を楽しむ【海外の働き方】

私は2017年から3年間カタール国ドーハに住み、フルタイムのCA(客室乗務員)として世界各国へのフライトに乗務しました。 カタールに移住する前は日系の会社で3年ほどCAをしていましたが、語学が得意であったため外資の会社への転職を決めました。 この記事では、カタールでの働き方やCAという仕事についてお伝えしていきます。 この記事を書いた人 カタールで働いた経験のあるA様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、英語力をきっかけに外資系に転職し10年以上、現在4社目 ...

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エストニアの働き方:IT先進国の効率的な仕事とプライベートの尊重【海外の働き方】

2021/8/22

エストニアの働き方:IT先進国の効率的な仕事とプライベートの尊重【海外の働き方】

私は日本の大学卒業後、エストニアの大学院に進学しました。 2018年から現在に至るまで、エストニアのタリンに住み続けたかったため、そこで正社員として勤務しています。 仕事の内容は、カスタマーサポート、営業、翻訳、そしてマーケティングなど多岐にわたります。 この記事ではエストニアでの働き方や、その経験を通じて感じたことをお伝えしたいと思います。 この記事を書いた人 エストニアで働いているO様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、英語力をきっかけに外資系に転職し ...

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カナダの働き方:移民の受け入れが進んだ国は、働き方もフレキシブル【海外の働き方】

2021/7/24

カナダの働き方:移民の受け入れが進んだ国は、働き方もフレキシブル【海外の働き方】

私は2021年1月~3月まで、カナダのバンクーバーで実習生として薬局で働いていました。 実習生とはいえ仕事内容は薬剤師に近く、調剤、お薬の説明、電話など様々でした。 日本で5年間薬剤師をした経験を海外でも活かしたいと今回の挑戦に至ったのですが、 この経験を通して感じた日本と海外の働き方の違いをお伝えして行きたいと思います。 この記事を書いた人 カナダのバンクーバーで働いた経験のあるP様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、英語力をきっかけに外資系に転職し10 ...

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イギリスの働き方:個々の幸せを尊重し互いに協力、プライベート優先【海外の働き方】

2021/7/24

イギリスの働き方:個々の幸せを尊重し互いに協力、プライベート優先【海外の働き方】

私は2020~2021年にかけて、イギリスのロンドンで働いていました。 1年更新の契約で、業務内容は貿易会社での商品売買のサポートや契約書など関連書類の発行です。 日本でも貿易企業で働いていましたが、結婚に伴いイギリスへ移住し、働くことになりました。 本記事ではイギリスの労働環境について、お伝えしたいと思います。 この記事を書いた人 イギリスで働いた経験があり、イギリス人と結婚されたU様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、英語力をきっかけに外資系に転職し1 ...

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オーストラリアの働き方:ワークライフバランスに優れた労働環境 海外の働き方

2021/7/24

オーストラリアの働き方:ワークライフバランスに優れた労働環境【海外の働き方】

私は2021年2月からオーストラリアのシドニーのIT企業にてインターンとしてソフトウェア開発に携わっています。 日本では新卒で入社した家具会社で小売業を3年ほど経験しました。 その後、夢であった海外勤務を実現するために渡豪しました。 この記事では、シドニーでの働き方や日本人の仕事観との違いをご紹介して行きます。 この記事を書いた人 オーストラリアのシドニーで働いているH様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、英語力をきっかけに外資系に転職し10年以上、現在4 ...

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海外の働き方・考え方1:労働環境

海外の勤務時間

オーストラリア:退社時間は自由。遅刻にも寛容。

イギリス:勤務時間は自己管理。大人としての常識の範囲内で自由が尊重される。

イギリス:時短勤務も可能。皆が家庭優先なので、そのために協力する雰囲気が職場に整っている。

カナダ:勤務時間は日本と同じ8時間。

エストニア:定時退社が基本。通院やヘアカットなど柔軟な調節も可能。

カタール:勤務時間が長く、連勤も多い(CA=客室乗務員)

