「出社しない働き方」を在宅勤務歴10年が語る【リモートワーク・テレワーク】

在宅勤務歴10年の私が出社しない働き方を語る【リモートワーク・テレワーク】

今、在宅勤務(またはリモートワーク・テレワーク)という、出社しない働き方が注目されています。

事の発端は新型コロナウイルスによる世界的パンデミック。

2019年の11月に中国武漢で始まり、2020年1月にはWHOが緊急事態宣言、日本では4月に緊急事態宣言がなされ、国内外を問わない世界的なコロナ禍となっているのが今です。

しかしこの在宅勤務、注目されるのが遅すぎると言わざるを得ません。

と言うのも、アメリカでは早くも2000年代から在宅勤務という働き方が始まっており、在宅勤務は技術的にはとっくに可能だったんです。

今は2020年。日本の対応、遅すぎですよね。。。

私自身は2011年にアメリカ資本の外資系グローバル企業に転職して以来、出社と在宅勤務を適度に組み合わせる働き方をしており、今回のコロナ禍では100%在宅勤務の働き方をしています。

この記事は、在宅勤務の経験が約10年ある筆者が、在宅勤務について思うことを書いて行きたいと思います。



この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。

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出社すること自体に意味はない

在宅勤務(リモートワーク・テレワーク):出社すること自体に意味はない

見出しのとおりですが、出社すること自体に意味はありません。

本当に、心からそう思います。

(もちろん、物理的にモノを触る必要がある仕事は除きます)

対面で会うことが重要とか、紙とか、印鑑とかは、すべて変化したくない人の言い訳。

電話、メール、チャットでもコミュニケーションは取れるし、そんなに相手の顔が見たければスカイプすればいい(オンライン会議の定番システムWebExや、マイクロソフトのTeamsにはビデオがあるし、最近ではZoomもありますしね)。

紙の文書は電子媒体で保管できるし、印鑑は電子署名で代替できます。

(電子署名の世界的リーディングカンパニーであるアメリカのDocuSignは2003年サービス開始ですから、その気になれば2000年代から電子署名は導入できました)

いやマジで、出社して仕事するのと、在宅勤務するのとで、違いは全くなし。

在宅勤務する環境は整ってるのに、そのサービスを導入しない、変化しないのは、人間の(会社の)怠慢以外の何物でもないです。

100歩、いや100万歩ゆずって、それでもリモートな働き方にやりにくさを感じたとしても、それは現状維持を正当化する理由になりません。

時代の流れはリモートなんだから、時代に合わせて、自分も(会社も)変わるように努力しよう。

家だと仕事に集中できない?

集中できるように工夫しよう。

環境のせいにしないで、自分が変化することを考えよう。

それでも出社したい、自分は変化したくない、という人がいるなら、私から言えることはもう何もありません。

通勤ラッシュの満員電車やばすぎ

在宅勤務(リモートワーク・テレワーク):通勤ラッシュの満員電車やばすぎ

在宅勤務の話とセットになるのは通勤ラッシュの満員電車ですよね。

誰がどう考えても、通勤ラッシュの満員電車はやばすぎでしょう。

満員電車で出社してる人のうち、一体どれだけが本当に出社する必要があるのか、はなはだ疑問です。

ほとんどの人は在宅勤務で何の問題もないのでは?

自分のためにも、みんなのためにも、一人でも多くの人が、1日でも早く、在宅勤務という働き方を始めるべきだと思います。

在宅勤務歴10年から言えること

在宅勤務(リモートワーク・テレワーク):在宅勤務歴10年から言えること

Sushi K
冒頭で少し触れたように、私は約10年間、在宅勤務という働き方をしています。ここからは、そんな私の実体験にもとづいた、在宅勤務のメリットとデメリットについて書いて行きます。

在宅勤務のメリット

  1. 通勤時間の分、自分の時間が増える
  2. 音楽を聴きながら仕事ができる
  3. ちょっとした用事や家事育児に対応できる

1. 通勤時間の分、自分の時間が増える

ドアtoドアの平均通勤時間を調べたところ、だいたい45~60分でした。

往復だと2倍なので、1日あたり90~120分。

在宅勤務だと自分の自由時間がこれだけ増えることになります。

家族、恋人、友人との時間、自分の趣味の時間、英語やプログラミングの勉強みたいなスキルアップができるのも最高ですし、通勤に伴う疲労がなくなるも大きい。

在宅勤務にすることで、生活の質は確実に上がります。

2. 音楽を聴きながら仕事ができる

私は在宅勤務をしながら音楽を聴いています。

気分を上げたいときはロック系、リラックスしたいときはクラシックやジャズ系。

会社のオフィスではこんなことできないので、在宅勤務の特典として大いに楽しんでいます。

こんな働き方は不真面目でしょうか?

