初めての転職:よくある失敗3例と事前防止策【ここは絶対に注意したい】

初めての転職:よくある失敗3例と事前防止策:ここは絶対に注意したい

とんかつ
初めての転職で色々と不安。失敗したくないな。
めっちゃわかる。ありがちな失敗例と、その対策があれば、事前に知りたいよね。
やきとり
Sushi K
それなら、ここだけは絶対に注意したい!っていう、超重要なポイントに絞って、説明するね。
初心者の人に、細かいアドバイスをするのは後でいいよね。まずは、基本中の基本からお願いします。
うなぎ

この記事を読んでわかること。

  • 初めての転職でよくある3つの失敗例と事前防止策

この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの日本人。英語力をきっかけに外資系に転職し今年で外資系10年目、4社目。英語や転職をテーマにブログを書いています(詳細プロフィールはこちら▶︎)。

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初めての転職でよくある3つの失敗例と事前防止策

転職失敗例1:転職エージェントを利用せず、直接応募してしまう。

事前防止策

必ず転職エージェントを利用する。

よくある転職の大失敗例1つ目は、転職エージェントを利用せず、直接応募してしまうことです。

なぜ直接応募が良くないかというと、1人での転職活動には、以下のデメリットがあるからです。

1人のデメリット

  1. 職務経歴書・面接のアピールポイントが独りよがりになる。
  2. スケジュール管理が大変。
  3. 内定に対して落ち着いて意思決定ができない。
  4. 転職エージェントからの援護射撃を受けられない。
  5. コストがゼロだから、雑に扱われる可能性がある。
Sushi K
ここでは結論だけにとどめます。詳しい理由は、こちらの記事に分けてまとめました。
転職エージェント比較・組み合わせ:リクルート・エージェント、デューダ、ロバート・ウォルターズ
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転職が初めてで、転職エージェントって何?という方のためにも、お役に立てる記事になっていますので、参考にしてみてください。
うなぎ

転職失敗例2:転職先の仕事、社風、人間関係が思っていたのと違った。ブラック企業だった。

事前防止策2(x 3)

  1. 絶対に譲れない条件を明確にする。
  2. 労働条件、SNS、現場のチェックをしっかりやる。
  3. 違和感をそのままにしない。

事前防止策2ー1

絶対に譲れない条件を明確にする。

言い換えるなら、希望の転職先や志望動機が曖昧なまま応募しないことです。

なぜ転職したいのか?

転職で何を変えたいのか?

改めて、これらの点を明確にしておくことをおすすめします。

  • 年収
  • 勤務時間
  • 勤務地
  • 業務内容
  • 人間関係
  • 休暇の取りやすさ
  • 在宅勤務など柔軟な環境

可能な限り、全てを転職で勝ち取りたいところですが、その中でも特に、絶対に譲れない条件は何か?

それに合わない内定オファーはしっかりと断ることで、転職の失敗を防ぐことができます。

事前防止策2ー2

労働条件、SNS、現場のチェックをしっかりやる。

1. 雇用条件書や就業規則。

基本中の基本ですが、雇用条件書や就業規則は、内定受諾の前に、書面でしっかり確認するようにしてください。

この辺りが曖昧な企業は、ブラック企業である可能性が高いです。

2. 企業、社長、社員のSNS個人アカウント。

これらの言葉に共感できるか、できないかは、あなたがその企業に合うか、合わないかを判断するときの基準になります。

特に、社長や社員のSNSアカウントは、本音が漏れているケースもあるので、要チェックです。

3. 可能なら、職場見学や社員と話す機会を持つ。

デスクの上が、ドン引きするくらい散らかっている会社は注意が必要です。

なぜなら、そんな会社は、仕事のやり方も雑で、細かいとこまで管理できていない可能性が非常に高いからです。

社員の扱いも雑でしょうし、「社員を大切にする」なんて立派なことを言っていても、しょせんは口先だけの綺麗事でしょう。


社員と話す機会が持てると、さらにベターです。

あなたの質問に対して、社員の目が泳いだり、変な間があったり、目が死んでいたら、

いずれあなたもそうなってしまう可能性が高いので、注意が必要です。

事前防止策2ー3

違和感をそのままにしない。

面接で、仕事に関係のない、変な質問をされた場合は、注意が必要です。

変な質問の例

  • お酒は好きですか?
  • 彼氏・彼女はいますか?
  • 結婚してますか?
  • 子供はいますか?出産の予定は?

「お酒は好きですか?」は、仕事の後、飲み会に誘われる可能性が高いので、無駄な飲み会が嫌な人は、内定を断った方が良いです。

その他の3つは完全にセクハラです。

採用側の意図としては、結婚や出産の仕事への影響を懸念しているのだと思いますが、それらを気にしている時点で、その企業は完全にアウト。

彼氏、彼女、結婚、子供、これらに関係なく、全員の定時退社が原則ですし、性別にかかわらず出産休暇、育児休暇はいつでも自由に取れるべきです。

こんな質問をしてくる企業には、違和感ありまくりですので、絶対に行かないことをおすすめします。

外資系企業はセクハラや男女平等に厳しいので、外資を中心に転職活動をすると、こういうセクハラ企業との出会いを避けれておすすめです。

外資系でたまにある違和感

外資系企業に英語の職務経歴書(レジュメ)を提出したあとで、ごくたまに「日本語の職務経歴書も提出してください」、と言われることがあるのですが、私はその時点で選考を辞退します。