ニュージーランド:定時で帰るのは当たり前の権利

ドイツ:勤務時間は自己管理、生活のペースに合わせて自由。

Sushi K
海外の働き方・考え方では「定時退社が当たり前」が多いですね。海外からすると残業して当たり前とか意味不明です。

海外の勤務形態:通勤 or リモート

オーストラリア:勤務形態は自由。会社ごと、部署ごとに決める。

イギリス:会社や個人に委ねられるが、コロナ禍を経た今、もう全員出社スタイルには戻らなそう。

エストニア:IT先進国だけありリモートワークが浸透。出社orリモートは個人次第。

ドイツ:出勤 or リモートは各自の自由。

Sushi K
海外の働き方・考え方では「通勤 or リモートは個人次第」が多いです。海外からすると、出社強制とか意味不明(コロナ禍は特に)。

海外の残業

オーストラリア:残業は必要に応じて。個人で対応できない場合は、プロジェクトレベルでスケジュールを再検討。

オーストラリア:残業は仕事への誇り。長時間勤務に対してではなく、誇りを持っている姿に感心する。

イギリス:ほとんどは定時で退社。残業は低評価につながる可能性があり、上司への積極的な相談が求められる。残業が常態化すると上司のマネジメント責任が問われる。

カナダ:残業はほとんどなく、時間内に仕事を終わらせる意識が日本よりも強い。

エストニア:残業は上司と部下の双方が合意しない限り違法。残業は1日最大4時間、1週間で8時間が上限。

カタール:残業も多いが給与面は高待遇。ハードワーク、ハイリターン(CA=客室乗務員)。

ニュージーランド:残業はしないさせない。

ドイツ:残業は本当に必要なときにやる。

マレーシア:残業はしても1〜2時間。定時退勤で問題なし。ぎりぎりまで質を追求するというよりは、与えられた時間の中で最善を尽くす方に力点がある。

Sushi K
海外の働き方・考え方では「残業はしないのが基本」が多いです。特にエストニアの「残業は違法」は興味深いです!海外からすると、日本みたいに残業して当然とか、長時間労働してると高評価みたいなのは意味不明。

海外の評価制度:成果主義・実力主義 or 年功序列

オーストラリア:実力主義。同じ勤続年数でも給与は人それぞれ。

イギリス:自分の実績は些細なことでも積極的に上司にアピールする必要あり。強気での交渉が大切。

カナダ:圧倒的に成果主義。同じ会社に長年勤務するだけではさほど評価されず、突然解雇されることもよくある。

エストニア:成果主義かつ同一労働同一賃金(パートタイムでもフルタイムの給料の時間割がもらえる)。

ドイツ:究極の成果主義。長時間労働で評価が上がることはなく、何か問題ありと疑われる。

Sushi K
海外の働き方・考え方では「成果主義・実力主義」が多いです。年功序列という概念はないようです。

職責・ジョブディスクリプション

オーストラリア:ジョブディスクリプションがあり、各自の仕事は明確に明文化。

イギリス:ジョブディスクリプションがあり、個人の職責は明確。事前の合意なしに要求された仕事に対しては賃上げを要求できる。

エストニア:ジョブディスクリプションで明記。明文化されていない仕事には意義を唱えることができる。

カタール:職責は明確で、各自がやるべき業務を遂行(CA=客室乗務員)

ドイツ:職責はフレキシブル。ジョブディスクリプションはあるけど、どこまで従うかは職場による。

Sushi K
海外は「ジョブディスクリプションあり」が多いです。外資系歴10年以上の私からすると、ジョブディスクリプションがあるのが当たり前すぎて、ジョブディスクリプションなしでどうやって仕事するだろう?と本当に理解に苦しみます。

海外のお客様との関係

オーストラリア:会社と顧客は対等な関係。

イギリス:無理をしないプロフェッショナルな対応。できないことはできないと論理的に説明することもスキルの1つ。

エストニア:お客様は神様ではない。対等という感覚は違うけれど、お客様だから偉いという感覚はない。

カタール:お客様との距離感は近い(CA=客室乗務員)