私はそうは思いません。

形だけの真面目に意味はなく、音楽でリラックスでき、仕事の成果が向上するなら、それが正義です。

3. ちょっとした用事や家事育児に対応できる

アマゾンなどでネットショッピングした商品が届いたのに、郵便受けに不在票が入っていた。

せっかく買った商品だから早く受け取りたかったし、配達員の方にも申し訳ない。

在宅勤務ができると、この問題が瞬殺で解決できます。

また、ちょっと市役所や銀行に用事があるとか、年に数回はあると思うのですが、在宅勤務ならこういうのも比較的楽に対応ができます。

お子さんがいる方なら、子供の面倒を見ながら仕事をできるのも大きいですよね。

また、仕事のキリのいい時や、ちょっとした気分転換で、洗濯機を回したり、洗濯物を干したり、料理の仕込みをセットしたり。

ちょっとやっておくことで、仕事と同時に進行できるので、大幅な時間節約になります。

結果的に、自分の時間が増えるし、ひいては生活の質が大きく向上します。

在宅勤務のデメリット

在宅勤務(リモートワーク・テレワーク):在宅勤務のメリット・デメリット

在宅勤務のデメリットはありません。

形式上、見出しを設けましたが、在宅勤務のデメリットはありません。

何かないかと考えましたが、本当に、何も出てこないです。

上司の視点で考えると、部下がサボるかも、という心配があるかもしれませんが、その考え方は完璧に間違っています。

部下のサボりは結果で検出しろ

  • Effort-Drive:努力主義
  • Result-Drive:結果主義

Effort-Drivenは努力を重視すること。Result-Drivenは結果を重視すること。

100歩、いや100万歩ゆずって、部下が数分、数十分、数時間サボっていたとしても、結果さえ出てればいいじゃないですか。

むしろサボる時間を作れるほど、効率的に仕事を処理した=優秀とも考えられますし。

それに、ガチのサボりは結果で検出できるので、そのときに部下の評価を下げればいいだけですよね。


仕事が営利活動である以上、努力自体に価値はなく、結果がすべてのResult-Drivenで動くべきです。

小さなサボりを検出するために時間を使い、神経を尖らせ、お互いギスギスするよりは、

そこは華麗にスルーして、結果で評価し合う方がお互いに楽だし絶対に気持ちがいいです。

その根拠は、海外の上司とリモート環境で仕事をしていた私の経験にもとづいています。


海外の上司は私の勤務時間やサボりのチェックはまったくせず、完全なる放置プレイでした。

それはお互いの信頼関係で成り立っていたこともありますが、本質的にはお互いにResult-Drivenで動いていたからです。

部下の私は、在宅勤務という働き方を気に入っている➡︎私はこの環境を失いたくない➡︎だから仕事はきっちりやる。

部下側にはこういう心理が働きますから、仕事はちゃんとやります。

結果が出ないほどサボるようなうましか部下は、評価を下げる、降格させる、在宅勤務禁止にするなど、煮るなり焼くなり好きにしてやればいい。

部下がサボるかも問題はこれで瞬殺解決です。

在宅勤務という働き方へ:会社が変わらなければ転職すべき

在宅勤務(リモートワーク・テレワーク):在宅勤務という働き方へ:会社が変わらなければ転職すべき

コロナ禍は個人、企業、国にとって変化するチャンスですし、お互いを見極めるリトマス試験紙でもあります。

コロナがあったのに変化する兆しがないとか、コロナが収まったら結局また元どおりとか、そういう会社は変化できないことを露呈している=将来性がないので、転職した方がいいと思います。

「生き残るのは強い種ではなく、変化できる種である」と進化論のダーウィンが言っているように、変化の早いこの時代に変化できないのは致命的にやばい。

(別に生き残るために生きてるわけじゃないので、ダーウィンの言葉自体はあまり好きじゃないのですが、自分が働く会社には生き残る側でいてほしいので、この言葉を使いました)

国が変わるのは難しいでしょうから、結局、個人が変わるのが一番簡単。

在宅勤務という働き方をしたい人は、コロナ中およびコロナ後の会社をよく観察してみてください。

もし会社が変わらない場合、個人で会社を変えるのは大変というかほぼ不可能なので、あなた自身が変わること、つまり転職することがもっとも楽に在宅勤務という働き方を手にれる方法になります。


Sushi K
あくまで確率論ですが、日系企業より外資系企業の方が在宅勤務できる可能性は高いです。外資系企業への転職については下記記事も参考にしてください。
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(まとめ)在宅勤務(リモートワーク・テレワーク)

まとめ

  • 出社すること自体に意味はない
  • 通勤ラッシュの満員電車やばすぎ
  • 在宅勤務のメリット:生活の質が格段に向上する
  • 在宅勤務のデメリット:特になし(部下のサボりは結果で検出しろ)
  • コロナへの対応は個人、企業、国のリトマス試験紙。
  • 会社が変わらなければ転職すべき。個人が変わるのが一番簡単。

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Sushi GPT

日系企業を3年未満で退職し、外資系10年以上(4社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEICは対策なしのぶっつけで915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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