なぜなら、私が求めているのは真の外資系企業であり、英語力もマインドも日本チックな人たちとは一緒に仕事をしたくないからです(そもそも、日本語の職務経歴書は持っていなくて、作るつもりもありません)。

真の外資系企業に転職したい方は、英語の職務経歴書だけで行けるかどうかも、企業選びの参考にしてみてください。


転職失敗例3:精神的に追い詰められていて、本心では納得してない内定に飛びついてしまう。

事前防止策3

心と時間にもっとも余裕がある「今、この瞬間に」転職活動を始める。

これは私も過去にやったことのある失敗例でもあり、失敗経験者として多くの人に注意喚起したいことです。

現職に嫌なことが色々とあって、1日も早くその会社を辞めたくて、本心では納得していない内定に飛びついてしまいました。

そんな経験を経て今思う対策は、下記のとおりです。

事前防止策3

心と時間にもっとも余裕がある「今、この瞬間に」転職活動を始める。

理由 x 3

  1. 人は追い詰められると、冷静な判断が下せなくなるから。
  2. 今この瞬間が、心にも時間にも、最も余裕があるから。
  3. 転職エージェントに相談するだけでも精神的に安定するから。

理由1:人は追い詰められると、冷静な判断が下せなくなるから。

これは私自身の失敗体験から、痛感していることです。

その内定を受けるべきか、断るべきか、精神的、体力的、時間的に追い詰められていて、冷静な判断ができなかったことがあります。

だからこそ、転職活動は、心にも時間にも余裕があるうちに、始めておくべきなんです。

理由2:今この瞬間が、心にも時間にも、最も余裕があるから。

「今日という日は、残りの人生で最も若い日」、と同じ考え方です。

一度芽生えた会社への違和感、不信感、ストレスは、私の経験上、消えることはほぼなくて、大きくなる方向にしか進みません。

恋愛と同じで、ネガティブな感情は、貯めれば貯めるほど、爆発した時のパワーが大きいです。

そして、精神的、体力的、時間的に追い詰められ、冷静な判断ができなくなって行きます。

だからこそ、「今、この瞬間」が、心にも時間にも、最も余裕がある、と言えるわけです。

転職活動が後手後手に回ると、失敗する確率がどんどん高くなっていきますので、

それを避けるため、今この瞬間に、転職活動を始めることをおすすめします。

転職初心者によくある誤解

「転職エージェントへの登録」イコール「即、企業に応募しなければならない」ではありません

心と時間に少しでも余裕があるうちに、とりあえず転職エージェントに登録する。

そして、プロの転職エージェントと一緒に、

  • 履歴書・職務経歴書を作っておく
  • どんな求人があるのか把握しておく
  • 将来のキャリアプランを考えておく

今はこれらの準備部分だけを整えておいて、本気で転職したくなってから、希望企業に応募して行く、

という使い方も全然できるのが、転職エージェントです。

今できることは、今やっておくことで、転職活動の期間自体も短縮化できますし、それが辛い現職を1日も早く退職できることにも繋がります。

理由3:転職エージェントに相談するだけでも精神的に安定するから。

転職エージェントのサポートは多々ありますが、下記の2点は精神の安定にとても効果があります。

  • 転職に関する不安や悩みを聞いてもらう。
  • 実際の求人情報を見せてもらう。

話を聞いてもらうだけでも精神的に楽になりますし、たくさんの求人情報を見せてもらうことで、

  • 世の中は広い!
  • 今の会社が全てじゃない!
  • 今の会社がなくても、全然生きて行けそう!

という、前向きな気持ちになれます。


繰り返しますが、今の会社に一度でも違和感、不信感、ストレスを感じてしまうと、それらは雪だるま式にどんどん大きくなって行きます。

社内だけを見ていると本当に精神が滅入ってきますので、そんな時は、外の世界に目を向けてみてください。

精神的に安定するのでおすすめです。

1 Point Advice

転職活動は、可能な限り現職と並行して行うことをおすすめします。

一度退職して、無職の状態で転職活動をするのは、精神的に不安になるのでおすすめしません。

たまたま書類や面接に連続して落ちただけで、「もしかして永遠に転職できないんじゃないか?」っていう不安にかられますし、

相手企業に足元を見られて、年収を低くオファーされるリスクもあるからです。


まとめ

まとめ

  • 転職失敗例1:転職エージェントを利用せず、直接応募してしまう。
  • 事前防止策1:必ず転職エージェントを利用する。
  • 転職失敗例2:転職先の仕事、社風、人間関係が思っていたのと違った。ブラック企業だった。
  • 事前防止策2-1:絶対に譲れない条件を明確にする。
  • 事前防止策2-2:労働条件、SNS、現場のチェックをしっかりやる。
  • 事前防止策2-3:違和感をそのままにしない。
  • 転職失敗例3:精神的に追い詰められていて、本心では納得してない内定に飛びついてしまう。
  • 事前防止策3:心と時間にもっとも余裕がある「今、この瞬間に」転職活動を始める。



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  • この記事を書いた人

Sushi GPT

日系企業を3年未満で退職し、外資系10年以上(4社目)。現職はメディカルライターとして、新薬の開発/承認申請に関する文書を書いています。日本で生まれ、日本で育ち、日本で英語を勉強しました(TOEICは対策なしのぶっつけで915@2019年)。帰国子女でも留学経験者でもない、普通の日本人だからこそ伝えられることを、英語、転職を中心に発信していきます。詳細プロフィールはこちら

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