ニュージーランド:店員も客も自然体で、友達同士のように会話を楽しみます。平等性が浸透している。

Sushi K
海外は「お客様≠神様」が普通。人間同士お互いにリスペクトし合い、お客様が過剰な力を持つことはありません。

海外の働き方・考え方2:ワークライフバランス

海外の通勤方法、満員電車の有無

オーストラリア:満員電車にはならない。バスも多く混雑をうまく分散。

イギリス:中心部の地下鉄は満員になるが、朝のラッシュ時は運賃が上がるなど社会としての工夫がある。

カナダ:日本のような満員電車にはならない。バスは時間どおりに来ないことが多い。

エストニア:日本のような満員電車はない。バス、自動車、自転車で通勤する人が多い。

ニュージーランド:自動車通勤がメイン。大都市中心部では通勤ラッシュもあり。

Sushi K
海外は「満員電車なし」が普通。あったとしてもイギリスのように、社会としての工夫があるのは見習いたいですね。

海外の休暇

オーストラリア:有給休暇、長期休暇、育休産休が取りやすい。

イギリス:有給休暇は100%消化が当たり前。長期休暇や育休産休も取りやすい。

カナダ:有給休暇は長期でも取りやすい。移民も多く、長期休暇で一時帰国する人も多い。

エストニア:有給休暇は取りやすい。産休育休は男性も当たり前。会社に赤ちゃんを連れてくるのも普通。

カタール:有給休暇の消化率は100%(CA=客室乗務員)

ニュージーランド:4週間の有給取得が義務。長期旅行も一般的。首相自ら産休を取得しロールモデルに。産休をパートナーと(会社の壁を超えて)分け合うことも可能。

ドイツ:6週間の年次有給休暇の完全消化は労働者の権利。

マレーシア:有給休暇に加え、民族や宗教に関係する祝日多数。

Sushi K
海外は「有給休暇100%消化、長期休暇、育休産休は当たり前」。首相が産休を取得したり、パートナーと(会社の壁を超えて!)産休を分け合えるニュージーランドは見習いたいです!

海外の仕事とプライベートの優先順位

オーストラリア:プライベート優先の考え方が広く浸透している。期限内に仕事を終わらせるように工夫する。

イギリス:プライベート優先、仕事はそのための手段。お互いに休みをフォローし合う。

カナダ:プライベート重視で、時間通りに仕事を切り上る人が多い。

カタール:仕事とプライベートは良いバランス。仕事は一生懸命やるけれど、プライベートも思い切り楽しむ(CA=客室乗務員)。

ニュージーランド:家族、子供優先は当たり前。嫌な顔せず普通にフォローし合う文化が浸透。

ドイツ:働き者ではあるけれど、個人や家族との時間を最優先し、休暇はしっかりとる。

マレーシア:多くの人は仕事より家族優先。宗教祭日に礼拝に出かけるのも大切なこと。

Sushi K
海外は「プライベート優先」が普通。日本人はここが逆になっている感が否めず、日本の働き方はおかしい・時代遅れと言われても反論できないです。

海外の服装・身だしなみ

オーストラリア:顧客との対面がない限り自由。長髪や髭もOK。

カナダ:身だしなみは自由。タトゥーも一般的。

エストニア:ファッションは自由。ただし社外の人と対面するときは綺麗な服装。

カタール:日本とは比べものにならないくらい厳しい(CA=客室乗務員)。

ニュージーランド:服装の規定はほとんどなし。髪を染めたり、タトゥーも普通。

ドイツ:状況に応じた服装をすることが原則。

マレーシア:宗教的な理由から女性の服装に厳しい。」

Sushi K
海外は「髪色やタトゥーもOK」など比較的自由度が高いようです。日本にいまだにある男性はスーツ必須みたいな会社は、本当に理解に苦しみます。カタールは日本以上に厳しいようですが、これはカタール航空の話なので例外と考えて良いかもしれません。

海外の働き方・考え方3:人間関係

海外の上司と部下の関係

オーストラリア:フラットな関係。質問、問題提起、改善案も気軽に行える。

イギリス:フラットな関係。上下ではなく役割の違いでしかない。

エストニア:職場によって上下orフラットは異なる。個人の性格による。

カタール:比較的フラットだが、理不尽な上司も稀にいる(CA=客室乗務員)。

ニュージーランド:上司と部下はフラットな関係で、仕事仲間という感覚。ユーモアのセンスも重要。

ドイツ:上下関係は存在する。同僚同士でも、気心が知れるまでは名字で呼びあい、敬語を使いあうこともある。

マレーシア:「目上を立てる」「面子をつぶさない」感覚がある。

Sushi K
海外は「上下ではなくフラット」な関係が多いようですが、ドイツには上下関係があるようです(ドイツ語に敬語があることと関係しているのかもしれません)。

海外のハラスメント

オーストラリア:ハラスメントはなく、嫌なことは嫌、できないことはできないと言える。

イギリス:ハラスメントをなくそうという意識が社内全体に浸透。威圧的な態度、性差、人種差別に関する発言について、日本よりも敏感。

カナダ:ハラスメントは基本ないが、稀に日本人に対する差別もあり。

エストニア:エストニア人からはなかったが、移民からのパワハラはあった。

Sushi K
海外は「ハラスメントなし」が多いようですが、ゼロではないようです。社会全体の雰囲気としては、日本よりもハラスメントに敏感と言って良さそうです。

海外の職場の飲み会

オーストラリア:仕事終わりに近所のバーに行くことがある。自由参加なので欠席も自由。

エストニア:日常的な飲み会はあまりなく、仲のいい同僚とだけ。断るのも自由。

カタール:機会は多いが強制参加ではないので断ることもできる(CA=客室乗務員)。

ニュージーランド:職場の飲み会文化はなし。稀にあっても参加は自由で、ほどほどに切り上げて解散。

ドイツ:日本のような飲み会はなし。

マレーシア:宗教的なりうゆうから、「呑まない人」がいる前提の社会。

Sushi K
海外は「職場の飲み会はなし」が多いようです。あったとしても参加自由で、断るのも自由なようです。

日本の働き方はおかしい・時代遅れ?:海外で働いて学んだこと

海外で働いて学んだこと

オーストラリア:多様な文化・考え方を受け入れるられるようになり、いい意味で他人に期待しすぎない器量が持てた。

イギリス:自信を持って積極的にアピールすること。がんばっていればだれかが見ていてくれる、という待ちの姿勢では評価されない。

カナダ:英語力は初心者でもコツコツがんばればなんとかなる。恥ずかしがらない、あきらめないことが大切。

カタール:日本の常識が通じないこともあるが、それゆえに視野が広がり精神的にも成長できた。

ニュージーランド:健康第一!体も心も無理はしない。できないことは意思表示をする。

ドイツ:ドイツでは人々が約束を守り、仕事の質や信頼性を重視する点で日本と近く、働きやすかった。

マレーシア:互いに迷惑をかけるのはお互い様として、各自の得意分野で協力し合う雰囲気が働きやすかった。

Sushi K
様々な意見が寄せられて興味深いです。共通して言えるのは、海外に出ることで新たな視点が得られ、視野が広がるということでしょうか。

日本と海外の違い

オーストラリア:トライアンドエラーで仕事を進め、最初は混乱もあるが、チームとして最適な環境を作って行く。

イギリス:英語ができることはスキルとしてカウントされない。

カタール:日本は上下関係が厳しい一方で丁寧いな仕事がすばらしい。カタールは個々を尊重する柔軟性があり、給与や有給休暇の取りやすさが優れている。

ニュージーランド:自分を大切にするようになった。「きちんと休み、楽しんでまた働く」。人間らしさを大切にするのが当たり前。

ドイツ:日本には優れた部分を実感することも多いですが、働き方については、女性の地位向上など、改善の余地が大きいと思います。

Sushi K
一方的に日本がダメ、海外が良い、というわけではなく、それぞれに良いところ、悪いところがあるようです。良いところは維持して、悪いところは改善していきたいですね。

海外で働きたい人へのメッセージ

オーストラリア:日本で働いてから海外に出ることで、お互いの違いがわかり、知見を広げることができる。

カナダ:日本人のように真面目に仕事をする人は、その仕事ぶりを日本よりも高く評価されることもありますし、周囲の理解やサポートを得やすい。

カタール:日本を離れて働くにはそれ何の覚悟が必要なため、自分が何をやりたいかをよく考えた方がいい。

ドイツ:コミュニケーション能力、問題解決能力、環境適応能力などが鍛えられた。ただし、日本で安定的な社員にある立場の人が、実力成果主義の海外に出ることは、経済安定面でリスクが大きいとも思う。

マレーシア:海外勤務は勝手が違うことも多いので、「当たり前」「常識」と思っていたことが、そうでもないとわかった点は収穫でした。

Sushi K
海外で働くことで得られること、日本人としての強み、考えさせられたこと、経済安定面のリスクなど、様々な意見が寄せられました。

日本の働き方改革に期待?

私が思う日本の働き方の問題点を、いかに列挙してみます。

  • 通勤ラッシュの満員電車(コロナ禍は特に)。
  • 長時間残業と、それが評価される空気。
  • 仕事のせいでプライベートが犠牲になる。
  • ジョブディスクリプションなしで不明確な職責。
  • 理不尽な上司やハラスメント。
  • 職場の飲み会文化。
  • 有給休暇を100%消化しにくい、長期休暇が取りにくい、育休産休がキャリア悪影響になる。

これらはいずれ改革されて行くとは思いますが、それが達成されるのはいつのことなのでしょうか?

「バカは◯ぬまで治らない」という言葉がありますが、これらの働き方を作ってきた人たちが治ることに、私は期待できないし、していないし、この人たちが◯ぬまで改革は完了しないと思っています。

そうなると、私たちにできることはただ1つ、自分が変わることしかありません。

社会を変えるのは大変だし、実現可能性も低いけれど、自分を変えるのはそれよりずっと簡単で、実現可能性も高いです。

具体的には、英語を勉強し、外資系に転職するんです。

海外に出て働くのもいいとは思いますが、それには相応の覚悟が必要で、リスクもあります。

それに比べると、日本にいながら外資系企業に転職することは、ずっと簡単でリスクも低い。

日本にいても外資系企業であれば、日本のような働き方にはならないので、日本の働き方が嫌な人には外資系転職がおすすめです。

このブログは、英語と転職をテーマにして様々な記事を書いているので、興味のある記事からいろいろと読んでみてください。

なんらか少しでも参考になれれば幸いです。

(まとめ)海外の働き方・考え方

海外の働き方・考え方

  • ワークライフバランスに優れた労働環境(オーストラリア)
  • 個々の幸せを尊重し互いに協力(イギリス)
  • 移民の受け入れが進んだ国は、働き方もフレキシブル(カナダ)
  • IT先進国の効率的な仕事とプライベートの尊重(エストニア)
  • 厳しい労働条件の中でも仕事を楽しむ(カタール)
  • 家族との時間が何より大切(ニュージーランド)
  • 長期休暇でリフレッシュし最大限の効率性(ドイツ)
  • 日本の働き方改革:社会の変化を待つより、自分が変わる方が簡単で早い。英語力を身につけて外資系企業に転職するのがおすすめ。
海外の働き方、考え方、日本との違い【改革、おかしい、時代遅れ】

2021/9/2

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2021/7/24

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2021/8/22

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私は日本の大学卒業後、エストニアの大学院に進学しました。 2018年から現在に至るまで、エストニアのタリンに住み続けたかったため、そこで正社員として勤務しています。 仕事の内容は、カスタマーサポート、営業、翻訳、そしてマーケティングなど多岐にわたります。 この記事ではエストニアでの働き方や、その経験を通じて感じたことをお伝えしたいと思います。 この記事を書いた人 エストニアで働いているO様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、英語力をきっかけに外資系に転職し ...

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オーストラリアの働き方:ワークライフバランスに優れた労働環境 海外の働き方

2021/7/24

オーストラリアの働き方:ワークライフバランスに優れた労働環境【海外の働き方】

私は2021年2月からオーストラリアのシドニーのIT企業にてインターンとしてソフトウェア開発に携わっています。 日本では新卒で入社した家具会社で小売業を3年ほど経験しました。 その後、夢であった海外勤務を実現するために渡豪しました。 この記事では、シドニーでの働き方や日本人の仕事観との違いをご紹介して行きます。 この記事を書いた人 オーストラリアのシドニーで働いているH様に原案を寄稿いただき、ブログ管理人の私が編集しました。私は日本生まれ日本育ちの日本人、英語力をきっかけに外資系に転職し10年以上、現在4 ...

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英語学習には、何年もの地道な努力が必要で、近道などない。 これは半分正しくて、半分間違っている、というのが私の考えです。 確かに英語学習には何年もの地道な努力が必要ですが、近道はあります。 今までに何 ...

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  • この記事を書いた人

Sushi GPT

日系企業を3年未満で退職し、外資系10年以上(4社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEICは対策なしのぶっつけで915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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